6章87話 遅すぎる敵
お待たせしました!
第2機動任務部隊から放たれた60機あまりの攻撃隊の姿を大鳳に搭載されているレーダーが珍しく捉えた。
というものの、日本軍のレーダーはまだまだ実用的とは言い難い性能であり、一応あっても損は無い程度の代物だった。
だがそのレーダーが珍しく敵機を捉えている。距離は120km、30分もせずに到着するだろう。
「随分と速度が遅いな……英軍と戦うのは初めてだが、こんな遅いのを英軍は使っているのか?」
第1航空戦隊参謀の草鹿が驚く様に声を上げる。
「英軍のソードフィッシュっていう雷撃機は複葉機だからね……速度が遅いのも無理はない」
彰が「複葉機」と告げると艦橋職員達に驚きが走る。
「複葉機って……」
恐らく皆は「タラント空襲」の事を考えているのだろう。タラント空襲で一躍有名になったソードフィッシュが接近しているのである。
元々日本海軍による真珠湾攻撃はそのタラント空襲を手本に研究された攻撃である。
「けど油断は禁物だ。忠にも伝えなきゃ」
彰は5航戦の指揮をとっている忠一に念の為連絡を入れた。やはり敵が複葉機を使用している事に驚いていたようだ。
「対空戦闘! 接敵するぞ!」
艦長が対空指揮所に上がる。彰と草鹿は双眼鏡を手に空を睨んだ。
直掩隊長の大井少尉は指揮下12機を率いて艦隊上空3千で警戒にあたっていた。
「そろそろ燃料が乏しくなりそうだな……あと30分てところかな」
そう呟いた時だった。艦隊から右160度ほどの海面近くに航空機が複数機確認出来た。
「おでましか……小隊! 高度1千、敵機! かかるぞ!」
大井小隊は何時でも笑いが絶えない小隊として有名だった。そんな彼らの空戦成績は抜群で、どんな小隊からも有名であった。
この時、英軍は高度4千に制空隊(マートレット24機、爆装ソードフィッシュ10機)を配置していた。高度差によって部隊を分散させ、敵の直掩機による脅威を減らそうとしていたのだ。
そのマートレットも丁度敵直掩機(大井小隊)を発見した。高度で有利な位置にある制空隊は1個小隊12機が大井小隊に襲い掛かった。
真っ直ぐ降下していくマートレットに大井小隊最後尾の若いパイロットが気付いた時には必殺の50口径機銃が火を吹いていた。
元々機体を軽くするために装甲などを取り付けていない零戦は4丁の12.7mm機銃の弾丸によって殆どが撃墜されていく。生き残った大井小隊はたった5機だった。
全くの奇襲である。
「何が起こった! くそ、返事をしろ! 大田! 山本!」
大井少尉の列機である大田上飛曹と山本一等兵もあっという間に撃墜された大井小隊の殆どは一瞬にして撃墜されてしまった。
通常の奇襲攻撃ではこのように殆どが撃墜されるというのは無いのだが、それを難なくこなした英軍は恐ろしい練度を持っていると予測出来る。
実はこのパイロットら、第一次バドルオブブリテンの戦闘経験者であった。ただ空母への任務経験があるという理由で太平洋に配備される機動部隊の艦載機パイロットに任命された。
イギリス軍は本国が現在第三次バトルオブブリテンの真っ最中であり、第二次の際に空母艦載機による奇襲攻撃で占領されたフランス基地から発進するドイツ軍を撃破しようとという作戦が行われた。
結果として作戦は失敗し、空母1隻を喪失。ベテランパイロットの多くを失ってしまった。
この背景から空母任務経験者を新しい機動部隊に配属し、ひとまず大西洋に空母部隊を逃がしたのである。
バトルオブブリテンについては後述するとし、激しい迎撃戦闘の経験を持つ彼らはアメリカから(友梨佳によって)零戦の特徴や弱点を知らされており、それが有効的に活用され今の状態になっている。
