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辺境の村のモンスターテイマー  作者: スルメイカ
第一部・王都学園編
23/87

第21話 ディム山脈

前回のあらすじ

テイムの手伝い→冒険者を助ける

 エネのためにマンティスのテイムに付き合って、冒険者パーティを助け寮に帰ったエルクはすぐに寝ていた。


 今日は入学して3日目だ。内容の濃い2日を過ぎた今日3日目は何も予定が無かった。クラウは既に起きており、学園へ行く準備をしている。エルクはまだ布団の中で横になっていた。


「エルク~ そろそろ起きろ~ 時間なくなるぞ~」


 クラウが心配しだしたため、エルクは渋々起きることになる。


「おはよ~」


「おはよって、もうすぐ学園に向かわないと行けないぞ」


「もうそんな時間か~ 了解~ 急ぐよ~」


 入学3日目はのんびりとしたスタートだった。


 いつも通り集合場所でメルとエネが待っていた。エルク達はのんびりした所為で、若干いつもより遅れていた。遅れているといってもまだ学園に間に合う時間だから問題は無い。


「昨日はありがとうございました!」


「昨日も感謝してなかったっけ?」


「感謝は大事なんです!」


 朝からエネに感謝されるエルクとクラウ。余程テイムできたことが嬉しかったのだろう。エネは昨日よりもテンションが高いように思う。


 学園への道は基本的にメルとクラウの話にエルクとエネが相槌を打ちつつ会話に参加している。学園に着いてからも全員同じ教室のため、1時限目が始まるまでは話ずっと話しをしている。教室の中を見てみても、入学3日目でここまで仲の良いグループは無いようで、どこもぎこちない会話ばかりだ。


 1時限目が始まり、エルクは眠気と戦っていた。モンスターと戦う時はかなり強いエルクだが眠気には勝てないようだ。この3日間まともに授業を受けていない。大丈夫かと心配になる程だ。幸い学園のテストは実習のみなのでエルクにとっては簡単なことであった。


 エルクは暇すぎて暇すぎて寝ることも辞めてしまった。何をしようかと悩んでいると、久しぶりに自分を鑑定してみようと思ったのだった。


----------------------------

エルク 16歳 人間 モンスターテイマー

レベル:78

HP :18950

MP :22980

攻撃力:8157

守備力:7118

素早さ:11074

魔法 テイム 空間 土

能力 強心 共有 憤怒 連携 魔法抵抗 鑑定 共有 自己治癒 格闘 遠投 従魔強化 魔物言語 威圧 胆力 気配察知 隠蔽 幸運 意思疎通

称号 土龍の加護

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 エルクはビビった。いきなりイスから落ちるほどに驚いた。一瞬教室内がざわついたが、教師の一言で納まった。驚いた際に声を出さずにいれたのは、強心と胆力の能力のおかげだろう。その二つの能力を持ってしてもかなり驚いてしまったのは、それほど衝撃を受けたということであった。


「な、なんでだ・・・なにが起きたんだ・・・」


 エルクは混乱していた。学園に入学してから3日間ほぼ何も経験値を稼ぐ機会など無かったはずなのに、かなりレベルが上がっていた。そして思い至った。ウル達従魔の存在のことに。


 エルクは忘れていた。このレベルアップはウル達がディム山脈でモンスターと戦って得た経験値によるものだ。これほどレベルが上がるということはウル達はかなりのモンスターを狩っているということになる。エルクは心配になっていた。ウル達が無理して戦っているんじゃないかと心配していたため、学園が終わった後、見に行くことに決めた。


 そう決めた後の授業は何も頭に入らなかった。決める前から入っていないが、決めた後は時間が過ぎるのが早く感じられた。2時限目、3時限目と過ぎていき、4時限目に入っていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そのころディム山脈では


 ディム山脈。その名を聞いただけで冒険者のほとんどが震えるという危険な場所。この場所で鍛えることが出来るのは冒険者でもA~Sランクの者か、英雄又は勇者と呼ばれる者だけだろう。それほど危険な場所である。


 そんな場所にウル達は居た。そして、モンスターと戦っていた。ウル、ドラゴは個別で、ライオ、スラ、ライは一緒に行動していた。誰が1番モンスターを狩れるか勝負しているそうだ。


