一話 異世界転生!?
これが初投稿みたいな感じですよ〜。
至らぬとこはありますけど楽しんでくれたら嬉しいです〜。
「よーし!あとはこれとこれを…」
平日の昼間、学校にも行かず、ただゲームをしていた。
ある事件から、立ち直る事ができなかったのだ。
「たはー!クリア!!僕ってば天才だね!」
クリアの文字が浮かぶゲーム画面を見て、少女は歓喜した。
その後、自分が座ってる隣に置いてあるゲーム機とソフトをチラリと見た。
「…早く帰ってこないかな。」
ポツリと願いを呟いた後、急に眠気が襲ってきた。
「ふあぁ…寝てなかったし…流石に...眠い...や…」
バタッと倒れ、上手く体が動かない。
少女はその瞬間悟った。
ただ眠いだけではない、死んでしまう。と。
「えへへ…うそじゃん.......」
「また一人にしちゃうね.......ご…め.......」
そうして一人の少女は永遠の眠りについた。
ーはずだった。
「(あれ…どこ?ここ。うっ!くる…しい…!!)」
意識が回復してすぐ、訳の分からない痛みが襲う。
目も見えず、体も動かしたくても動かせない状態に混乱する。
「(ぐぅ…あ…もう…)」
「おぎゃああ!!」
助けて!と言ったつもりが、言葉にならなかった。
「「産まれた!!」」
「(…え!?どゆこと!?)」
理解が追いつかない。追いつくはずもない。
ついさっき上げた声が産声だったと理解する前に目が開く。
「産まれてきてくれてありがとう。貴女の名前はー」
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前に日本で暮らしていた少女は異世界に転生した。と、理解するまで1ヶ月程かかってしまった。
日本にいた頃の記憶が曖昧になり、自分の事も、家族の事も、大切な人も、思い出せなかった。
ただただ頭にあるのは自分が日本にいた事位だった。
「あぅ……(ここは?)」
異世界に来てから1ヶ月。何故か既に少しだが体が動かせる。
人間って、こんなにも早く自由に動かせるはずもないのに。
「あっ!起きたわよ!」
「おぉ!愛しの我が子よ!お前は家の誇りになるのだぞ!」
「あなた…まだ産まれて1ヶ月の子に何を言うのよ。」
「すまんすまん!つい先走った!」
少女の前に居る二人はお母さんとお父さんだ。
お母さんは金髪で優しい目をしてスラッとした体でとても美人だ。
非の打ち所が無い完璧な人だ。
お父さんも金髪で、少しばかり怖い目をしているが、明るくていい人だ。
二人ともとても仲良しで、使用人の人達もみんな笑顔だ。
「あう!(私もお母さんみたいになりたい!)」
「ふふ。可愛い子ね。私に似てくるかしら?」
「きっとそうだ!美しくなるぞ!」
そして、お父さんとお母さんと幸せな生活が続いた。
ある時はお話を聞かせて貰った。その話は凄く唆るものだった。
多分、日本にいた頃はオタクだったのだろう。と思った。
「[むかしむかし、世界は魔王に脅かされていました。
魔王は魔族を従え、魔獣を操る術を持っていました。
我々人間には、魔法という対抗手段はありましたが、
その圧倒的な力に為す術は無くなろうとしていました。
ですが、そんな時でした。神は我々の願いを聞いて下さったのです。
神の強いご加護を授かった勇者様が異界から来て下さったのです。
勇者様は<ツクヤ>と名乗り、私たちの為に戦ってくださいました。
妖精王様を味方に引き入れ戦う姿はまさに神の様でした。
ツクヤ様は魔王を討ち取り、人間の平和を勝ち取って下さいました。]
…と言うのが勇者様と魔王のお話よ。」
「あう!あう!(勇者と魔王!?異世界上がるぅ〜!)」
この世界は剣が鍔迫り合いをし、魔法が溢れている世界だ。
魔法は、誰にでも流れている魔力を体から引き出し、魔法を使うことが出来る。
魔王も勇者もいるこの世界で、この少女はどう生きる事になるのか、ワクワクしていた。
「うふふ。可愛いわね。貴女も1歳になったら[鑑定の儀]を受けましょうね。」
「あうぅ?あう!あう!(鑑定の儀!?何それ超あがる!)」
「なぁに?気になるの?うふふ。教えてあげるわね。」
そうして、母親は[鑑定の儀]について語り出す。
「[鑑定の儀]。それはね、私達人族はほぼ全員、
獣人は半分づつ、魔族は殆ど持っていないとされている、
神様からのご加護…私達はこれを[職業]と呼んでいるわ。
このご加護のお陰で私達は強く、速く成長出来るのよ。
まぁ…一部強くない職業や、成長が遅いものや、そもそもご加護を授かれない人もいるわ。
…なんて言っても、貴女にはまだ早かったわね。」
「あうあう!(ありがとう!お母さん!)」
そうして色々な話を聞いたり、家族で過ごしたりした。
その間に少女には妹ができることも分かったのだ。
幸せな日々は流れ、ついに[鑑定の儀]を受けることが出来る1歳の誕生日になった。
「鑑定士よ!はよ始めておくれ!」
「分かりましたから旦那様、落ち着いて下さい。
適切な儀式を行わなければ[職業]は分かりません。」
「おぉ、そうか…少し興奮し過ぎたな。」
「早くこの子の才能を、ご加護を知りたいのは私も同じですよ。」
「あい!あい!(私も知りたい!早く早く!)」
「……お待たせしました。準備完了です。」
目の前には水晶があり、床には魔法陣が浮かんでいる。
少女のイメージ通りの、まさに[鑑定]そのものだった。
「では....お嬢様。こちらへ。」
少女は鑑定士に導かれ、魔法陣に乗る。
「では....始めます!!」
魔法陣が輝き出し、あたりは光に包まれる。
光が収まり、鑑定士が鑑定結果を確認する。
その際、少女も自身の才能を見ることができた。
「あうぅー!(こ、これはっ!)」
「お、お嬢様の才能は...」
「<盗賊>...です。」
その言葉と同時に、部屋は静寂に包まれた。
次回、勇者編!(大嘘ですそんなものではありません。)




