補章 『おめめライター』はなぜ林檎屋さんの審査を一発合格できたのか?
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『安岡寺おめめがまた何か新しいことをしようとしているらしい……』
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どうやら最近、安岡寺おめめは自身の執筆環境に不満を抱き、それを自ら解消するためにアプリ開発を始めたみたいだった。
『えっ自分で作るの!?』
そしてその不満というのは、
iPad/iPhoneでは「半角スペース」の入力しか存在せず、小説家になろうのようなサイトで文字揃えに使われる「全角スペース」を入力できない。
ということであるらしかった。
『えっ、たったそれだけのこと!?』
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私は思った。
『安岡寺おめめよ。あまり林檎屋さんをなめるでない』
私自身は林檎屋さんに自作アプリを提出したことなどない。
だが風の噂で林檎屋さんの審査は厳格を極めるということを聞いて知っている。
「半角スペース入力」を「全角スペース」に自動で置き換えるだけのアプリが林檎屋さんの厳格な審査に通る訳がないだろう。常識的に考えて。
『もう一度言う。安岡寺おめめよ。林檎屋さんをあまりなめるでない』
――― 名探偵00安岡寺おめめのツイート ―――
さすが俺。一発で通ったわ!
なろう作家のみんな、ぜひこのアプリつこうてや!
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『えっ!?通ったの!?マジ!?』
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安岡寺おめめ。やはり彼女の秘めた才能は計り知れない……。
『まあ一応使ってみるか……、無料みたいだし……。』
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iPhone8に『おめめライター』をインストールして、開いてみる。
すると……っ?
―スッ "犬画像" スッ―
『えっなに、今一瞬だけ表示された謎の”犬の画像”は一体なに?????』
やはり彼女の行動は謎が多い……。
―――――― 使ってみた感想 ―――――――――
確かに便利だわこれ。
確かに「半角スペース入力」の代わりに「全角スペース」が入力できる。
確かに外出先とかで『投稿済みー小説編集』するときとかには便利だわこれ。
あとできたら全範囲選択&全コピーが1クリックでできるボタン付けてほしいなぁ〜
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完!




