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7月5日 晴れ
「はい。」
「うん? 鍵?」
「合い鍵。」
「なんの?」
「俺の部屋。いつでも使ってよ。」
「え…いきなり行ったら迷惑じゃない? 友達とか来たりもするでしょ?」
「迷惑じゃないよ。友達は、玄関開けりゃ靴でわかるっしょ?」
「そうだけど…なんか…ていうか、りょうちゃん、彼女作る気ないでしょ。」
「…そんなことないよ。てか気になる娘いたとしてもいきなり連れ込んだりしねーし。」
「そう?」
「おう。だから俺に彼女できたら返してよ。避難所として使うのはそれまで。オッケー?」
「うん…あたしはありがたいけど、でもりょうちゃんに悪いよ。一人になりたいときだってあるでしょ?」
「いいのいいの。俺がいいって言ってんだから。」
そして気付けば月に何回か、りょうちゃんの部屋に泊まる日ができた。
ベッドに座って愚痴を言って、そのままあたしが寝てしまう。
えっちなことはしないけど、一緒に寝ていることもあった。
あたしはいつも急に訪問する。
なのにりょうちゃんは文句も言わずあたしが落ち着くまで頭をなでてくれた。




