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色彩世界  作者: 橘 鈴
1/2

prologue

この世界はモノクロであった。


実際自分は白黒のモノしか目にしたことがないのだから

他の「イロ」と呼ばれるものがあるなんて到底、知らなかったのだけれど。


ある少女は笑った


「たったそれだけの世界しか見てないなんて可哀想に」


クスクスと小気味良いリズムで笑いを立てると

見たこともない白黒以外の「イロ」と呼ばれる双眼で私を捉える


そこで私は疑問を持つのだ


イロとはなんなのかと


素朴な疑問を持った

しかしまだまだ幼き私には

その答えは簡単には出ずに、ただただ、私の頭の中を駆け巡る


目の前のイロと呼ばれるのを着飾った少女

これは一体なんなのでしょうか。

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