中村タカシ⑤
(どうしよ…………………)
「ぷー………」
………………………
(警察に連れて行くのか………?……でも…宇宙人だから連れてかれて、変な実験とかされるかも………それはダメだ……………)
子供宇宙人は寂しそうにタカシを見つめている………
「寂しいよね、不安だよね………俺が何とかしてやるよ!」
「ぷーー!」
「しっ………誰かに声聞かれちゃまずいから………静かにね!」
「ぷぅぅ………」
子供宇宙人は言葉が多少わかるようだった。
(とりあえず……おじいちゃんに事情を説明しよう………それしかない…………)
「よし!一緒におじいちゃんのウチに行こう!
俺のおじいちゃんとおばあちゃん紹介するよ!」
「ぷー」
タカシは子供宇宙人を抱きかかえ、山道を戻る
………………………
幸い、誰にみつかる事もなく自転車の所までたどり着いた
「ちょっと狭いけど、ここに乗ってね」
タカシは自転車のカゴに子供宇宙人を乗せた
…………………
「んー……流石にこれじゃ見つかるな………」
「ぷー?」
「ちょっと待ってて!」
………………………
タカシはまわりから草や枯れ木を集めてくる
「ちょっと苦しいかもしれないけど……家まで頑張ってね」
タカシは草や枯れ木で子供宇宙人を隠した
「ぷぅぅ…………」
「よし!急いで帰ろう!」
タカシは自転車をこぎ始める
…………………………
「名前……考えないとね」
「ぷぅぅ……」
「ぷー、しか言えないもんなぁ…」
…………………
帰り道は何人かとすれ違ったが……特に怪しまれる事はなかった。
「よし、着いたよ………ちょっと待っててね」
「ぷー」
………………
タカシは家の横に自転車を置き、家に入って行った
「ただいまー」
「タカシお帰りー、お腹すいたしょー」
おばあちゃんが迎えてくれた
「おじいちゃんいる?」
「うん、たぶん庭にいるよーどうしたの?」
「うん………二人に………ちょっと話しが………」
………………………
おばあちゃんは何かを察した様だった
「大事な話があるみたいだねぇ、言ってみなさい」
「うん…………こっちに来てほしいんだ………」
「わかったよ」
タカシはおばあちゃんを、自転車まで案内する
…………………
(!?)
なんと………自転車のカゴから子供宇宙人が消えていた!!