無論そんなことを知らない大井少尉は反撃に躍起になっていた。
「くそっ、くそっ! たかがF4の癖に、ふざけやがって!」
目の前を飛行するマートレットに20mm弾を叩き込む。20mm弾の威力は強大で、主翼からボキリと折れて落下していく。大井少尉の臨時の列機を務めるのは川瀬上飛曹である。
彼もまた多くの戦友失い自暴自棄になりつつあったが、小隊長である大井少尉の反撃に冷静さを取り戻し、大井少尉の背後を守るべく列機についた。
「小隊長! 敵機後方より2機!」
「川瀬! 貴様に任す、やれ!」
川瀬は機体を翻すと後方の2機に襲いかかるが如く空戦を挑む。大井はそれを横目に空域の把握を始めた。
(敵機はあと8機……我方は4機……これ以上は無理だ)
12機が5機になり、空戦で1機失いつつも4機撃墜は十分戦った方であろう。これ以上部下を失わない為にもこれ以上の戦闘は避けるべきである。
「お前ら、母艦へ戻れ! 俺はまだ残る」
『小隊長!?』
大井少尉がまだ残っているマートレットに空戦を挑もうと編隊から離れようとした瞬間意外な人物から無線が入った。
『大井少尉、残念ながらそれは許可出来ない。即刻部下を率いて上空4千付近で待機してください』
「え?」
無線の主は大井少尉も一度は聞いたことのある、今の海軍でときめく存在だ。
『連合艦隊南方作戦指揮官兼外交特別担当官として命令します。残機を率いて艦隊上空4千付近にて哨戒を行ってください』
それは彰の声であった。
大鳳から既に発艦した制空隊紫電改24機は迫りくるソードフィッシュを4丁の20mm機銃で歓迎し始めた。
英軍の装備には疎い彰だが、ソードフィッシュの名声は高くその性能と軽い戦歴くらいは彰でも知っていた。
ソードフィッシュは主翼が布張りで造られており、金属製では無いため機銃弾が命中しようと穴が空くだけで損壊はせず、それでいて飛行出来るのだから厄介な存在だ。
史実のビスマルク追撃戦でも速度が遅すぎて信管が正常に作動しなかった遅さである。
だが金属部分が集中しているエンジン部分を狙えば撃墜は難しくない。言葉にすると簡単だが実戦でやるとなると至難の業だ。
接近して来ているのは雷装ソードフィッシュ12機。高度2千で接近して来ているの機影を制空隊隊長が発見し迎撃戦へと発展したのだ。
思い魚雷を背負っているせいで速度はかなり遅く、紫電改は逆に苦戦していた。明らかに速度が違い過ぎるのである。
機銃を斉射する。間違い無く主翼に命中しているのだが弾丸はそれを貫通し、海面に激突し派手な水柱をたてて海中へと沈んでいく。
『主翼じゃダメだ! カウルを狙え!』
制空隊隊長が無線でエンジン部分を狙うように指示する。だがエンジン部分だけを狙うのは難しい。そんな事は隊長でも知っていたが、それしか方法が無いのだ。
4本の火線がソードフィッシュに襲い掛かるが、撃墜には中々至らず、上手く撃墜できたのは4機に留まった。
『制空隊は上空退避せよ。繰り返す、制空隊は……』
艦隊の対空砲射程圏内に入ったことを無線が告げる。追撃していた紫電改は急ぎ上昇で艦隊から離れ、高度1千で待機する。
下を見ると装備が増強された艦隊からシャワーのように機銃が撃ち上げられていた。2年前の演習を見た時は迫力はあったが、その時とは段違いの弾幕だ。
しかも腕が良い。優秀な兵員を選抜して配属させているという噂は本当のようだ。
「敵機投下! 2本接近!」
「取舵ー!」
大鳳の見張りが報告を飛ばすと同時にゆっくりと艦首が魚雷の方向に向けて動き始める。
「衝撃備え!」
彰は手頃な突起物に掴まり足を踏ん張る。
ガツン! と直下型地震のような衝撃が大鳳を襲う。艦橋の窓からその方向を見ると巨大な水柱が飛行甲板を洗浄中であった。
「被害報告!」
