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神罰の雷帝と異端の法理  作者: 天体
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【第1話:ガラナ公爵家の神童】

*生成AI使用

自己規制求

世界の中心に広がる黒き大地『魔大陸』。それを取り囲む隔離の海を挟み、人類は四方に四大国家を築いて巨大な結界を維持していた。

その中でも、激しい雷雨と険しい荒野が支配する南の軍事大国――その防衛の要を担うのが、四大公爵家の一つ『ガラナ公爵家』である。

「……着きましたよ、アレス坊ちゃま」

老執事の声に、アレス・フォン・ガラナはゆっくりと目をあけた。

そこは、魔王軍との全面戦争に備え、世界中から種族の垣根を越えて天才が集まる『国立魔導至高学園』の正門前。

最高級の魔導馬車からアレスが静かに大地の土を踏み締めた瞬間、それまでざわついていた校門前が、まるで時が止まったかのように静まり返った。

「おい、あれ……ガラナ公爵家の……」

「嘘、なんて綺麗な人……。でも、あのオーラ、何……?」

非の打ち所がない完璧な容姿、身にまとう気品、そして何より、周囲の空気をピリピリと震わせるほどに密度が高く、底知れない強者の気配。

並み居る他国の貴族や、並外れた直感を持つ獣人の受験生たちすら、アレスの放つ圧倒的なカリスマ性に気圧され、道を開けることしかできない。男子は見惚れ、女子は頬を赤らめて息を呑む。

アレスはそんな周囲の視線を一顧だにせず、悠然と歩を進める。

公爵家のエリートたるアレスにとって、凡百の受験生が受ける学力テストや基礎実技など、受けるまでもない時間の無駄。すべて特例で「免除」だ。

彼が向かうのは、合格者たちだけが最後に受ける、本物の才を測るための最深部――『魔力量測定の間』。

「次、アレス・フォン・ガラナ!」

試験官に呼ばれ、アレスは部屋の中心にある、大人の頭ほどもある巨大な測定水晶の前に立った。

周囲では、すでに測定を終えた他国の王族やエルフの天才たちが、アレスを品定めするように見つめている。中には、自身の魔力量『450』という高数値を叩き出し、ドヤ顔を浮かべているエリート貴族もいた。

(クラス分けの基準は、100から200が第4クラス。200-400が第3クラス、400を超えれば天才の集う第2クラス。600以上が怪物の第1クラス、だったか)

退屈そうに息を吐きながら、アレスは白い手袋をはめた手を、測定水晶にかざした。

――その、瞬間だった。

バチィィィッ!!!

部屋中の明かりが一瞬にして消え、アレスの手元から、世界を裂くような青白い雷光が爆発的に迸った。

「な、なんだ、この魔力は……っ!? 空気が重い……息が……!」

「精霊たちが怯えている!? 馬鹿な、この部屋の結界が歪んで――」

周囲の怪物たちが一斉に驚愕し、床にひざまずく。

アレスが少しだけ魔力を込めただけで、測定水晶の内部に、異常な輝きを放つ数字が浮かび上がった。

【 9999 + α 】

パキィィィィン!!!

直後、国の至宝でもある測定水晶が、アレスの規格外の魔力に耐えきれず、粉々に爆砕した。

飛び散る水晶の破片の中、アレスだけが、衣服の塵ひとつ汚さずに静かに佇んでいる。

「……測定不能エラー、だと……?」

試験官は腰を抜して床にへたり込み、ガタガタと震えながら、ただその『数字』を見上げていた。

王太子も、他国の令嬢も、エルフも、ドワーフも。世界の頂点に立つはずだった第1クラスの「怪物」たちが全員、言葉を失ってアレスの背中を戦慄と共に凝視していた――。

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