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おまけ(※読む必要はまるでありません)

注意:子供への教育上大変けしからん描写が含まれております。

そんなの絶対許せないという方は申し訳ございませんが、このままバックでお願いします。



 




 神兄息子・護は見た!



 平凡地味女花子と超絶美形イケメン神兄の間に待望の赤ちゃんが誕生した。

 見た目も性格も平凡地味花子そっくりの可愛い男の子だ。

 双方の両親にとって初孫である息子はまもると名付けられ、周りからチヤホヤ愛されすくすく元気に育っていた。


 なかでもそんな護を誰より可愛がってくれるのは父親である神兄だ。

 花子が小さい護を膝であやしウフフと嬉しそうに笑っていると、どこからかすぐさま現れ譲らんとばかりに護を横取りしてしまう。

 あー……と残念がる花子から愛する我が子を引き離した神兄は勝ち誇ったように微笑み、ひどく満足気だ。



 花子と護が並んでソファに座り、楽しそうにおもちゃで遊んでいるのも気に入らないらしい。

 気が付けば2人の仲を別つように間にちゃっかり座り込み、花子から護のおもちゃを取り上げてしまう。

 あー……と残念がる花子の視界を遮るように護とおもちゃで遊び始める神兄は意地悪そうに微笑み、ひどく満足気だ。



 息子可愛さの独占欲はまだまだ止まらない。

 花子が護の生きるために絶対に必要なご飯をあーんと嬉しそうに世話することさえ、絶対に許せないらしい。

 護の食事をすぐさま横取りしてしまう神兄は決して花子からあーんさせてあげない。

 あー……と残念がる花子に1人虚しくスプーンを握らせ護にご飯をあーんさせる神兄は、見せびらかすように微笑みひどく満足気だ。



 花子に対する息子可愛さの独占欲は外でもまったく止まらない。

 休日になると花子から残酷に護を引き離してしまう神兄は、孫を連れて来いとうるさい双方の両親の元へ護を連れて行ってしまう。

 あー……と玄関先で1人置き去りにされる花子から容赦なく護を取り上げる神兄はジジババの家へ護を連れて行くと、なぜか突然必ず急用ができてしまうらしい。

 護にひどく残念そうに謝ると猛ダッシュで消え去り、夜になるまで一向に迎えに来ない。



 幼稚園に通い始める護の送り迎えに花子が先生とお喋りするのも決して許せないらしい。

 息子可愛さ故に担任の若い男さえも独占したい神兄は、会社を抜け出してでも護の送り迎えを死んでも花子には譲らない。

 あー……と玄関先で寂しそうに見送る花子を家に閉じ込める神兄の怖ろしい嫉妬心は、父と手を繋ぐ護もブルブル震える程だ。



 お父さんには絶対内緒だよとこっそり2人でお風呂に入り楽しく身体を洗いっこしていると、いつの間にか帰宅した神兄が突然風呂場に乱入してきた!

 ショックで呆然とする神兄は突然護を風呂から追い出すと、その後花子を2時間も風呂に閉じ込め続けた。

 2人を待つあいだ護は1人ベットに潜り込み、なぜかブルブルと恐怖に震えていた。



 お父さんには絶対内緒だよとこっそり2人で護のベットに入り仲良くスヤスヤお昼寝していると、ひどく勘の鋭い神兄が無理やり昼間突然家に帰ってきた!

 ショックで呆然とする神兄は今だスヤスヤ眠る花子を突然自分の寝室に移動させると、その後花子を夜まで閉じ込め続けた。

 すでに眠れなくなった護は1人ベットに潜り込み、なぜかブルブルと恐怖に震えていた。



 護が見てるのにあまりにも大人げないぞ神兄!


 

 

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