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 翔が夕食に誘ってきた。話したいことがあるらしい。駅前にできたハンバーガショップに入り、牛肉百パーセントのラージバーガーを注文した。先月開店したばかりのこじんまりとした店で、平日の夕方でもカウンターは若者で埋まっていた。




「久しぶりに食ったな」




 普段、ハンバーガー食べないんだよね、と翔はバンズに挟まったレタスを皿に出し、肉を頬ばる。ポロポロとパンくずがこぼれ落ちるが、彼はそんなこと気にもしない。黙々と口を動かし、合間にパインジュースをすすっていた。




 翔は童くんの様子をしきりに訊いてきた。あいつ、上手くやってる?




 まだ入って一か月も経っていないが、童くんはこちらの用意したマニュアルをひと通り終えて、炊事や唐揚げの仕込みなど、簡単なものはひとりでできるまでに成長していた。福田さんや蔡さんに言われなくても、自分の役割を理解し、自主的に動くことが既にもうできていた。それに遅刻だって一度もない。無断欠勤や仕事場を途中で抜けることもなく、至って真面目だ。彼はいつも福田さんより十分早く店に来て準備をしていた。





 翔はパンくずのついた唇を開くと、マジかよ、と目を丸くしていた。




「続くはずがないって思ってた」




「かなり頑張ってるよ。あの感じじゃあ、ワンオペもすぐだな」




 僕が早朝やってくると、童くんはもう店の前で待っていた。早いね、と言ってカギを渡すと、彼は曖昧にほほ笑んですぐシャッターを上げると、中の掃除に取りかかる。それから食糧庫から材料を運び込み、前日分のゴミをステーションまで運んで、弁当を並べるテーブルを店先に出す。福田さんがやってくる六時半までに、やるべき仕事は殆ど終わらせていた。




 日本語がわからなくても、童くんは僕らの言ったことを理解し、実行しようと努めていることが、ここ数週間の彼を見てわかったことだった。




「マジで助かってる。あのこのおかげで俺も福田さんも気が楽だよ」




 童くんは仕事を覚えるスピードもさることながら、それを習得するための努力もおしまない。学校のない週末は、退勤時間を過ぎても帰らず、僕や蔡さんの側から離れない。セミの羽化でも見守るように、じっと手元の調理を眺めている。彼には言葉での説明よりも、そうやって観察している方が性に合っているのだ。そのせいもあって、計画より早く惣菜づくりの手順を覚えた彼は、週末にさっそく福田さんの代わりにキッチンに立っていた。彼は僕の知らない間にもうかなりのレシピを覚え、作れるようになっていたのだ。





 童くんが店に来てから、福田さんは目に見えて明るくなった。別に、今まで暗かったとか、愛想が悪かったという訳ではないが、リーダーという役柄、従業員同士の会話は必要最低限。特に早朝は時間との戦いだから、常に緊張状態で場は張り詰めていた。店の歴が長く、シフトで重なることの多い僕だけが、唯一福田さんが軽口を交わせる相手だと、以前他の従業員から言われたことを思い出す。





 しかし童くんが来てから、福田さんはキッチンで朗らかで優しい顔を見せることが増えた。彼の拙い日本語を聞く表情にも、幼い子どもを見守るような、穏やかなものが感じられた。キッチンに立つ福田さんの姿には、僕が入ったばかりの、賑やかだった三年前の活気が感じられた。





 仕事の終わる九時、福田さんは大学へ行く童くんのために、弁当とお茶を持たせてくれる。彼が、アリガトゴザイマス、とぎこちなく頭を下げると、福田さんはいってらっしゃい、と笑顔で送り出す。玄関で息子を送る母親さながらの光景だ。僕はその様子を眺めながら、寒い日にコーンスープを飲んだように、胃の中が優しく温まっていくのを感じる。





 翔は終始、僕の話を不満げな表情で聞いていた。何か飲み込めないところはあるのだろうかと訝っていると。彼は困惑した表情で、そんなヤツじゃないんだけどなぁ、と首を傾げた。そんなヤツじゃないって、じゃあ一体どんなヤツなんだよ、と出かかる言葉をパインジュースで押し流した。




()()()()()なんだぜ、あいつ」




 それはまだ童くんがバイトに来る前のこと、翔と童くんが出会ってすぐの出来事だった。行きつけのBARでカラオケを歌っていた翔は、物足りなさを感じて童くんに女を呼ぶように言った。まだ横浜に来て数か月と経っていない童くんは知り合いが少なく、大学のサークルの女の子でいいならと、同じ学校に通う留学生を呼び出した。





 一時間後、女の子が三人入ってきた。ひとりは童くんの知り合いで、後のふたりは友だちとその妹だった。翔は三人の中で特に妹がタイプだったらしく、隣の席に座らせ上機嫌に歌いはじめた。五人は酒を飲み、歌い、騒いだ。