艦長が素早く対応を始める。
「右舷浸水、穴埋め作業中!」
「着艦制動ワイヤー破損!」
「5番缶室浸水発生!」
新鋭の空母らしく、魚雷1本では大した被害は無いが缶室への浸水は軽視出来ない被害だった。
缶室とは言わばボイラー室、変な所に海水が侵入すれば水蒸気が発生して高温多湿が人を遅い殺す。被害も拡大し甚大な被害をもたらしかねない。
こういう場合は適切な処置をした後に閉鎖する必要がある。
「大鳳が囮になっているようで良かった……これが5航戦だったら……」
翔鶴と瑞鶴は確かに新しい技術を存分に導入した新鋭空母ではあるが、大鳳ほどの防御力は無いのだ。
その点、防御力の高い大鳳が今被害担当艦になっているようで彰は安堵のため息を漏らす。
「敵機来まーす! 2機!」
周りこんだのかソードフィッシュが今度は左舷から接近しているのが見えた。それよりも、25mm機銃の濃密すぎる弾幕の方が怖く見えるほど速度は遅かった。
「イギリス軍もやるなぁ……」
彰はそう呟きながら不安げに、そして意味ありげにソードフィッシュから目を離し空を見上げた。
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上空4千で待機を命じられた大井小隊はギリギリの燃料と戦いながらのらりくらりと飛行していた。
『少尉。何故我々はこんなところで待機を命じられたんでしょうか?』
部下からの問いかけに大井は暫く黙り込んでから返答した。
『ダメだ。何度考えてもさっぱりわからん』
大井がそう答えた時、部下の一人である立中一飛曹が無線に入り込んできた。
『小隊長、自分こういう状況を昔経験した事あります……2年前に』
大井はどういう事だ? と首を傾げたがすぐにある海戦を思い出した。
『まさか、ミッドウェーか?』
『はい。自分はあの時何も出来なかったのですが、制空隊として上空にいました。時間差で急降下してきたんです奴ら……』
ミッドウェーでは魚雷攻撃するTBDデバスデーターを迎撃しようと殆どの戦闘機が低空に降りてしまっていた。
その隙をついたSBDドーントレスの爆撃隊が奇襲、見事に成功し空母3隻同時に被弾するという惨事に至ったのだ。
『なるほど……よし! そうとわかればのんびりしていられない。各自、周囲の警戒を怠るなよ!』
大井少尉は部下と自分に喝を入れる。何としてもミッドウェーの二の舞いは避けなければならない。
と、10分も待つ事無く距離2千程に敵機を見つける。シルエットは時代遅れを感じさせる複葉機だ。
『多分あれだろう……高度上げろ! かかるぞ!』
大井小隊は燃料の残りも気にせず、ただ母艦に向かっているこの10機を叩き落とそうと決意していた。
『小隊長! 敵戦闘機、上空800!』
大井は真上を見上げる。確かに敵の戦闘機……初めて実戦に参加したウェーク島攻撃の時から見慣れたF4Fワイルドキャットの姿が見える。
『川瀬、飯田。お前らに複葉機は任せる。ぬかるなよ……立中、すまないが俺の後ろを頼む』
無線に一瞬の沈黙が走った。数秒経って立中から返信が入った。
『小隊長、初めて会った時の事を覚えてらっしゃいますか?』
『確か、MO作戦の2ヶ月前でしたでしょうか。会った場所は飛龍の食堂、小隊長は好物のいなり寿司を食べてらっしゃいました』
立中の話に全員が耳を傾けていた。
『私が挨拶した時、小隊長は俺がお前も皆も守ってやるからまずは空に慣れろ! と仰って下さいました。それから色々な戦いを経験する度に、小隊長を守るのは俺なんだとずっと思って第2分隊を率いていました……』
『小隊長。小隊長の背中は私が絶対に守ります。ですがここは死に場所ではありません。小隊長が守りきれなかった他の皆の為にもここは生きて帰るべきです!』
