↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異界のクライムファイター』~anotherZS H゛ after story~  作者: ひびき澪
エピソード6 ノルド・シュトルム
52/64

ノルド・シュトルム(3)

 オベレノ隊の、全滅。

 一番早く戻った僕とガイアブレード達が外周部隊と合流した時に入った情報は、それだった。

「あの、オベレノの部隊がやられるとは……オベレノ本人は?」

「オベレノ様は部隊が必死で守った為、負傷し後方に搬送されたとの事です」

「現況報告は、こんなものか。デルテ様は?」

ガイアブレードが尋ねると衛兵が首を振る。

「確認は取れないが、城の中央で爆発があった事は分かっているとの情報は入ってます」

「ーーむぅッ」

 ガイアブレードが、悔しがる。

「しょうがないさ。ーーだが恐らく、デルテ様なら問題ないかと思われますよ」

 だから、僕はそう言う。部隊を元気付ける為でもあるが、一つの確信があったからだ。

「何?」

 ガイアブレードが首を傾げる。

「彼ほどの男が何も策を持たずして、殺されるはずがない。そう考えただけです」


「……一理ある」

 だが単純なのかガイアブレードは、そう頷いた。

「……突入、するのかい?」

 ソレイユさんが僕に向かって聞く。

「ーー敵は民と、反乱軍。それを潰すには、大将首として前線に出る必要があるか」

「ガイアブレード。僕が此処で指揮してひき付けるから、潜入は頼めるか? 無論、もう直ぐイーゴン達がたどり着くだろうし、夜にはアトスも戻ってくるだろう」

「ーーそうだな。私はメンテナンスが済み次第、敵地に潜入する。多少バレたところで、葬ってやればいいことか」

 ガイアブレードは納得してくれ、そしてソレイユさんがこちらを見た。

「ーー貴女は、どうされますか? 差し支えなければ僕の屋敷、アトスが使っていた部屋に待機という手もありますがーー」

「今は戦の最中だろう? 無闇に動いてアトスに心配をかけたくない。こちらで待機しているさ」

 ソレイユさんは疲れた様子をさほどもみせずに、笑いかけてきた。


「反乱軍の首謀者すら掴めない今、疲弊したやつらは休ませなければ。この国全土に被害が広がる前に……」

僕の胸の中に、責任感が湧いてきた。この国をどうするかも、今からの自分の選択に掛かっているということなのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。