村椿弥生と妖怪クシナダ ⑨
その日の深夜…………
「棚おろしの儀」は執り行われた
村人は全て集会所に集められ、集会所の周りは塩水を染み込ませた"しめ縄"で囲まれた
村椿弥生の説明が始まる
「皆さん!朝日が昇るまで……絶対に!しめ縄から外には出ないで下さいねー……絶対に!ですよー……そして…しめ縄が乾いてきたらすぐに塩水をかけて、常にしめ縄が湿った状態を確保して下さい!」
村人はかなり不安そうだったが……文句や不満を言う者はいなかった、村椿弥生という女性は、かなり村人から信頼されている様だった
「宜しくお願いします!では…ドミニクさん横井さんはこちらへ……」
……………………
ドミニクと横井は村長の家へ
「ドミニクさんと横井さんも同じです、二人の周りに塩水で濡らしたしめ縄を置きますので、常に乾かない様に気を付けてくださいね」
「は……はい………」
「……はい………」
村人達とドミニク達を別々な場所にしたのは、何か考えがあるんだろう………とりあえずドミニク達は指示に従うしかなかった
「危険が近づく程……しめ縄は乾いてきます……完全に乾いてしまうと大変な事になるので……気を付けて下さいね♪」
「………はい………」
「………はい………」
(ど、ドミニクさん!?何かすげぇ……こぇぇんすけど!?)
(よ、横井!び、ビビってんじゃねーぞ!?こんなん……よ、余裕っしょ!?)
ドミニクと横井はくっついている………
「二人ともー…何小声で話してるんですかぁー?
怖がるとよけい大変な事になるので……ビビらないで下さいねー♪」
「…………はい…………」
「…………はい…………」
「じゃ……私は祠に行きますので………頑張って下さいね♪」
「はい(TДT)」
「はい(TДT)」
そうして、「棚おろしの儀」は始まった……