立中の話が終わった途端、川瀬が割り込んだ。
『小隊長! 皆の敵をとってやりましょう! ここで死んでは皆に合わせる顔がありませんよ!』
飯田もそうだと同意する。
『お前ら……すまん。よし、ここは生きて帰ろう。たかがF4だが、油断せずに複葉機を優先的に攻撃しろ! 敵機が来たら振り切れ、良いな!』
3人の威勢のいい返事が無線に響いた。小隊機4機はソードフィッシュに襲い掛かると同時にマートレットも降下して大井小隊の邪魔を始めた。
だが搭乗している隊員は皆飛行時間900時間を超えるベテランの域である。回避はお手の物で、確実にソードフィッシュにダメージを与え続けた。
『飯田被弾……退避する……』
横を見ると黒煙を吹きながら降下していく零戦が目に入る。だがそれをしつこく2機のマートレットが追いすがっている。
『飯田! 後ろから来とるぞ、回避しろ!』
大井の指示虚しく、運命の一弾が飯田機の主翼をへし折り、同時に真っ赤に燃え上がりながら飯田機はくるくると周り降下から落下へと変わっていく。
『くそっ! 飯田! 返事をしろ、飯田!』
無線から返事は入らず、大井が目を離したと同時に燃え上がる飯田機は海面に激突して水柱を立ち上らせた。
「畜生! ブチ殺してやる!」
だが大井機もジリ貧だった。20mmは既に尽き、7.7mmもあと100発前後しかない。
『こちら翔鶴制空隊第2小隊大井! 残存機少なし、増援を求む!』
母艦に増援を要請するが、その返事よりも素早く待望していた返事が帰ってきた。
『こちら大鳳制空隊。すまない、遅くなった』
大鳳制空隊の紫電改が下の敵機を艦隊が相手している間に上昇し大井小隊に加勢しに来たのだ。
『こちら翔鶴制空隊大井、貴隊らの加勢有り難く歓迎する!』
堅苦しい挨拶を終えると紫電改は2つに別れ、16機はマートレットを、8機はソードフィッシュを狙う。
流石格闘戦を重視して作られた機体とありながら、マートレット相手では練習しているようなものでバタバタと撃墜していく。
(凄いな……しかも2機で一組にして互いを援護しながら戦闘させるとは……)
大井はこれまでの戦い方とは全く違った紫電改の戦闘方法に驚くばかりだった。
従来の戦闘は3機が一編隊となり行動するケッテ戦術が主流であった。だがそれではカバーだけでなく攻撃のタイミングを合わせるのも困難である。
陸軍では既に採用していたのだが、海軍も遅れて2機1組を最小戦術単位とする『ロッテ戦術』を採用した。
ケッテ戦術と違い、2機が常にペアとなって戦闘を行う為、どちらかが攻撃・追撃をしてる間片方は僚機の後ろをカバー、警戒出来る。
どちらが攻撃しても構わず、どちらがカバーに回っても良いという攻撃効率の良い戦術である。
無論、彰がこれを知らない筈が無かった。だが長い間染み付いてしまったケッテ戦術からの戦術移行は中々定着せず、長い時間がかかってしまったのだ。
だがそれをクリアした航空隊が海軍に唯一開設された。現在は601空の指揮下ではあるが、正式な部隊から選抜された制空隊が彼らなのである。
見事な編隊戦闘を見せ付ける大鳳制空隊はマートレットをことごとく蹴散らし、爆装ソードフィッシュを全機撃墜し艦隊を守り通した。
「強いな……」
ダイヤモンド(編隊形式)をとり上空を旋回警戒する紫電改を見て、大井少尉は感嘆の呟きを漏らした。
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第二次空襲をしのいだエスピリットサント遠征隊は大鳳に被害が集中したこともあって比較的損害は軽微だった。
だが損傷した大鳳を連れて行くのは流石に艦隊行動に支障が出るのと、大鳳の損害が拡大する可能性もあって大鳳はここで脱楽となった。
