第006回
『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。
この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。
https://mikikosroom.com/archives/47013503.html
なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。
フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。
特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。
なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。
https://mikikosroom.com/archives/24257587.html
み「う?
パフォーマーと間違えられてるかも。
あ、すみません。
通して下さい。
見世物じゃないんで」
ハ「立派な見世物や」
み「うるさいというに」
ハ「だから!
声を出すなと言っとるやろ。
頭の中で会話するんや」
み「あーうるさい。
あんまり話しかけるな」
ハーさんをウエストポーチに突っこみ、改札を通ります。
3番線ホームに降り立ちました。
み「げ!
もう、入線してる!
バカの相手をさせられて、入線を見逃してしまったではないか!」
ハ「誰がバカじゃ。
しかし、妙に洒落た列車ではないか?
水戸岡鋭治か?」
み「違うと思うぞ。
しかし、この列車の名前を知らんとは……。
お主、ド素人じゃな」
ハ「やかましわ。
ここは、列車の最後尾やろ。
前に回れ。
ずばり、言い当ててくれる」
み「うるさいやつ。
それじゃ、前に行ってやる」
み「あ、アルファベットで書いてある。
読むなよ」
ハ「ポーチを揺らすな!
そもそも、ポーチを揺らしても無駄やぞ。
おぬしの目を通して見てるんやからな」
み「それじゃ、これならどうじゃ」
ハ「頭を振るな!
バカと思われるぞ。
見ろ、子供が後ずさりしてるやないか」
み「はあ、はあ。
結構長いな」
ハ「運動不足や」
み「おまえに言われたくないわ。
ほら、見えたぞ」
ハ「SLやないか。
さすがド田舎。
まだこんなのが走ってるんや」
み「バカタレ!
観光列車に決まってるわい」
ハ「わざとや。
知らんわけないやろ。
これは、『SLばんえつ物語』やないか。
しかし、お主にこういう趣味があるとは知らなんだ」
み「別に趣味で乗りに来たのではないわ」
ハ「ならなんでや?
高速バスの方が早いやろ」
み「確かに所要時間では、高速バスの圧勝じゃ」
ハ「なぜ乗らん?
バス酔いか?」
み「バス酔いしたのは、小学生までじゃ。
良いか。
いくら所要時間が短くても……。
ちょうど良い時間に走ってくれなくてはなんにもならん。
見よ、これが時刻表だ」
↑「新潟交通」さんのページから転載させていただきました。
ハ「あるではないか。
『万代シテイバスセンター』発、11:45。
『若松駅前』着、13:41。
確か、『ばんえつ物語』の『会津若松駅』着も……。
同じころではないか?」
み「13:35着じゃ」
ハ「ほれみろ。
なんでバスにしない」
み「よく見んかい。
上の方に、
“赤背景の一部便を、当面の間運休しております”と書いてある」
ハ「げげ」
み「すなわち!
現在、11:45分発と14:25分発は運行してない。
運行されてるのは、始発と最終便だけじゃ。
18:45分発の最終は論外。
となると、7:10分の始発だけ。
いくらなんでも早すぎじゃ」
ハ「毎朝3時に起きてるんじゃないのか」
み「それは平日。
今日は日曜だ。
前夜は酒を飲まねばならんではないか」
ハ「そっち優先かい!」
み「ということで、高速バスは消去。
残るはJRの磐越西線ということになる。
この時点でわたしは、『快速あがの』にしようと思ってた。
しかし……。
時刻表に載ってなかった。
そんなバナナ」
ハ「古る!」
■水戸岡鋭治さん
やたら流行ってますよね。
個人で請け負ってるんですかね?
儲かるんでしょうね。
でもわたしは、ああいうデザイン……。
正直言って、あんまり好みではありません。
なんていうか……。
ちまちましてるというか、せせこましいというか、「ビフォーアフター」的というか。
わたしは、組子細工なんかにお金をかけるんだったら……。
個室列車を作ってほしいです。
内装に凝る必要はありません。
単に仕切りを入れてもらえば十分。
人目を気にせずお酒が飲みたいだけですから。
でも、さすがに個室にトイレは無理ですよね。
お酒で困るのは、それです。
なのでわたしは、車中でお酒を飲んだことは、ほとんどありません。
やっぱり豪華列車の個室じゃないと楽しめないか。
「四季島」とか。
3泊4日で、95万だそうです。
笑っちゃいますね。
宝くじしかありません。