 そのうち、友だちの妹が童くんに耳打ちをした。不審に思った翔がそのことをなじると、カウンターの奥の男が妹に視線を送っている。見ると、彼らの斜向かいの席に、恰幅(かっぷく)のよい二人の男が、舐めるように隣の妹を見ていた。黒いTシャツ一枚に、シルバーの時計をギラギラ光らせた、見るかに田舎の成り上がりのような男たちだった。





 その男たちが、妹の勤める外人専用ヘルスの常連だと言うことが後にわかるのだが、その時の翔は酒に酔っていたこともあり、無言で席を立つと、男たちに近づき、なんだよ、と睨まないことにはいかなかった。男たちは翔を一瞥(いちべつ)するとすぐ立ち上がる。額と額のこすれるギリギリまで顔を近づけ、酒のたっぷり沁み込んだ鼻息を荒々しく立てていた。男たちの背は、翔より頭一つ分高かった。





 きゃあ、と女の声がしたかと思うと、椅子が倒れた。翔と男は掴み合いになり、店の客とボーイが仲裁に入ろうと大声を出していた。緊迫した状況で、誰もが様子をうかがっていた。すると突然、翔を助けようとしたのか、童くんがふたりに近づいていき、おもむろにポケットからビクトリノックスの鋭い刃を出すと、切っ先を向けてブルブルと身体を震わせていた。





「オレは謝ったよ。その男にも、店の人にもね。でも、アイツは全然謝らない。俯いてずっと黙ってるの。オマエ頭おかしんじゃねえの、って言ったら、そうですね、って呟いてまた黙る。ほんとわからないヤツだよ」




 翔が店側と男側に謝り説得して、何とか警察沙汰にならなくてすんだが、童くんはむっつりともしょんぼりともつかない虚ろな表情で、その後ひと言も喋らなかった。 




「とにかく、あいつは危ないよ。マジになったら、何をするかわからん」




「そんなこには見えないけどなぁ」




「ううん、あいつはそんなヤツだよ。ミズキが知らないだけで」




 翔はアイコスを取り出すと、ここって電子OKだっけ?とキョロキョロと辺りを見回す。飲食店の中は基本的に吸えないよ、と言うと失望したように口をへの字に曲げていた。





 たとえ翔の話が本当だとしても、童くんがそんなことをするとは到底信じられなかった。彼の謙虚な姿勢は、まだ日本語がわからないからであって、本来の彼はもっとやんちゃで無礼だと翔は言っていた。もうめちゃくちゃ失礼だよ、オレのことも年上とも何とも思ってないんだから。童くんは僕と翔であからさまに態度を変えているのだろうか。中国語のわからない僕や福田さんの前では猫を被っているのか。




 そう考え出すと、確かに蔡さんなどは、彼を見る表情にいつも険しいものがあった。今日も童くん頑張ってますね、と何気なく声をかけても、表情をいつもと変わらない。まあよくやってるんじゃないですか、とどことなく不愛想だ。僕や福田さんが童くんの話題で喋っていても、決して会話に混ざろうとせず避けている感じさえした。翔も蔡さんも、僕らには見えない何かが見ているのだろうか。





 一時間でバーガーショップを出て、軽くどこかで飲みなおそうと駅前の居酒屋に入る。メニューを見ていると、台湾にいるBから動画が送られてきていた。早速見てみると、それは台北の有名な寺院らしく、長い廊下の中庭のようなところで、肩をさらしたお坊さんが熱心にお経を唱えていた。




 ―どこだよここ




 ―わかんない、でも有名なところみたい




 送られてきた動画はそれだけで、寺院の廊下を観光客がゆっくりと歩いている。ところどころ、日本の寺院には見られない造りや色合いが新鮮だが、こんなところを見て回ってBは楽しいのだろうか、と少し疑問にも思った。




「彼女欲しいなぁ」




 驚いて顔を上げると、レモンサワーを持った翔がため息をついている。もう三杯目になるジョッキを勢いよく傾け、それでも一向に酔いの見えない顔をテーブルに伏せる。その姿から、彼が女性の話題を口にしたことなど、一度としてなかったのではないかと思った。




「作れるだろ、翔なら」




「ムリムリ、オレ、ビビりだもん」




 そう言って、翔はスマホから写真を見せてくる。漢服姿でポーズをとる、鼻筋の整った女性が画面に写し出される。




「オレの知り合いの従弟(いとこ)なんだけど、今日本に留学中で、最近よく話すんだ」




 十九歳のその女性は日本語学校に通いながら、従妹の経営する物産店でバイトをしている。翔はその店の常連で、先日ふらっと立ち寄った時、店番をする彼女と何気なく会話したついでに、連絡先を交換したのだ。




