イレギュラー
「やっぱりさー、私生活でも何かあったら困るじゃん?オヤジ狩りとかー」
(??)
「オヤジ………まだ22なんですけど……まぁ……それより……」
「何だい?」
「前の話しの続きなんですけど…俺だけが地球を救えるって言ってましたよね……?」
「そう……斎藤しかフルメタル化できない」
「……何でなんですか?」
「んーとね………簡単に説明すると……
誰でもフルメタル化は可能なんだけど…精神や肉体が耐えられないんよ……
斎藤は特異体質で…それに耐える事ができる」
「そうですか……探せば他にもいそうなんですけど……」
(…………………………いないよ……………………)
「でも………俺、嬉しいんです……戦うのは怖かったけど、自分が生まれてきた意味……みたいな物を感じる事ができたんですよ」
…………………
「んー……斎藤」
「なんですか?」
「まだ終わりじゃないぞ」
「え?」
「戦いはこれからだ」
「え?え?……また来るんですか!?中央管理局!?」
「うん、たぶんもっと強い奴が」
「えー!?いつ終わるんですか?」
「わからん」
「…………そうですか…………」
「斎藤」
「はい」
「ファイト……」
(TДT)
その時………突如フルメタルカンパニー内に警報が鳴り響いた!!
(!?)
「小規模ワープホールが突如発生しました!小規模ワープホールが突如発生しました!
場所は…
フルメタルカンパニー!繰り返します!場所はフルメタルカンパニー!」
「斎藤…」
「は……はい」
「立てるか?」
「はい!」
「イレギュラーだ、俺がなんとかするから逃げろ」
「え?」
(!!!!!!!)
気が付くと…ドアの前に…………
"全身が透けていて、内蔵や脳やもろもろ丸見え"な……
人間の様な……狂った物体が斎藤を睨み付けていた