↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
11/108

第011回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/47279132.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html


み「わかった。

 まだ、団体旅行が復活してないからだ」

ハ「そう云えば、団体客らしい集団はおらんかったな」

み「団体旅行に組み入れられるようになったら……。

 旅行会社が、ごっそりと席を押さえてしまうんじゃろ」

ハ「とすると、コロナのこの時期こそが……。

 イベント列車に乗車する絶好のチャンスということやな」

み「だな。

 あ、まだ時間あるから、あそこの窓のところで、1枚写真を撮ってやる。

 パチリ」

挿絵(By みてみん)


み「うーむ。

 これじゃ、死体だな。

 あ、ここなら起きて撮れる。

 パチリ」

挿絵(By みてみん)


み「さてと。

 そろそろ乗るかな」

ハ「こら!

 わしを忘れるな」

み「冗談じゃ」

ハ「お主の場合、冗談に聞こえんわ」


み「駅弁屋、繁盛してるでないの」

挿絵(By みてみん)


ハ「やっぱり子供が多いな。

 買わんのか?」

み「駅弁は、あんまり好みではない」

ハ「なんでや?」

み「おかずの味付けが、ことごとく甘いではないか」

ハ「知らんのか?

 砂糖には、抗菌効果があるんや」

み「聞いたことないぞ」

ハ「昔の民間療法では……。

 傷の治療や回復に効果がある“薬”としても使われとったんや」

み「マジ?」

ハ「駅弁は、買ってすぐに食べるとは限らんやろ。

 実際、今買ってる人も、食べるのはお昼やろ。

 これから3時間も、車中に置いておくわけや。

 今は冷房があるから、まだマシやろうが……。

 昔やったら、夏場とか、食べるまでに悪くなってしまいかねん。

 なので、砂糖、酢、醤油なんかを使って、濃いぃ味をつけてるわけや」

み「なるほど。

 勉強になり申した」

ハ「えへん」

み「しかし、何でそんな知識があるんじゃ?」

ハ「さっき気がついたが……。

 どうやらわしは、ネットに繋がるらしい。

 記事を検索してたら出てきおった」

み「おまえは、Wifiか!」

ハ「我が輩や」

み「ご都合主義の極致だな」

ハ「おまえがな」


 ようやく、乗りこみました。


み「取りあえず、最後尾の展望車両を見てみよう。

 あ……。

 やっぱり」

挿絵(By みてみん)


み「すでに“鉄”らしき2人に乗っ取られてる。

 しかも、真ん中の椅子に荷物まで置いてる」

ハ「どかしてもらえばいいやろ」

み「発車前から座ってもしょうがないわ」

ハ「あいつらは座ってるではないか」

み「席取りしてるんだろ。

 発車してからも、ずっと座り続けるつもりだと思うぞ。

 後方展望の動画でも撮るんじゃないの。

 そういう輩とは、関わりたくない。

 後で、動いてるときにちょっとだけ覗けばいいや。

 席に行くぞ」


 1列シートは、進行方向右側です。


み「発車前に1枚撮ってやる。

 パチリ」

挿絵(By みてみん)


ハ「挟まっとるぞ!」

み「そうしないと立たせておけないんだから仕方なかろう。

 おー、あの照明、レトロでいい味出してるじゃないの」

挿絵(By みてみん)


ハ「なんか、動物がおるな」

み「猫か?」

挿絵(By みてみん)


ハ「猫やないやろ」

み「調べてみい。

 ネットに繋がるんじゃろ?」

ハ「えーっと。

 どこにも載っとらんぞ」

み「乗車レポート、いっぱいあるだろ」

ハ「どれも、レトロな装飾としか書いてないな」

み「観察が甘い!」

ハ「わしに言うな」


■ご都合主義

 2人の会話体で話を進める場合、ネットからの情報を載せるには……。

 会話体を止めて、地の文で書かなければなりません。

 それもいいと思うのですが……。

 会話でやった方が面白い場合もあると思います。

 そういうとき、「ハ」さんや「み」さんが、あまりにも詳しいことを知ってるのは不自然です。

 ということで、ハーさんがネットに繋がるという設定にしてしまいました。

 まさしくこれは、わたしのご都合主義です。


 団体旅行の件。

 団体客らしい集団は、ほんとに1組も見かけませんでした。

 実は、コロナ前がどういう状況だったか知りません。

 乗るのは、このときが初めてでしたから。

 ひょっとしたら、コロナ前にも、団体客はいなかったのかも?

 なので、コロナ後、座席が旅行会社にごっそり押さえられるというのも……。

 わたしの想像に過ぎません。

 ていうか今は、運行自体が再開されるかどうかもわからない状況ですし。


 展望車両に座る2人の件。

 たまたま座ってみたという感じじゃなかったのは明らかでした。

 2人からは、オタク風オーラが起ちあがってるように感じました。

 思い過ごしかも知れませんが。

 でも、もし声をかけて、友好的じゃない応対をされた場合……。

 旅行中、ずっと嫌な棘が心に刺さったままになると思います。

 君子じゃないけど、危うきには近寄らずです。


 あ、そうそう。

 この展望車両ですが……。

 会津若松から新津に帰る便では、機関車のすぐ後ろに付くそうです。

 つまり、グリーン車が一番前になるんですね。

 なんで、そういう具合になってるのかは、わかりませんが。

 なので、展望車の正面に見えるのは、機関車の真後ろになります。

 『ばんえつ物語』のサイトに、そのときの写真が載ってました(https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/c57.html)。

 後方で線路ばかりが見えるより、こっちの方が面白そうな気がします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。