「こいつがもうヤバくってね。朝でも夜でもずっと話してくるのよ」




 トークアプリのアイコンには〈37〉と通知の数が表示される。たった二時間の間に、彼女はそれだけのメッセージを翔に送っていた。どんな内容のトークなのかと訊ねると、読めない中国語の並びを見せながら、別に大したこと言ってないよ、その日の報告とか、ゲームのはなし、と既に説明慣れた口調になっていた。




「中国人って、付き合ったらめっちゃ話すのよ。なにを食べたとか、どこへ行っただとか、マジでどうでもいい話ばっかりすんのよ。でも、それってこの年のカップルならみんなやってることだから、まあいいんだけど。でもこいつは別に彼女でもなんでもないのよ。別に好きでもないし、ただ連絡先交換して、飯食いに行っただけなんだから」




 彼女は既に翔のことを恋人だと認識しているらしく、出会ったその日から毎日のようにメッセージを送っているのだ。その頻度もさることながら、深夜の一時に突然電話をかけてきたかと思えば、合いたい、今どこにいるの、と激しくまくし立てる。仕事で明日が早いからと、返信をせず無視を貫くと、彼が反応するまで、延々(えんえん)と通話とメッセージが送られる。仕事の関係上、携帯の電源を切るわけにもいかないから、渋々(しぶしぶ)彼女の相手をしてやるものの、その度の越えた干渉からうんざりしているのだった。





 それなら、連絡先を消せばいいのに、と僕が提案すると、彼は大げさに苦笑して、照れるような表情になり、でも、なんか可哀そうじゃん。同郷だし、見捨てるわけにもいかないからね。彼は、世話が焼けるなぁといった風にため息をつくと、まあオレは別に良いんだけど、向こうも学校とか、仕事とかあるからそれが心配でね、と付け加えていた。 





 上機嫌にレモンサワーを流し込む翔は、その後もひとしきり彼女と話したことについて語っていた。そのうわずった口調から、彼女を心底嫌い、(うと)んじているといった素振りはなく、どこか誇らし気で涼しいものが感じられた。珍しく飲みに誘ってきたのは、もしかするとこのことを自慢したかったからなのだろうか。彼の話を聞きながら、僕は相槌(あいづち)が適当になっていることを、(さと)られても仕方がないなと感じ始めていた。




「翔はさ、どんな人がタイプなの?」




 話しは彼の恋愛観に移り、僕は聞き役に徹することにした。別に徹すると言っても、彼が一方的に話すから、そうするしかできないのだ。翔は、う~んと上機嫌に壁に背中をくっつけ、初恋に浮かれる少女のように、しばらく天井を見上げていた。




「話が合うほうがいいから、やっぱり共通の趣味があるこがいいね」




「バレーボールとか、ビリヤードが趣味の人?」




「そうだね。それで中国人か、日本と中国のハーフ。もしくは中国語の喋れるこがいいかな」




 当然のようにそう言う翔に、中国の女の子なんて、そんなに数いないだろう、と思わず口を挟む。




「この辺はいっぱいいるよ、中華街も近いし」




 福建省(ふっけんしょう)の人が多いんだ、と思い出したように付け加えると、ああ、そうだ、できれば福建省生まれの人がいいんだと、更に念を押す。福建省出身だと、結婚も考えられるからね。




「どういうこと?」




「中国って広いでしょ。だからおんなじ省で結婚する方が、親戚や家族との関係が築けられて、家庭が上手く行きやすいのよ。面倒なことが起こりづらくて」




 国土の広い中国は、民族や環境が多様で、その土地独自の慣習や文化が根付いている。そのため、異なる省ごとの恋愛は価値観の齟齬(そご)が生じ、上手く行きにくい。例えば北の出身の人間が、南の人と付き合うとなると、食べ物から暮らし方、こだわるところがまるで違うため、ともに生活することが難しいのだ。





 それに旧正月で実家に帰る時、両親にも合わせたいから、近いほうがいい。翔は中国の高速鉄道が五万キロもあることを腕を伸ばしながら話していた。




「じゃあ、もし北京とか上海とか、広東省に好きな人ができたらどうするの?遠いからって理由で諦めるの?」




 疑問に思ったことをそのまま口にしたつもりだが、彼は不思議そうに首を傾げると、眉の上の額にじゃっかん皺を寄せ「北京とか、嫌なヤツばっかだよ。上海もね」




「じゃあ広東は?」




「あそこは不良の集まり」




「四川は?」




「田舎だからやだ」




「遼寧は?」




「寒いから人も暗いんだよね」




「じゃあ台湾は?」




 言ってからマズイかな、と頭の中で呟いた。福建省生まれの翔が、台湾について意見をしたことなど今までに一度だってなかったが、だからこそあえて話題にせず避けている感じさえしたから、僕は彼が何を言い出すか不安で、そのすぼまった唇をじっと凝視していた。Bが台湾へ行っていることも、彼はきっと知らないだろう。僕は酎ハイを口に含むと、ほら、日本に住む台湾人は多いからさ、と繕うように言った。事実駅前には台湾人の店が次々と出店していたし、タピオカやチキンの店なんかは、テレビで特集が組まれるほど有名でよく目にした。日本に比較的似ている風俗で、友好的な関係から、この辺りに住んでいる人も多いだろうと、出会うなら一番簡単な気がした。





