迷宮編集
そこは半径1m程の魔法陣がきれいに入るぐらいの大きさの木でできた小屋だった。
(どこだここ?)
その小屋には普通の木でできた扉があったので賢人たちは小屋から出るそこには何もない空間に中世ヨーロッパにありそうな豪邸がぽつりとあった。
(マキナがやったのか?とりあえずマキナを呼ばないと)
「マキナー!」
そう叫ぶと屋敷の中からガタッ!ゴッ!という音をが聞こえてきた。そして扉が開くとほこりまみれのマキナが飛び出してきた。
「ケントさ・・・ッ!?」
マキナは賢人の腕が吹き飛ばされて体に大穴の開いた姿を見て泡を吹きだし気絶する。
「こいつは泡を吹きだして気絶するのが好きだな・・・」
『そんな姿でしゃべりかけられたら誰だって驚きますよ』
マキナの体を揺さぶって起こす。そしてなぜこんな体になったのかと大丈夫なことをマキナに伝える。
「その体は治るんですか?治らなかったら人前に出れませんよ?」
「再生魔法とかあるらしいから治るだろ・・・いつか」
「『いつかって・・・』」
「それよりこの豪邸と小屋は何なんだ?マキナが作ったのか?」
マキナに説明してもらう。
マキナはとりあえず迷宮編集で何ができるか試したそうだ。転移魔法陣なんて物を造れるんだから小屋も作れると思ってディスプレイに手をかざし魔法陣がちょうど入るぐらいの小屋を想像した。そしたら想像した通りの小屋が突然現れたらしい。
次に寝る場所がほしいと思って自分の前に住んでいた家を想像するとやはり想像した通りの家が突然現れた。しかし、なぜか家の中はほこりまみれでさっきまで掃除をしていたらしい。
「迷宮の中だったら自由にできるってことか。ん?じゃあ俺が上の層に行かなくてもここに呼び出せるんじゃね?」
迷宮編集
迷宮の内部のことなら魂力を消費するもの以外なら何でもできる。
「魔物を作り出すことは無理でも呼び出すことはできるってことかな?」
魔物を作り出すのは魂力が必要だと考え、賢人は魔物を呼び出すことにする
「今からここに弱そうな魔物を呼び出すからリュウナの闇魔法で殺してくれ」
『わかりました』
リュウナの返事を聞くと賢人はディスプレイに手をかざしこの迷宮で最も弱い魔物をここに呼び出すように念じる。すると魔法陣が現れその上に普通の豚のような魔物が現れた。賢人は解析をしてみる。
ステータス
猪豚
体力:29/29
魔力:4/4
筋力:45
俊敏性:21
スキル
突進
「殺すの待って」
『どうしてですか?』
「うまそうだから」
そういうと完全に存在を忘れていた剣を片手で構える。すると豚が賢人のほうに突進する。賢人は剣を縦に軽く振り下ろす。すると豚が真っ二つになり血があふれてくる。
「お、できた」
「え?何をしたんですか?」
「スキルに超剣技っていうのがあったから上の層にいた蜘蛛みたいに斬撃?みたいなのを使ってみた」
「『使ってみた・・・』」
賢人はマキナに猪豚は調理できそうか聞いてみると、作った豪邸の中にキッチンがあったらしくそこで調理できると言っていた。
「でもマキナは解体できるのか?」
と聞いてみると料理スキルの中に解体が含まれているから大丈夫と言っていた。
するとマキナ豪邸の中に入り包丁を持ってきて解体を始める。
「じゃあ俺はほかのことしてるからできたら呼んでくれ」
「わかりました!料理の腕には自信があるので期待しててください!」
そう言うとマキナは解体に集中しだす。
賢人はディスプレイの前にきて手をかざしあるものを念じる。するとディスプレイの上に透明の液体が入った試験管のようなものが出てくる。
(お、でてきた!)
そして賢人はそれを飲み干す。すると賢人の体が光りだし腕と腹部が完全に治る。
賢人が念じたものは再生のポーションでアイテムの山の中に1つぐらいあるだろうと賢人は何となく考えたのだった。
賢人は腕と腹部が治ったのを確認すると手を握って開いてを繰り返す。
(よし!問題ないな!)
賢人は問題がないのを確認するとステータスを確認する。
種族:人族
体力:1472/6606
魔力:5693/6041
筋力:67
敏捷性:29
スキル
結界魔法ex 無詠唱ex 必殺耐性ex 契約魔法 念話 超弓 超剣技
槍技 鎚技 斧技 棒技 死神鎌 闇魔法 暗黒魔法 ブレス
ユニークスキル
崩壊因子 入手可能スキル増加
魂力吸収率増加 解析 部分形態変化
称号
異世界人 巻き込まれし者 勇者の敵
概念を操りし者 女神スレアの加護 幻魔獣の友
弓術を極めし者 剣術を極めし者 死神
配下
リュウナ
1,486,949/3,000,000
(あとはこの部分形態変化が何なのか・・・蜘蛛が使っていた腕を武器にするやつだと思うんだが)
部分形態変化
体の一部の形や硬度を変えることができる。魔力を込めれば込めるほど硬度が上がる。
(やっぱりそうだよな・・・)
そう思うと賢人は自分の腕が剣になるイメージをする。すると賢人の腕が光りだし形をどんどん変えていく。
矛盾やおかしいところが多々あるので頻繁に改変します。