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メロンは恋しない  作者: 中須ゆうtive
レエド王国シリーズ
2/60

第1話 最終回

たくさんの歓声が聞こえる。

俺は誇らしげに表彰台に立っていた。


ナレーション「コンプリートトーナメント優勝はアイセカシロ選手!」


観客たち「わぁー!決まった!」

「すごいぞ!」

「おめでとうアイセ!」

 

ナレーション「優勝したアイセ選手には

メロン1年分が贈呈されます!」


観客たち「おおー!!スゴすぎる!豪華だ!」


テレビ局「ハリネズミテレビです!」

テレビ局「アライグマテレビです!」

テレビ局「カモノハシテレビです!」


アナウンサーたち「優勝した感想を一言お願いします!」


アイセ「メロン食べたい」


アナウンサーたち「深い!」


アイセ「えへへ…むにゃむにゃ…幸せだよぉ」


勝利の余韻に浸っているとどこからかピピピピと機械音が鳴っている


アイセ「むにゃ?」


俺は目を覚まし右手で時計を止めた


アイセ「夢かぁ」


優勝が現実ならメロンが食べ放題だった

頭からメロンが出てきそうな気分である

こういう最終回という名の夢を叶えたい

そんなことを考えながら身支度を整える


泊まっていたホテルのフロントで宿泊料金10カラーを払い外へ出た


※10カラー=10円 1カラー=1円


飲食店が並ぶ城下町の匂い。よく晴れた空。

今からどこへ行こうか考えていた。

すると人気のない路地裏から悲鳴が聞こえた。


そこには1人の水色髪のポニーテール少女が2人のガラの悪い大男に絡まれていた


ナンパ男1「嬢ちゃん遊ぼうぜぇ」


ナンパ男2「ちょっとだけでいいからさぁ」


ユキ「や、やめてください。いやです」


ナンパ男1「つれないこと言うなよ」


アイセ「ねぇその子嫌がってるよ」


ナンパ男1「あぁ!?なんだお前」


アイセ「そうカッカしないで。メロン食べる?」


俺はショルダーから小さいメロンを取り出した


ナンパ男2「はぁ?いらねーよ!」


そう言ってナンパ男は俺のメロンを手で弾いた


アイセ「…メロンを粗末にするな」


俺はそう言って鞘に手をかける


ナンパ男2「やる気か?」


ナンパ男1「この野郎!押し倒してやるぜぇ」


俺はナンパ男たちを一瞬で居合切りした

2人の大男が倒れるところを見たポニーテールは驚いた


ユキ「す…すごい」


アイセ「近頃の変態はカルシウム足りてないね

きみケガはないかな?」


ユキ「あの!その人たちの命は…?」


アイセ「大丈夫。これ木刀だから。血は出ないし、命に別条はないよ。」


ユキ「そうなのですね。

ありがとうございます。助かりました。

私の名はユキ コエル。」


アイセ「俺はアイセ カシロ。よろしく。」


ユキ「立ち話もなんですし、カフェ行きます?」


アイセ「いいね〜」


こうして俺はユキという少女とカフェに入った

席に着いた後、店員さんにミルクメロンココアを2つ頼んだ。


アイセ「これ美味しいよ」


ユキ「ミルクメロンココア?

初めて飲みます。いただきます。」


アイセ「どう?」


ユキ「とても美味しいです!」


ユキは満面の笑みだった

その笑顔を見て俺も心なしかココアが美味しく感じた


アイセ「それは良かった!

メロンも感動しているはずさ

ところで君は何故あの人たちにナンパされていたの?」


ユキ「明日開催されるトーナメントの受付の帰り道だったんです。

泊まれる場所を探していたら急に2人に付きまとわれてしまって。

そ・れ・と!私の事はユキって呼んでください」


アイセ「わかった。ユキ。

災難だったね。トーナメント出場ってことは冒険者?」


ユキ「はい!私は強力な氷魔法を習得するため冒険をしています!それで明日トーナメントが開催されるこのレエド王国に来ました!」


アイセ「トーナメント頑張ってね。俺も冒険者なんだ。」


ユキ「あの強さ…やはり冒険者でしたか。」


アイセ「気づくよね〜

俺の目標はコンプリートトーナメントで優勝すること!」


ユキ「あの幻の!?トーナメントを3回制覇すると挑戦できるあれですか??」


アイセ「そうだよ。この夢を実現させるために冒険者をしているんだ」


ユキ「すごい目標ですね!応援します」


アイセ「ふふっ。ユキありがとう。

そのためにも、まずは目先のトーナメントを優勝しなくちゃね。」


ユキ「トーナメントは何回出場されているんですか?

私は明日が初めてです!」


アイセ「俺も明日が初日。」


ユキ「あんなに強いのに!?意外です!」


話が弾んで2人はココアを飲み終えた


アイセ「泊まるところ紹介してあげるから着いてきて。」


俺は2人分の20カラーを払いカフェを出た


ユキ「えっ?ココア代よろしいんですか?」


アイセ「いいよ。楽しませてもらったお礼。」


そう言って俺が向かったのはホテルだ。


ユキ「ここ…ホテル?」


アイセ「うん。トーナメント出場者には国が宿泊施設をタダで貸してくれるんだよ。」


ユキ「知りませんでした。助かります!」


2人でホテルに入ってチェックインした

くつろいで夕食を食べる

バイキング形式だ


アイセ「もぐもぐ」


ユキ「はむはむ」


アイセ&ユキ「美味しい♡︎」


ユキ「しかしアイセくんが同い年だなんて驚きました」


アイセ「俺も。ユキって同じ16歳なんだね」


お話を沢山したあとホテルの部屋に戻った

そして寝室の2段ベッドで2人は横になる


ユキ「トーナメント。頑張りましょうね。

おやすみなさい。」


アイセ「ああ。勝ち抜いてみせるよ。おやすみ。」


2人は深い眠りについた

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