〜第15話〜 相手が硬いほど痛い
ルビって難しいなー
〜次の日の朝〜
「じゃあ行くか」
「ハイ」
そう言って宿を出る
「ん?」
視線の先にはいつかのお姫様(?)
「あ!カイン!?」
何故に呼び捨て?しかしそこは気にするところではない
「なんでこんなとこにいるんだ?セウス」
「あんな大きい黒い塔が突然出たのよ?ビックリしたの」
微妙に会話になってない気がする。のでもう一度質問
「いや、だからどうしてあの塔に行こうとしてそうなんだ?」
「だから…ビックリするものが出てきたから」
ああ、成る程
「好奇心?強すぎる好奇心は猫を殺すらしいぞ?」
「大丈夫よ、多分」
サラっと言うが、この人物は一国のお姫様である
そんな人がこんなに簡単に外出できるのだろうか?それも得体のしれない物体の所へ
「セウス、仮にもお姫様なのに…」
「仮にもって何よ!?…ってあれ?そっちの人は?」
完全に入る隙が無かったミラーナにやっと気付く
「あ、ハイ。ミラーナと言います」
「親切にどうも、アタシはセウスよ」
ふと疑問に思う
「あれ?セウスの一人称ってアタシ、だったか?」
「他人行儀なときは私、かな?気にしたこと無いけど」
「あ、あの、セウスさん?」
「ん?何?」
「セウスさんもあの塔に向かってるんですよね?だったら一緒に行きませんか?」
「もちろん、というかそのつもりだったけど」
「まぁセウス強いしな、心強い」
命の恩人だし、とりあえず
「んじゃ早く行こうか」
と言って三人は歩き出す
〜数十分後〜
「これか」
目の前にはあの塔。近くで見るとバカみたいにデカイのがよく分かる。
真っ黒で所々穴が空いている。流石に窓は無かった
「不気味ですね…」
「普通に怖いわ…」
カインが歩き出す
が、すぐに額に衝撃
「ぶっ!!!」
頭がぐらぐらする
コンクリートにぶつけたときと同じ――いやそれ以上の激痛と不快感
「だ、大丈夫ですかカインさん?」
「いった〜〜〜!!……結界かよ!」
昨日のレーザーもこれに遮られたのだろう
よく見れば周りで兵がどうにか破ろうと色々している
「この結界…アタシじゃ無理っぽいね」
「私も………ダメそうです」
「あ〜あ、折角来たのに。結局これなのかよ」
そう言って結界に体をもたれる
刹那、目が眩むほどの閃光が煌めき耳をつんざくような爆音が轟く
「うぉっ!………うわっ!?」
すぐにそれらは止み、少しずつ視覚と聴力が回復してくる
そしてセウスとミラーナの視覚には
「……ウソ!?」
完全に尻餅をついて打ったのだろう腰をさすっているカインがいた
結界の内側で
最近生活習慣が…(汗
夜眠れません、朝起きれません
私の一日から朝が消えました
昼に始まり、朝になる前に終わってしまうのです。




