対中央管理局専用 特殊殲滅部隊 S,A,F, ⑨
〜ヴァルハラ第三セクター〜
俺達の作戦はこうだ……
1時になったら…まずコウタが先にトイレの窓から外に出て、噴水公園に隠れて待つ……10分後にケンジ、さらに10分後に俺と…順番に外に出て、3人集まった所で秘密の通路へ……
30分待っても来ない場合は、そいつは置いていくという作戦にした。
時間まで俺達は部屋で寝たふりをしていた……
………………
………………………
………………………………
予定の時間になる………
コウタはムクッと起き………行ってくる……という合図をし、ゆっくりと部屋を出て行った……
緊張が走る…………
キッチリ10分後、ケンジも静かに部屋を後にした…………
(ヤベェ………緊張する………二人共…大丈夫かな……)
そして10分後……………
俺の番だ……………
俺は勇気をふりしぼり、布団から出た……
(いくぞ!!)
なるべく音をたてない様に部屋を後にした
…………………
トイレまではけっこう遠い……廊下は暗く……深夜になると非常灯の光のみだ……
そしてトイレに入る……トイレは24時間照明がついているので明るい
(よし……着いた……)
窓は開いていて、生ぬるい風が吹き込んでいた………
俺は窓をつかみ…外へゆっくりと体を乗り出す
(よし)
無事に外に出られた……
とても静かだった……………
深夜のヴァルハラは、少ないが街灯の灯りがともっている、俺は街灯を避けながら、足早に噴水公園を目指す………
…………………
…………………………
…………………………………
噴水公園の地下駐車場の入口に二人はいた……
コウタが小声で話し出す……
「よし……揃ったな……」
俺はケンジに聞いた
「ケンジ……で、秘密の通路はどこなん?」
「まず……この車両入口から地下駐車場へ入って……20番に車が壁ギリギリに停まってるんだわ、その壁にボタンがある………そこを押すと42番の所にある鉄のドアの鍵が開く」
「何でそんな事知ってんだよ!?」
「小さい頃、よくここらへんで隠れんぼしてたのさ………で、20番の車の下に隠れてたら……偶然ね………」
「見ちゃったんだ……」
「そう」
「じゃあ、かなり昔からあるのか?」
「そうだろうな」
…………………
「よし、行くか………俺がボタンを押す……コウタとハルキは42番のドアに行ってくれ」
地下駐車場は0時で照明が落ちる為、薄暗い……
ケンジは20番の車の所へ……俺とコウタは42番のドアの所へ………ふたてに別れた………
…………………………
………………………………………
俺とコウタがドアにたどり着くと………
カチャン
!?
鍵が開く音がした……
コウタが静かにドアを開ける………
!?
そこには…下り階段があった………
ケンジが足早にこっちへ来る
「開いたな………ドア…………更に下に行くのか……」
…………………
俺達は更に地下へと進んだ…………
かなり長い階段だった、そして階段の先にはまた鉄のドア………
ドアの横にパスワードを打ち込む機械が付いていた………
コウタが言った
「これ………パスワード知らないと入れないヤツじゃない?」
「だな……」
「どうするか………」
三人は困っていたが……俺がダメ元でドアが開くか試すと…………
「うわっ!」
鍵が開いている………………
「開くぞ……このドア………」
何か……嫌な予感がした………
こんなに都合がいい事があるだろうか…………
俺はコウタとケンジに
「都合よすぎない?……なんかヤバくない………?」
ケンジが言った
「確かに……でも……もう戻れないぞ」
「………それは………そうだけど………」
コウタが言った
「何だろうと、もう行くしかないんだよ……ここまで来たら」
「そうだよな」
「うん」
俺達は鉄のドアを開けた!
!?
そこは……俺達の想像を遥かに越える光景だった




