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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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25/108

第025回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/48008643.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html



挿絵(By みてみん)

ハ「ほら、このすぐ近くやぞ」

み「迷わず前進!」


挿絵(By みてみん)

み「レンガ塀に松並木か。

 風情があるね。

 でも、このレンガ塀……。

 大丈夫か?」

ハ「何がや?」

み「なんか、歪んでる気がしない?

 手前の門が、道路側に傾いてる感じなのに……。

 向こうの方は、反対側に反ってるんじゃないの?

 鉄筋なんか通ってないんだろうから……。

 地震が来たら、バラバラッといきそうだよ」

ハ「松の木のねき(近く)を歩いた方がよさそうやな」

み「しかし、歩道が広いよね。

 東京あたりだと……。

 人がすれ違えないくらいの歩道もあるよ」

ハ「人に優しい街づくりってやつやな」

み「ていうか、冬の雪に備えてるんじゃないの?

 道路を除雪した雪が、歩道に積まれるんだと思う。

 細い歩道じゃ、歩道がまるごと埋まっちゃうよ」

ハ「この幅なら、街路樹側に積まれても……。

 人の通る幅は確保できるということやな」

み「左様」

ハ「でもそしたら、冬はレンガ塀の際を歩かにゃならんやないけ」

み「地震が来ないことを祈りつつね」


挿絵(By みてみん)

ハ「お、標識があった。

 飯盛山、鶴ヶ城、東山温泉、御薬園か。

 これから行くのは、このどこかやな?」

み「さて、どこでしょう?」

ハ「東山温泉を希望する。

 温泉旅館で、豪華料理の部屋飲み。

 最高やで」

み「アホか。

 さっき、ホテルにチェックインしたでしょうが」

ハ「無念……」


挿絵(By みてみん)

み「こいつを渡らなきゃならんのか」

ハ「てことは、直進やな」

み「まだこの歩道橋は、バリバリの現役みたいだね。

 新潟市街では、だいぶ撤去が進んだけど」

ハ「なんでや?」

み「昔からの歩道橋が、耐用年数を迎えつつあるんじゃないかな。

 新しい歩道橋に架け替えるとしたら、いくらかかると思う?

 そんなら撤去しちゃって、横断歩道にすれば、どんだけ安あがりか。

 道路に白線を引けばいいだけだよ」

ハ「信号を付けんならんやろ。

 それに、信号で停められたら、渋滞が起きるんやないか」

み「信濃川に架かる橋が新設されたりして……。

 交通量が分散してきたのよ。

 なので今は、横断歩道でも十分って判断なんだと思う」

ハ「懐事情の方が先なんやないんか」

み「かもね」


挿絵(By みてみん)

み「おー、綺麗にしてるね。

 みんな、買って来たばっかりみたいだ」

ハ「これだけ、花どきを揃えるのは……。

 けっこう大変なんやないのか?」

み「だね。

 まさに、グリーンサムの持ち主なんだ」

ハ「なんや、それ?」

み「直訳すれば、“緑の親指”。

 園芸上手な人のこと。

 わたしは残念ながら、真逆だね。

 わたしの手にかかる植物は気の毒。

 でも、好きだからやめられない」

ハ「“好きこそものの上手なれ”やないってことやな」

み「ぜったい、才能の有無があると思う」

ハ「才能より、性格やないのか?」

み「どういう意味!」


挿絵(By みてみん)

み「まだ、こういうお店が残ってるんだ」

ハ「商品が小綺麗やから、売れとるんやろな」

み「確かに。

 古いお店じゃ、民族博物館じゃないのかってほど……。

 飴色になった商品が並んでる店もあるもんな」

ハ「土産にどや?」

み「嵩張りすぎ」


挿絵(By みてみん)

み「箱形にしないで、こうして屋根を付けてるのは……。

 やっぱ、景観を考えてるんだろうね」

ハ「最前入った『リオン・ドール』やな。

 やっぱ地元資本の会社は……。

 そういう配慮もしとるんやないんか」


挿絵(By みてみん)

み「出た!

 アメリカハナミズキ。

 ほら。

 街路樹にすると、こんな有様」

ハ「さっき、汽車の中で言うてたな」

み「そう。

 街路樹ってのは……。

 夏は、根元までカンカン照り。

 冬は、寒風の通り道。

 樹木にとっては、過酷な環境なの。

 それにハナミズキには、アメシロもたかるからね。

 街路樹で連なってたら、どんどん広がっていく。

 ここも、なんで松にしなかったんだろ?」


■園芸上手が、グリーンサムなら……

 園芸下手は、ブラウンサムですかね。

 今年もそろそろ、ベランダの梅の鉢を室内に取りこむ時期です。

 昨年は、12月17日に取りこんでました。

 でも、そのときのメモに、「早すぎた。冬至でよい」と書きこんであります。

 確か、お正月には開ききってしまってたと思います。

 なので今年は、12月22日の冬至に取りこむつもり。


 しかしこれまで、梅の鉢を何鉢枯らしましたかね。

 父から受け継いだ2鉢は、とっくの昔に枯れました。

 父は、グリーンサムの持ち主だったと思います。

 その父が亡くなり、わたしが引き継いだことが、梅にとっては不幸でした。

 その後は、枯れる度に、ホームセンターで買ってます。

 今のは何代目でしょうか。

 枯らす原因は、よくわかってます。

 植え替えをしないからです。

 しろよ!ってだけなんですけどね。

 なかなか時期が難しい。

 お正月に咲かすので、2月ころには新芽が伸びてしまいます。

 本来落葉樹は、開葉前に植え替えます。

 でも、1月に植え替えは出来ないわな。

 寒すぎて(わたしが)。

 で、暖かくなったころには、葉が開ききってしまってます。

 こんな状態のとき植え替えたら、弱るでしょう。

 でも今年は、取りこみのとき、何とかしたいと思ってました。

 植え替えではなく、鉢増しをしようと考えてます。

 根を触らず、そのまま少し大きい鉢に移します。

 空隙に土を詰めて出来上がり。

 根を傷めないので、不適期でも可能です。

 でも、わたしが行くホームセンターには、いい鉢がないんです。

 プラみたいのばっかり。

 やっぱり、和風の陶器がいいです。

 園芸コーナーの大きいホームセンターに行きたいんですが……。

 忙しくて、なかなか行けません。

 なんとか、時間を作りたいです。


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