酔った勢いでの異世界生活⑲シンシアの街に到着
壁lー゜)ヒッソリ 今回は街移動だけで少し地味かも?
壁l三サッ!
俺達3人はその後、シルバーラビットに戻り、パーンさんの最後の夕食を食べ、明日の出発に備え直ぐに眠りについた。翌朝エミリに挨拶をして冒険者ギルドに向った。最後の別れを惜しむエミリには「寂しいです。また絶対来てくださいね」と言われ、「あぁ、この街に寄る際は必ず挨拶に来るよ」と俺がエミリに告げると「待ってます。また是非ともお立ち寄りください」と言われ「必ず」と答えてエミリに見送られて、冒険者ギルドへと向かった。そして依頼書を確認するとエルフの森周辺のシンシアと言う街までの商人の馬車の護衛と言う依頼があったので、俺達3人はその依頼を受けることにした。
依頼報酬はそこそこの報酬だったが、正直俺達には報酬は大したことは無かったのだが、チュートリアルで稼いでいた俺には報酬はいくら貰ってもささやかなものに感じていた。というか、エルフの森周辺に行けるので、報酬は正直どうでもよかった。クエストを受けれて目標の森に近づける。それだけで十分だったのだ。途中黒い風のギムと赤サソリのリューさんにも会い、街を出ることを告げて、別れの挨拶を告げると「まぁ、この仕事を続けていればまたいつか会えるだろう。頑張れよ」と告げられ「あぁ、2人とも元気でな、再会を楽しみにしてるよ」と挨拶を告げ、護衛対象の商人さんに挨拶をした。
「Dランク冒険者のダイスケとミカとユウコです。本日はよろしくお願いします」と商人さんに挨拶をすると「あぁ、私は行商人のウィルです。よろしく頼むよ」とりあえず3人は俺たちの馬車に一緒に乗ってくれと言われたので一緒に馬車に乗ることになった。馬車は2台あり、先行して進む馬車に同席することになった。俺には気配察知のスキルがあるので、敵が近くに現れたら、即座に対応出来たりする。シンシアの街までは丸一日で着けるのだが、途中野営などもして、道中ゴブリン5匹の集団に襲われたが、特に問題はなく、ミカのアイスアローで即座に殲滅したが、それ以外の敵は出ないで、無事にシンシアの街にたどり着いた。ウィルさんにお礼を言われ、俺たちはギルド証を門番の衛兵さんに見せ、何事もなく、シンシアの街に入り、ウィルさんに報酬を受け取り「助かったよ無事に街までたどり着けた。これは報酬だよ。また是非よろしく頼むよ」と言われ、ウィルさんと別れ、俺たちは冒険者ギルドに向った。
冒険者ギルドに入ると、相変わらずミカが周囲の男性の目線を集めていた。俺はそれを気にせずに受付嬢に話しかけた。受付嬢は人間でサラと名乗っていたので、俺達も自己紹介をした。それを聞いていた周りの冒険者は「Dランクかよ」と呟いているようだった。俺たちの若さでDランクと言うのは珍しいらしい。そして俺はミカにディスペルマジックの魔導書を渡した「はい、これ今日の魔導書だよ。これは魔法を強制終了させる魔法だよ。以前、4人に絡まれたときにウインドウォールの魔法を消滅させた魔法でかなり使える魔法だよ」と告げると「ダイスケありがとう」と言ってにっこりとその魔導書を受け取っていた。依頼書の確認をしていると、シンシアの街は森に近いこともあってか、動物系の魔物が多く出るようだった。
とりあえず、いったん宿を探そうと思い、サラさんに宿の場所を聞くと「ここを出て、右側をまっすぐ進むと「エルフが営む森の祝福と言う宿屋と、左に向うと人間が営む黒熊の宿というのがありますね。前者の食事は、森の恵みがメインのサラダ系が人気で女性向けで、後者はがっつり肉料理がメインの男性向けと言った感じですね」俺はエルフが営むと言うのに魅力を感じていた。ミカとユウコも同じ気持ちらしく、「それじゃあ、森の祝福の方に行ってみます」と告げて、ギルドを後にして宿屋森の祝福に向う事にした。
宿屋、森の祝福に入ると「いらっしゃいませ冒険者さん森の祝福へようこそ。お食事になさいますか?それともご宿泊でしょうか?」と、凄く美形な少女に見えるエルフの女性が丁寧に挨拶してきた「おぉ・・・リアルエルフだ」とユウコが少し感動しているようだった。食堂の方を見ると女性客が多いようで、俺は何となく、渋谷の109に男が女性を連れて入ったような少し気まずい気分になりつつも「ひとまず宿泊で、2部屋お願いします。食事は必要に感じたら後でお願いします」と告げ、部屋で少し休むことにした。