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14.テストごときで天才のルーティーンは変わらないのだ!

 明智蒼汰は去っていった。


「というか、お前明智のことちゃんと認めたんだな。あんなに嫌ってたのに」

「私は凡人を意味もなく嫌ったりはしない」


 基本的に天才の感情を凡人に割くなど無駄でしかないからな。


「最初は墨田るいの気が触れたのかと思ったが、案外明智蒼汰はまともな男だったわけだ。友だちになるくらいなら認めてやらなくもない」

「お前は墨田の親か」

「まぁ明智蒼汰のことは解決したのだ。今大事なことは才田知怜人の勝負だな」

「そういえばそうだな。お前、授業も聞いてないくせに全然勉強しないし今回は負けるだろ。というか負けてくれ」


 お前失礼だな!

 天才がそんなことで負けるわけがないだろ!


「天才がそんなことで負けるわけがないだろ!いいか、努力は誰にでもできる。努力せずに勝ってこその天才なのだ」


 というわけで、私は今日も普通に寝たので翌日、

 さて、1時間目は何だったか。


 教師が問題用紙を配るのを見て初めて私は国語のテストを受けることを知った。


「それでは、解答を始めてください」


 モブ教師の定型文を聞いた後、私は問題用紙を開く。


 ……眠くなってきたな。

 いつもこの時間は寝ているのだ。天才の睡眠時間を乱すなんて、テストというのはなんて害悪なシステムなんだ……!


 自身の睡眠時間の確保のため、私の神経は人生最大レベルで研ぎ澄まされていく。


 10分後、

 私は凡人の3時間分の思考に匹敵する行為を始める。私は寝るのに忙しいのだから、モブ教師が話しかけてこないことを祈ろう。



「お前テスト中も寝てるのか……」


 全てのテストが終わった後、東雲秀が呆れたように言った。

 当然だろ?


「天才にとって最も大事なことは睡眠だからな」

「お前絶対昨日もぐっすり寝てたくせに何言ってるんだよ。そんな寝る必要ないだろ」


 やれやれ、やはり凡人には天才の考えなどわからないか。

 睡眠はすべての源!最上の思考活動!睡眠よりも優先すべきものなどない!


「お前そんな睡眠ガチ勢だったのか……」

実は実話。

流石にこんなイカれた思考のもとで寝たわけじゃないが睡眠時間確保のためにめっちゃ頑張ってテストを解いたことはあります。


改めて書くとこれもかなりイカれてますね。

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