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徳磨の時代  作者: 素元安積
プロローグ
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 多くの武器や人間、はたまた血が飛び交った世。戦が連続して続いた時を戦国時代と言った。当時、男共は己の信念、妻、子、盟友の為に刃をぶつけあった。要は皆、守りたいものを守ろうと熱く命を削りあったのだ。

 あの時代はとにかく良かった。皆の目がギラギラと輝き、男も女も身も心も強い者ばかりであった。本当に、この時代の男共とくれば女々しい限り。拙者達の生きていた時代が嘘だったかの様に、なよなよとした男やだらしのない女ばかりがいる。見ている此方が恥ずかしくてならない。

 どういうことか、拙者は拙者の過ごしていた戦国時代と呼ばれる世界よりかなり後の時代に来てしまったらしい。

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