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酔った勢いでの異世界生活  作者: ヒッソリさん
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酔った勢いでの異世界生活⑫ダイスケの心情

壁lー゜)ヒッソリ これで⑫話か・・・

壁l三サッ!

とりあえず、夕食後は普通に部屋に戻り「それじゃあ、明日はパワーレベリングするから2人とも今日はゆっくり休んでね。おやすみミカ。ユウコ」と一声だけ声をかけて内心逃げるように部屋に戻っていた。いや、ミカが俺を好きなのはわかったんだけど、この異世界に来て、正直まだ初日だ。先の展望が解らない状態で告白を承諾するのは無責任だろう。一応何があっても平気なように強くなれたとは言え、何が起こるのか全く予想もできない現状なのだ。それにユウコも居る。もしここで俺とミカがくっ付いた場合だが、ユウコはどうなるんだ。


俺がユウコの立場で、俺とミカが付き合いだしたら、2人の事を思ってPTから離脱する事だろう。30歳までずっと一緒に居て俺が解っているユウコの性格なら絶対に間違いない。俺ならば一人でも別にいい。だが、ユウコは女性だ。しかも若返ってそれにレベルも低い。それをこんな来たばかりで実際何が待ち受けてるか分からない世界で放置なんて出来る訳がないが、ユウコの性格なら逃げるように消えるだろう。男女差別とか言う訳じゃないが、実際、食堂で待ち合わせしてるだけでチンピラに絡まれたばかりなのだ。


30歳まで見てきたミカ・・・。価値観が似ているのだ。俺が腹の立つことで同じく怒り、楽しいと思う事で同じく笑う。一緒に居て違和感がない。だからそれほど長い間ずっと生活していて迷惑に感じなくて心地よかったんだ。そして俺には今、美香を守れる力もあるのか・・・そして俺の事を好きだと言った・・・。まぁ、あれだ。答えを出すにしても。今じゃない。まずは2人のレベ上げだ。うん、優先順位の問題だ。決して逃げてる訳じゃない。俺も好きだよミカ。なんて言ってしまった日には・・・うわ~、顔が熱い。なんだこれ?若返りのせいだけか?今までわざと意識しなかった反動なのか?だめだ。無理無理、絶対無理。抑えがきかないよこんな感情。と、そんな事を一人悶々と考えてしまい、二人にゆっくり休んでと言ったくせに、自分がなかなか眠れぬ夜を過ごすのであった。


「おはようミカ。ユウコ。ちゃんと休めた?今日は景色を楽しむとか抜きで、俺の飛行魔法と高速移動で一気にレヴ火山に行くよ」俺は2人に自然に言った。うん、自然に言えたはずだ。「うん、おはよう。ダイスケ」と言った美香の顔に思わず見とれてしまっていると、隣に居たユウコが「おっ」と一声あげて俺の方を見て一瞬笑ったように見えた。


「あ、はい。ミカ今日の分の浄化の魔導書だよ。これはアンデット退治の他に、死体を消滅させるのにも使える魔法だよ。昨日ユウコのゴーレム埋葬が羨ましいって言ってたから。でもこれって、自然の法則に逆らうから、本来土に還る物を消滅させちゃうから、土属性の加護が減るかもしれないので、多用しすぎると駄目かもしれないので気を付けてね」俺はそう言って、ユウコが変な話題を出す事をそらしつつミカに魔導書を渡した。「ありがとうダイスケ。うん、自然破壊にも気を付けるよ」ミカはそう言って、にっこりと大事そうに浄化の魔導書を受け取るとアイテムボックスに収納していた。


そして、食堂でエミリと会話をして朝食を食べて、レヴ火山へと目指すのだった。その際、女性陣3人でヒソヒソ話をしていたが、当然、女子話が怖かった俺は聞き耳スキルは使っていない。

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