駆逐艦6隻に守られながら大鳳は味方の制空権内へと退避していく。
勿論、彰がいなければ話にならないので彰を山城へと移し、交渉の島へと向かう事になった。
「赤城が沈み大鳳が脱落か……」
彰がぼやいた。何かの作戦ならかなり落ち込むのだが……いや、山城の艦橋内はお通夜のように静まり返っているが、彰だけは平常心であった。
口には出さなかったが、赤城と引き換えにクーデター勢力をこちらに引き込めると考えたら、代償は安い方かもしれない。
それだけ彰にとってアメリカのクーデター勢力というのは大きな魅力であったのだ。
風に当たるため艦橋後部のラッタルで柵によたれかかっているところだ。
「彰」
不意に、高須に呼ばれて振り返る。
「考え事ですか?」
「はい。赤城を失った分、今回の交渉は絶対に失敗出来ないなと」
彰は殆どの指揮官メンバーには親しげに話すのだが、高須だけは何故か敬語である。
「私だけ敬語だなんて、もしかして仲間外れですか?」
高須がわざとらしく目を潤ませて彰に視線で訴えかける。
どちらかといえばそういう趣味も持ち合わせていた彰は精神的に今殺されかけていた。
(美人でお姉さん属性でそれはズルい……! クソっ、ご馳走様です!)
心の中で男泣きする彰……あれ、作者の趣味移ってない?
「ねぇ彰……私は親しく接してくれないのですか? 私だけ仲間外れなんて、酷いですよ?」
今度は距離を縮めてきた。もう一歩踏み出せばキスができるというほどの距離である。
彰の心臓が止まるような勢いで鼓動を早める。彰はどちらかというと妹キャラが好きなのだが、姉属性に瞬時に移り変わるほどの魅力を高須は持ち合わせている。
高須の美貌は素晴らしいの一言に尽きる。現代ならばスカウトされ、すぐにデビューし大人気になる事は間違いない。
どのように手入れしているのかは分からないが、腰まで伸びているスラリとした身体に自然な形で背中を隠す黒髪は綺麗に整っており、どこか艶かしさも漂わせていた。
「で、でもなんだか高須さんはお姉さんって雰囲気が強くて、その……」
彰があわてふためく姿を見て高須は吹き出す。そんな笑っている姿に彰はキョトンとしている。
「ふふふ……すみません。つい意地悪をしてしまいました。けれど、私も彰には親しく接してほしいのですよ?」
笑顔で彰の返答を待つ高須に、彰は負けた様な気分になりながら恥を押し殺し声を絞り出しす。
「それじゃあ、改めてよろしくおね……よろしくね、四郎」
四郎。そう呼ばれた高須……四郎は、満足気な笑顔を浮かべて大きく頷いた。
不覚にも、その輝かしい笑顔に彰は鼓動を大きくしてしまった。
大鳳が離脱した事によって艦載機は降りる場所が無くなるのではという問題が発生した。
だが幸か不幸か、イギリス艦隊を攻撃していた部隊に撃墜された機もあった事から、その欠員分が格納庫に余裕を生み、紫電改まで収容出来るという皮肉な結果をもたらしていた。
今回の交渉には別の作戦もあった為、後続の第4艦隊に攻撃の手が伸びなくて良かったと彰は心から安心した。
因みに、イギリス機動部隊であるが、空母1隻を撃沈された後直ぐに撤退を始めたようだ。
日本側としては交渉が最重要目標なので深追いはしなかったが、航空隊内では多少の不満は出たようだ。
彰はいよいよ近づくその瞬間を期待しながら、潮風で疲れた身体を洗っていた。
南国特有の暖かさが、彼に久し振りの睡魔を与えるために……
fin
長くおまたせしました!最新話です!
4月が始まり、自分もとうとう社会人になりました。皆様は新生活如何ですか?
仕事も少し安定してきたので、更新は頑張って早めます!
ではまた!




