聖暦戦記 第一章第7話 雪の国 スノータウン 宿屋
水浸しになったジャックだったが
かけられた後大丈夫ですか?と聞かれそのあとものすごく謝られた。
「すいませんすいませんすいません...」
とても大丈夫じゃない。
と答えたかったが、いつもと何かが違った。
「ん?おかしいな、体が...」
体に異常?いやそれとは違った。
「水かけられたはずが...さ、寒くない...」
暖房はあるが、水をかけられたら寒いと感じるはずだ...
それがなかったということは...
「なるほどな...これが...」
「「ファイラーの力...」」
「だな」
「じゃな」
途中まではハモッテいたが
語尾は合わなかった...
ん?って!!!
「なんであんたがここにいるんだ...」
そこに突然現れたのは、
村へ入ろうとした時出会った老人だった。
「いやぁ...お前さんの話が出てきてなぁ...会いたいなと思ったんじゃ」
ん?なにそれ、ラブコメ?なんてツッコミたかったが
それどころではなかった。
「なんだそれは...ラブコメかよ...」
「ん?なにか言ったかのう...」
結局言ってしまったが、なんでもない...
とりあえず本当のことを話してもらおう。
とジャックが口を開けようとした瞬間。
「ファイラーを食べたじゃろう。あれはな...ほんのちょっとでいいんじゃよ。
だがお前さん勇気、いや、度胸があるのう...」
確かに度胸はある。
少量で良いものを全部食べようとしたのだ。
「...」
「ふっ...奴に勝てそうじゃな...」
奴?奴とは一体?
「奴とは?」
率直に聞いてしまった。
「奴とはここタウンを支配している者のことじゃ...」
支配?どういうことなんだ。
「支配だと?...その者の名は...」
そういうと老人が気難しい顔を浮かべ
その者の名を言った。
「サタン・クロース...それが奴の名じゃ。」
サタン・クロース。ん?どこかで聞いたことのある名前だ。
「どこかで...」
と考えていると老人は...
「ま、確かに無理もない。奴は”いない伝説”じゃからな。」
いない伝説?生きる伝説ではない...っておい。
「死んでいるではないか...支配していないだろう。」
まったく、呆れた話だ。老人の戯言を聞かされただけか。
「ところがじゃ、本当に支配しているんじゃよ。わしらの脳を...」
え!?脳?...洗わないとな。
「脳?ちょっと何言ってるのかわかんないっすね...」
本当にわけがわからないよ。
「ま、もう時期わかるじゃろう。もう夜になる。わしは帰らせてもらおう。」
と言い放ち帰っていった。
サタン・クロースとは一体...
この小説を読んでいただき、感謝します。ありがとう
期間を開けている間の話をしたいと思います。
実は、ニコニコで動画投稿を始めていました(^^;
YouTubeより全然見てくれる方々がいてすごく嬉しくのめりこんでいました(^^;
小説の他に、曲を作っては動画投稿しているのでぜひ応援よろしくお願いします~
宣伝になってしまいました(^^;
mario ZX という名で活動しているのでもし見かけたら~