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世界はモノクロだった。
人々は白と黒と呼ばれるものを崇拝し
世界が面白みも無いもので覆われていることを喜んだ
齢16にもなる私はこの面白みも無いもので広がる世界に
日々の退屈さというものを感じていたのだ
勿論白と黒以外のものがあるなんて思ったことは無い。
白と黒しかないものこそが日常でそれが当たり前だから。
この広い世界を人はpollと呼ぶ
白と黒に覆われた世界という意味だと自己解釈をしているが
実際はどういう意味などしらない。自己解釈までしたが興味はあまりない。
ポールの中でも端っこの小さな街
mondanoその通り平凡な、という意だ
国としてはもう少し名前を考えてみてはどうかと思う。切実に
このモンダーノで私は今暇を持て余している
本当に小さなこの街は花の年の私がはしゃげるほどの場所はない
あまり同じ年の子はいないのだ。非常につまらない
しかしこれも日常。退屈こそがこの小さな街ならではなのだ
一応街というぐらいなのだから栄えている。栄えていないほどには
どちらかというか街より自然のほうが栄えている
今日も私は暇を持て余して街を歩く
ふと目に入ったのは、普段はとても足を向けようとも思わない
黒と白で覆われた、少しうっそうとした森
なにかが始まる予感がする。




