―第1話― まだ旅立たない
思ったままに気の向くままに〜
「じゃから討伐じゃ、討伐」
「あの…理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「貴殿がこの国で最も強いからじゃ」
「…自分より強い者はこの国にごまんといる気がしますが」
「気のせいじゃ」
「…実際にいます」
「ふむ………実はな、貴殿には偉大なる勇者の血が流れておるのじゃよ」
「父上はまだ生きておりますが何故に父上ではないのですか?」
「ふむ………実はな、うちの修道士が天のお告げをうけたのじゃ」
「ではその修道士を仲間にしてもよろしいでしょうか?」
「いや、その修道士にはこの国の結界を維持してもらっていてな
故にこの国には魔物が侵入して来ないのじゃよ」
「「「「「「キャー!魔物よー!!」」」」」」
「「……………………」」
「…おや、どうやら修道士は限界のようじゃ、天のお告げをうけたからかのう?
しばし休ませんといかんな
ん?どうした、早く行ってまいれ」
「…承知しました」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「!おう、これは…」
「おお!来たかカイン!手が足りないんだ、さっさと加勢してくれ!」
「お、おう…てかなんでこんなにパペットが異常発生してんだよ」
「知らん、沸いて来た!」
パペットが飛び掛かる
「沸いてって…まぁいいや、斬る!」
そう言って剣を構えて振り下ろす、横に凪ぐ、振り上げる
一撃にパペットが数体機能が停止する
振り下ろす、振り上げる、回ってそのまま横に凪ぐ
また振り下ろす、振り上げる、振り下ろす、振り上げる、振り下ろす、振り上げる、振り下ろす、振り上げる、振り下ろす、振り上げる!!!
「多いわ!てかおいテメアーシュ!なんで燃やさねぇ!?」
「あ!そうだった!じゃあ…
ー…Sword of corona…ー」
剣身が目に見えて灼熱を伴う紅へと変わる
「火剣!コロナァ!!」
一振り、それだけで数多のパペットが燃え盛る
さらにパペットからパペットへ、火事のように火が移る
そして、辺りに人形の姿は見られなくなった…
「いつも思うけどその技自分は火傷しねーの?」
「いや、これで生じた炎なら少しだけ操れるからな」
「そうか、てか他の兵士やらはどこ行ったんだ?」
「…確かに」
「あ、火柱」
「おお、スゲー」
「ん?」
「あれ?」
「こっち来てね?」
「違うよ、目の錯覚だよ、火柱がでかくなってるだけだよ…きっと」
「「……………」」
「「ぬぉわーーーーー!!」」
「あっぶねー、おい大丈夫かカイン!?」
「ぬぉーーーーーーー!!」
「追われてる!?」
「おぉーーー!!誰だこんなことするやつはーーー!?いやそれ以前に町ん中でこんなん出していいのかーーー!?」
「初心者補正じゃね?」
「誰のことだ!?つかそこは禁忌な気がする!つかこの火柱うざったい!!………ちっ!!」
カインが加速する
そして振り向いて剣を構えようとすると
火柱も加速していた
「ウソん!!?」
「おーい、遊ばれてんぞー」
「黙れ傍観者!!助けやがれ!お願いだから!!」
「いやムリムリ。そんなバカでかい火柱消せるわけないじゃん」
「一瞬動き止めるだけでいいから!!」
「わかったよ…んじゃ
ー…Sword of supurasshu type-dragon!…ー」
竜の形をした水が剣身を覆う
カインが火柱と共に向かってくる
「やれーーーー!!」
「水竜剣斬!!」
振り下ろされた剣身から竜の形の水が火柱と衝突する
カインが構える
居合の構えを
数秒して水の竜が砕け散る
「うっわ早っ!なんかショック!」
「十分だっ!!」
火柱がカインを襲う寸前、カインが鞘から剣を抜く
「無空閃!!」
―空間を斬る―
振るう剣が纏う真空の空間が火柱を断つ
火柱は一瞬にして消えた
「ゼェ…ゼェ…全く…誰の…仕業だ…」
「あ〜あ、もう魔力からっぽだよ」
「…フゥ………よし
…あー、王様んとこ戻るか」
「犯人はいいのか?」
「どうせ離脱してるだろ、全力でぶん殴りてぇが」
「それもそうだな」
「つかこの町はいいのか?目茶苦茶ぶっこわれてるけど」
「そこはやっぱ初心者補…」
「いやいい、何も言うな」
自分は何がしたいんだろう…(汗