 ウルはこの山脈で強敵ばかりと戦っていた。先程倒したモンスターは熊である。


-----------------------------

キラーグリズリー ハイモンスター

レベル:42

HP :25600

MP :6500

攻撃力:23200

守備力:24000

素早さ:17500

-----------------------------


 ウルのステータスと比べても遜色無いほど強いモンスター。ディム山脈にはハイモンスターが多く存在している。そんなモンスターを次々と狩ってしまうのがエルクの従魔達であった。


 ウルとキラーグリズリーの戦いは長時間に及んだ。キラーグリズリーはステータスに現れない硬い体毛で体を覆っているため、天然の鎧を装備している。ウルは天然の鎧に手こずっていた。しかし、ウルの圧倒的なスピードにグリズリーは追いつけていなかった。状況が変化したのはウルがグリズリーの腹に何度目かの爪で攻撃したときであった。攻撃した場所の体毛が落ちていったのだ。さすがに何度も同じ場所を攻撃されれば鎧も壊れていく。そうなってからの戦いはすぐに終わってしまった。終わってみればウルの圧勝であった。


 ドラゴも同様に暴れ回っている。


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ジャイアントトータス ハイモンスター

レベル:54

HP :45000

MP :3200

攻撃力:23000

守備力:42000

素早さ:12000

-----------------------------


 ドラゴが倒すのはほとんどが大型のモンスターである。空を飛びながら獲物を探すと図体のでかいモンスターばかりが目に入るからである。ウルと同様に次々と狩っている。


 ドラゴの戦いは実にシンプルである。真正面からやりあうだけなのだ。ジャイアントトータスとドラゴの戦いはすぐに終わってしまう。ドラゴの手数の多さに成す術も無く一方的に攻撃され大きな亀は焼かれていった。


 ライオ、スラ、ライは一緒に行動しているためか、ウルやドラゴよりもモンスターを狩っていた。


-----------------------------

ストーンゴーレム ハイモンスター

レベル:48

HP :42000

MP :5050

攻撃力:27500

守備力:32000

素早さ:15000

-----------------------------


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キラースパイダー ハイモンスター

レベル:50

HP :22000

MP :16000

攻撃力:27000

守備力:18250

素早さ:32000

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 ストーンゴーレム戦ではライオがゴーレムの真正面に立ち塞がり、左右からスラとライが魔法で攻撃する。ゴーレムは左右のスライムに攻撃しようとするが、ライオが先に立ち塞がってしまう。何度か同じようなやり取りをしている内にゴーレムは沈んでしまう。


 キラースパイダー戦キラースパイダーはスピードが速く、攻撃力も高い。しかも厄介なことにそこら中に糸を張り、スラ達の行動を阻害してくる。スラとライが魔法で糸を溶かし、切りながら蜘蛛目掛けて魔法を放つ、当然避けられるが、避けた先にライオが居る。スラとライは蜘蛛が上空にジャンプするように魔法を放っていた。そしてライオはスラが仕掛けていた障壁魔法を伝って上空に位置していた。この作戦はライが考えたものである。ジャンプしたことによりライオに接近を許した蜘蛛はライオに噛み付かれながら地面に落ちる。地面に落ち、ライオが噛み付き、スラとライが魔法を放つ。そして蜘蛛は沈んでいく。


 ウル、ドラゴ、スラ達はディム山脈でも戦っていけるようで、エルクの心配は杞憂に終わりそうだった。


 ディム山脈は危険なモンスターしかいないため、人間が立ち入ることはほとんど無い。しかし、極稀に人間が姿を現すこともあるという。


 ウルはその人間に出会っていた。

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サンディン 22歳 人間 勇者

レベル:95

HP :37500

MP :42000

攻撃力:32700 + 15000 

守備力:27300 + 13000

素早さ:29800

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 勇者だった。勇者は世界に3人神によって選ばれるといわれ、勇者になった者は強大な力を得るという。ウルの目の前にいる人間もその内の1人だろう。


 ウルはエルクから人間を襲うなと言われているため攻撃することができない。


「次は狼か!」


 そんなことは知らない勇者サンディンはウルに向かって斬撃を飛ばす。しかし、ウルには当たらない。何度か斬撃を避けた後、戦っていてもしょうがないと思ったウルは来た道を戻ることにした。このことを従魔達に伝え、対応を練っていた。


「逃がすか!」


 勇者はウルを追いかけていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 4時限目が終わり、学園が終わった。エルクは早速転移してディム山脈に向かおうとしていた。

読んで頂きありがとうございます。

これからもよろしくお願いします!

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