〜第6話〜 また戦闘ですか?
どうしよう…
コメディーっぽくない気がする…
…どうしよう
「…おぉ、目が覚めた」
早朝、珍しくアーシュの目が覚める
「珍しくって何だよ。いやまぁその通りなんだが………ん?」
窓の外を見る
知らない人が戦っている
剣と
「…なんなんだ?」
とりあえず剣と短剣を持って外に出る
「とってもシュールな絵ですね、楽しいですか?」
「楽しいもんか!勝手にコイツが襲って来たんだ!」
男は懸命に《剣》を剣で叩き落としている
が、落ちた《剣》はまたすぐに男に飛び掛かる
「あー!もう、うざい!」
「えーっと…本気で困ってるみたいなんで………ほっ」
アーシュはその《剣》の柄の部分を掴み
「せいっ」
地面に突き刺して
「ふんぬっ」
全体重を乗せてへし折る
「ふん!どうだ!?」
「おぉ、ありがとうございました!」
「いいっていいって。…ん?あれは?」
アーシュの視界に影が映る
「!!カイン!カーイーンー!」
そう言って宿屋に駆け込む
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…なんだコレは」
場所は村を出たすぐの平原
「魔物の群れ以外に見えるか?」
「あ、いたいた。おーい!…て何コレ?」
「ん、セウス?何でオマエまでここにいんだ?」
「あんだけでかい声出せば誰でも起きるって。ってそんなことより、何コレ?」
「ん?魔物の群れ」
「まぁ、そうだろうとは分かってたけども。全く、この村の修道士は何をやってるのよ」
「ん?修道士?それってあの結界を張ってるってやつ?」
カインが聞く
「うん。あんた達の国にもいたんでしょ?」
「いたというか…信じてなかったというか…」
「?まぁいいわ。とりあえずアレを根絶やしにしてみる」
「できるのか?」
「未遂とはいえ、竜に挑もうとしてたのよ?それにスターライトだって上級の魔法だし」
ここに一体倒した人と
羽を断って一体を行動不能に、徒手で一体を気絶させた人が一人ずつ
「…まぁいいや、それじゃお手並み拝見といこうか」
「何で偉そうに?まぁやるけどっ!」
そう言って目を閉じる
「『我、ここにあらん。我の眼前に現れ給うは灼熱を伴いし紅きモノ』」
目の前の空間が紅く光り、それはだんだんと一点に集中して球形を成していく
「『破壊せよ。焼き尽くせ。
―…Exprode!!…―
ルートは…』」
やがて完全に球の形に成ったソレは周りを照らすことも無く、視覚的に迫力は無い。
そしてセウスは目を開け
「轟け!!エクスプロード!!」
紅い球は綺麗な放物線の軌跡を描きながら群れの中心らしき場所へと向かい
閃光。続いて爆音。チュドーン。魔物は一瞬で消える
はずだった。しかし、影は一つ残っている
「「「!?」」」
「何よあれ!?」
「…騎士……か?」
「《アーシュは目の前が真》ゲフッ!!すまんカイン!オレが悪かった!」
その影はこちらに向かって走り出す
真面目と書いてシリアスにはならんぞー!!
…もっとはっちゃけたいな。