 翔はさっきとは明らかに違う、困惑した表情でしばらく口をつぐみ、何かを考えていたが、しばらくすると「方言が好きじゃないんだよね」とひねり出すように答えていた。




「話し方が古臭いんだよ。ゆっくりでも、田舎臭くもないんだけど、なんかおばさんと話してるみたいな、時代遅れの感じがするんだよね」




 テレビで昭和の映像が流れることがあるけど、台湾人はみんなあんな感じだよ。それに、話し方だけじゃなくて、ファッションや流行もちょっとズレていて、一緒にいると波長の合わなさを感じるのだとも彼は言った。




「それだけ?」




「まあ、そうだね」




「もっとこう、なんかあるじゃん」




 翔は不思議そうに首を振ると、やっぱり付き合うなら福建省かなぁ、と呟いていた。大きく欠伸を漏らし、腕を組んで隣の卓で騒ぐ女子大生を見ていた。




 台湾がもともと福建省だったことを、僕は蔡さんの口から聞いていた。

「友だちが台湾に行くんですよ。三泊四日で」




 その時の蔡さんは、玉ねぎの皮をむく手つきが少し遅くなったような気がした。




「いいですね。ボクも行ってみたいです」




「行ったことないんですか?」




 そういうと、蔡さんは包丁の手をとめ、僕は東北の人間ですからね、と自嘲ぎみに言った。




「なんか、ジブリのモデルになった場所があって、そこでみんなで写真を撮る、みたいなこと言ってました」




「あそこはそこまでのところじゃないですよ」

 と細くなった玉ねぎをまな板の端に寄せながら蔡さんは呟く。まあ、一度は行ってもいいかもしれないですね、観光地なんで。フライパンに油をひく彼の手つきは、いつもよりどこか投げやりに見えた。





 やっぱり蔡さんは、最近様子が変わったような気がする。元気がないわけではないのだが、なんだか対応が素っ気なく、受け流すように会話を済ませてしまう。それは僕だけでなく、福田さんや他の従業員に対しても同じで、不信感は否めなかった。今までは普通に明るく話せていたのに、この頃の彼は人が変わってしまったように冷たく、とげとげしている。何か私生活で嫌なことがあったのだろうか。それともこの職場に、何か不満でもあるのだろうか。何気なく聞き出そうと意気込んだが、その日も蔡さんは何も言わずに帰ってしまった……





「取りあえず、きっかけを作らないとね」


 居酒屋を出ると、高架下の駅前から人がぞろぞろと出てくるところだった。終電がレールを軋ませ通り過ぎていく。駅前を利用する会社員たちは、そのままマンションの並ぶ北側へは進まず、大半が繁華街の方へと消えていく。飲み屋で一杯ふっかけて帰る様は、まだ若い僕らも同じだ。翔は交差点を渡り、交通整備をしている警備員かすめて、人通りの少ない小路へと進んでいく。




「ミズキの知り合いに、女の子紹介してくれる人いない?」




「いないない。俺友だち少ないし」




 マッチングアプリでも使わないと難しいよ、と言いそうになって、ユズキさんに捨てられたBの姿が浮かぶ。白とピンクの紫陽花(あじさい)柄、握られた手、朝焼けを見ていた彼の放心した瞳。アプリを使えば、必ず恋人ができるという考えは安直(あんちょく)すぎるだろうか。けれど今の時代、他の方法を考えると、ナンパや知人の紹介、恋愛相談所に行くなど、どれも遠慮がちな翔には合っていないような気がする。ならばやっぱりマチアプか……僕はまだ、Bがマッチングアプリで失敗したことを翔に話さずにいた。




「バイト先に蔡さんっていう東北出身の人がいるんだ」




「知ってるよ。ロシアの近くに住んでた人でしょ」




「そう。その人、明るくて顔も広そうだから、もしかしたら女の子知ってるかもしれない」




 言ってしまってから、蔡さんに説明せず話を進めてしまったことに躊躇いを覚えた。が、目を丸くして興味を示す翔を前に、訂正することも憚られた。取りあえず、次の出勤日に話しておくよ、と言って交差点で彼と別れた。




 台湾にいるBは、今ごろ夜市を歩いている頃だろうか。






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