表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

400年後の未来

あらすじ

御玉と進次郎が命を懸けて護り抜いた決戦から400年後、夏の北海道ニセコ・鏡沼の野原には、見渡す限りの鮮やかな緑と色彩豊かな高山植物が咲き乱れていました 。かつての激闘が嘘のように、雄大なアンヌプリの山々のふもとでは、オーストラリアから観光旅行に訪れた幼い兄妹、ジャックとリーザが楽しそうに駆け回っています

【現代(400年後)・北海道ニセコ 鏡沼の野原(昼・快晴)】

剣岳からフェードアウト光が優しく収束すると、

画面いっぱいに広がるのは、見渡す限りの鮮やかな緑と、

色彩豊かな高山植物が咲き乱れる夏のニセコの野原。

遠くには、残雪をわずかに残した雄大なアンヌプリの山々が、

どこまでも青い空に向かってそびえ立っている。

「400年後――」

爽やかな夏の風が、青々と茂る草波を揺らしている。

遠くから、楽しそうな外国人の子供たちの笑い声が聞こえてくる。

オーストラリアから観光旅行で訪れている、

幼い兄妹――兄のジャック(7)と、妹のリーザ(5)。

二人は白い帽子をかぶり、ニセコの大自然に大はしゃぎしながら、

見晴らしの良い野原を駆け回っている。

ジャック「リーザ、見て! あっちに綺麗な花がたくさん咲いてるよ!」

リーザ「お兄ちゃん、待ってよー!」

小さな丘を駆け登ったリーザが、

ふと足元の草むらに目を留め、ピタリと足を止める。

背の高い草の隙間から、まるで生きているかのように、

温かくも力強い「真緑まみどりの光」が漏れ出していた。

リーザ「お兄ちゃん、これなぁに……? 何か光ってる……」

ジャックも不思議そうに近寄り、二人で草をかき分ける。

そこにあったのは、大人の手のひらほどもある、

磨き抜かれたように美しい、大きな『龍神の翡翠ひすい』であった。

それは400年前、御玉が命を賭して世界を救い、

月へと昇天した際に残した、まさにその翡翠だった。

ジャック「わあ……すごい! 宝石だ!」

ジャックがそっと両手で翡翠を持ち上げる。

その瞬間、翡翠の奥で、

かつて進次郎の腕にあった『青い狼』のような光の紋章が、

一瞬だけ優しくまたたく。

触れた二人の心に、不思議な温かさと、

どこか懐かしい安心感が広がっていく。

リーザ「あったかいね、お兄ちゃん。とっても綺麗……!」

ジャック「うん! パパとママに見せに行こう!」

ジャックは翡翠を大切に胸に抱え、リーザの手をしっかりと引く。

ジャック「マーム! ダッド! 見て、すごいものを見つけたよ!!」

二人は笑顔で、

遠くの丘のふもとでレジャーシートを広げて手を振っている両親の元へと、

元気に駆け戻っていく。

子供たちの影が、夏の太陽に照らされてどこまでも長く伸びている。

カメラは、走っていく兄妹の後ろ姿を捉えながら、

ゆっくりと上空へパンアップしていく。

青い空、白い雲、そして美しく輝くニセコの大自然。

かつて御玉と進次郎が命を懸けて護り抜いた世界は、

今もこうして平和に、そして美しく未来へと繋がっていた。


『真緑の翡翠~ドラゴンジェイド~』(終幕)

この作品は「私にキスできますか?」の作中作品です。

付録ですので、とても緩く放置おねがいします。

今後、記載する表現に関して、常識に基づいて気をつけて参りますが、

もしもを考慮して15歳未満閲覧非推奨を設定させて頂きます。

こちらに何か落ち度がございましたら、お知らせ願います。


御玉みたま

なよ竹の巫女。

山賀サンガの娘・朱音あかね

孟竹林の「光る酒」を飲んで授かった神秘的な少女。

生まれた時から『龍神の翡翠』を握っていた。

神々しい美しさを持つ。


進次郎しんじろう

蒼き狼の剣士

腕に青い狼の痣を持って生まれた最強の忍び。

御玉と深く愛し合い、彼女から託された神剣を手に戦う。


ほむら

堕天使ルシファーの変異体

歴史上の悪女(趙姫、西太后など)に乗り移り、世界支配を目論んできた巨悪。

永遠の命を得るため、翡翠と「かぐやの血(御玉の血)」を狙う。


三蔵さんぞう

山賀の生き残り。御玉の最期を看取り、彼女の遺志を継ぐ忠実な仲間。


大和やまと

『日いずる国』の 『約束の地』であり、『その時を待つ場所』。大いなる平和を甘受する土地の意。


※山賀、伊賀、甲賀

四散したイスラエル10支族の末裔。山賀は神官兵団に近い。伊賀、甲賀は守護騎士団に近い。主に忍びである。聖櫃アークとその中の秘宝「十戒の石板」を守る。


※守人

四散したイスラエル10支族の末裔。蝦夷を目指し、『始まりと終わりの地』であるアンヌプリにて、『 守人』となった。武装した山伏のようなイメージ。


※龍神の翡翠

善悪の根源にて真実の結晶体。『最後の審判』であるグレート・リセットを引き起こす事が可能な唯一無二の宝石。


※『空斬刺鏡くうざんしきょう

神剣。神託を得て御玉みたまが打った剣。

『無』をも切り裂く『絶空ぜっくう』を起こす。

他の忍びは刀だが、これは直剣である。


※『破邪顕正はじゃけんしょう』。

御玉みたまの聖杖。

不正な教えや邪悪なものを打ち破り、正しい道、すなわち正義を明らかにする杖。

聖なる光を放ち、悪魔の闇を一瞬で払う。


獄炎魔槍ごくえんまそう『煉獄の咆哮れんごくのほうこう

ほむらの槍。

ソドムとゴムラの怨念の炎を纏っている。


※最後の審判

『始まりと終わりの地』アンヌプリにて引き起こせるグレート・リセット


※イオマンテの秘儀

守人の力によって作られる結界。


※なよ竹の巫女

御玉みたま


※蒼き狼の剣士

進次郎




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