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prologue
この世界はモノクロであった。
実際自分は白黒のモノしか目にしたことがないのだから
他の「イロ」と呼ばれるものがあるなんて到底、知らなかったのだけれど。
ある少女は笑った
「たったそれだけの世界しか見てないなんて可哀想に」
クスクスと小気味良いリズムで笑いを立てると
見たこともない白黒以外の「イロ」と呼ばれる双眼で私を捉える
そこで私は疑問を持つのだ
イロとはなんなのかと
素朴な疑問を持った
しかしまだまだ幼き私には
その答えは簡単には出ずに、ただただ、私の頭の中を駆け巡る
目の前のイロと呼ばれるのを着飾った少女
これは一体なんなのでしょうか。




