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十話 君は誰?

あっ言ってなかったんですけど服装変わってます。

普通の服ですね。腰にナイフ用のベルトがあって、白いワンピ(綺麗)みたいな感じ。

あと勇者達は紡葵がなんやかんやして(←それを言え)言葉伝わるようになりました。









「う〜ん....お金がもう残り少ない。」



「えぇ!?あんなに沢山あったのに!?」



「....私達、色々食べすぎたんだよ。」



「...確かに。」



美亜とルルが初めてギルドの依頼をこなしてから7日がたった。


宿に泊まっていて、普通にご飯を食べている...だけならまだまだお金はあったはずだ。


好きな時に好きなだけ色々やったせいでもう100Gしかない。



「しょーがない...ギルドに行こ。ルル。」



「はーい。」



二人で支度をして、見慣れてきた街を進む。ゆっくり。噛み締めて。


進んでいる中、少年少女の集まりを見かけた。


賑やかな街中で、一人の少女に目が行った。


その少女を見た瞬間、自分の心臓が潰れる程の衝撃を受けた気がした。



「!?ねぇ!!ちょっと!!!」



「え!な、なんですか!?」



美亜は思わず少女の手を掴んでいた。髪は黒髪ロング。


少女の黒目は何処か遠くを見ている様で、服は異世界初心者装備って感じだ。



「君、どこかで私と会った?そんな気がして止まないんだ。」



「......?い、いえ....そんなことは.....」



「....そう。ごめんね。困らせちゃったね。すぐ行くから。」



そっと掴んでいた手を離し、足早に少女から離れる。



「何だったんだ?あの人は。」



「さぁ....大丈夫だった?」



「う、うん....」



少女は美亜の離れていく姿をみてある考えが頭をよぎった。



「.........まさか、ね。」



「ん?どうかしたか?」



「いや、なんでもない。」




美亜は何故少女を見て、反射的に手を掴んでしまったのか理解出来なかった。


一度も見たことのない、赤の他人のはずなのに。



「....ッ。」



「大丈夫?美亜ちゃん。」



足早に歩いていて、落ち着きがない美亜を肩に乗っているルルは心配している。


何かと変な様子になることが街に来てから、人に会ってから増えてきた。



「いや....なんだか引っかかって。心配かけたね。ごめん。」



「そんなことないよ!美亜ちゃんが平気なら大丈夫だから!」



「うん...そうだね。そうだよね!ありがと、ルル!」



ギルドに向かう最中の道で、少しずつ調子を戻していく。


そうしてたどり着いたギルドの扉を開ける。


するとその先には見たことある騎士様がいた。



「あっ...あなたは....」



「む...いいところに来たな。美亜殿。ルル殿。」



「レグトさんだー!久しぶり〜!」



聖炎の騎士、レグト=ライアス。この国で恐らく一番強いであろう騎士。


...美亜とルルはその事を知るつもりもない。



「そうだ。二人に頼みがある。」



「ん〜?たぶんやるよ〜。」



「...決断は話を聞いてからでも...?アルマ殿、依頼の説明をお願いする。」



レグトの言葉を聞いた美亜とルルはアルマルトさんのいるカウンターに近づく。



「わかりました。では、お二人に説明しますね。今回の依頼は、


危険度Bランクの[霧の洞窟]のボス討伐、これに協力してください。というものです。」



「危険度Bランク...か。そのくらいなら、いけると思う。」



「美亜ちゃん強いもんね!」



「というか....[協力]って....」



レグトは扉の音を聞いて、入ってくる人々を指さしながら言った。



「紹介しよう。このアステル王国の勇者様達だ。」



「「あっ。」」



ギルドに来る前に会った少女と美亜はお互い声を漏らした。



「ふ〜ん。不審者かと思ったらそうでもないみたいね!」



「まぁ異世界だし、そんなこともあるだろ。」



「正義、最高!正義、最高!(二回目)」



勇者達、というのが分かるようにぞろぞろと中に入って来ること総勢15人。


その中で特に目立つのがあの少女含め4人いる。



「どーも!私は桃川(ももか)でーす!」



「俺は佑大(ゆうだい)だ。正義正義言ってる奴は有井(ゆうい)って奴です。」



「正義ィィ!!」



「私は紡葵(つむぎ)です。それで....あなた達のお名前は...?」



個性の強い漫才コンビの様な圧に負けじと美亜とルルは答える。



「私は美亜!白木美亜!記憶を無くした転生者で、相棒(ルル)と一緒に日々を謳歌する者!!」



「私はルル!ルル=ルクマス!相棒(美亜ちゃん)と一緒に毎日を楽しむ者!!」




「「「!?!?」」」



勇者達が静まる。急に静まるものだから、なにか変なことを言ったかと美亜は思った。



「あのー....なんか変なこと言いました...?」



「「「転生者!?!?」」」



「うぇえ!?ま、まぁ...自分の名前も忘れるくらいだから...あんまり期待しないでね。」



驚きの中であまりしまらないが、レグトが口を挟む。


流石にそろそろ痺れを切らしたのだろう。



「積もる話はありそうだが...そろそろ行くぞ。時間は限られているからな。」



「まぁ、覚えてないことだらけだけどね〜。」



「う...はーい。」



そうしてレグト&勇者達&美亜&ルルの冒険が始まった。


なんだかしっくりこないことも多々あるが、まぁ大丈夫だろうと進む。


少し、余興としてこの国の事を少し話そう。

(尺稼ぎですごめんなさい)


アステル王国騎士団、それは善なる者達から見れば聖者の集団である。


逆に悪なる者達から見れば地獄の鬼だ。


子供の頃に一度は憧れる騎士団。そんな騎士団を支えているのは騎士団長だ。


騎士団の中でも特に強く、勇ましく、美しく、希望の象徴になる存在なのだ。


そんな存在なのがー


アステル王国騎士団18代目騎士団長、レグト。レグト=ライアスである。



「今回は[霧の洞窟]に行くぞ。油断しないようにな。」



「「「はい!」」」



「それじゃ、やったりますか!」








大事な情報(?)を前置きに置く私。

今回、勇者いる!

次回、勇者いる!

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