何の為に
中央管理局による約1万人の命を奪った大破壊から……2週間程が過ぎようとしていた
「斎藤ぉー義手の調子はどうだー?」
「あ、ドミニクさん……おはようございます…
かなり調子いいですよ、まるで本当の腕みたいに動かせます」
「ウチの技術力は世界トップクラスだからなー」
「……それより………中央管理局に動きはありましたか?」
(…………………)
「………斎藤…………
オマエは何の為に戦っている?」
「え?何ですか………急に…………」
「腕を失い、世間から隔離され、自由を奪われ、いったい何の為に戦ってる?」
ドミニクは仮面を付けている為、表情はわからないが……
口調は真剣そのものだった……
…………………
斎藤はゆっくりと答えた……
「俺がみんなの為に戦うのに、理由が必要なんですか?」
・・・・・・・・・
「そうか……………
斎藤……………
その義手でオナニーする時は気を付けろよ、力入れすぎたら 義チンコ になるからな!HA!HA!HA!ーー!!」
ドミニクは笑いながら部屋を出ていった………
……………………
(何だったんだ………)
……………………
「斎藤君!」
横井が勢いよく斎藤の部屋に入ってきた
「な、なんすか」
「できたよ!」
「な、何がですか…?」
「何ってジャッジメント・セイバーだよ!」
「ジャッジメントセイバー……」
「もう中央管理局のバリアなんて一刀両断だよ!」
「そうなんすか!?」
「楽しみにしててね!」
横井は勢いよく部屋を出ていった………
………………
あの日以来……
斎藤は……皆が無理して明るく振る舞っているように感じていた
……………………
(あの中央管理局の巨大ロボが放ったエネルギー弾はどこに落ちたんだろうか………本当に被害者は出なかったんだろうか………)
〜会議室〜
ドミニク、横井を始めとし、7人の幹部があつまっていた
ドミニクが立ち上がる
「前回の戦闘では、かなりの犠牲を被りました、しかし…入手できたデータもかなりの物でした、横井さんお願いします」
「はい、まず中央管理局の地球侵攻の目的なのですが…
新しい兵器開発の一環として、我々人類を利用している模様です、
そして中央管理局の中にも"エミネント"と呼ばれる上位層があり、我々とのコミュニケーション能力がある事が確認されました、
しかし、平和・共存等……全く我々の常識は通用せず、コミュニケーションによる戦闘回避は難しいと思われます…
………次は中央の兵器についてなのですが、かなり貴重なデータを得る事ができましたのでお伝えします、
まず、前回の戦闘でエミネントや巨大移動砲台が展開していた"バリア状のフィールド"なのですが、発生源と強度が解析できました、
対策として開発したのがソリッドブレイカーの後継機とも言える新装備"ジャッジメント・セイバー"です、
この新装備は、流れるジャスティスフォースの出力を増やす事により、切断能力を飛躍的にアップさせました……しかし、流れるジャスティスフォースがあまりにも多くなる為に、通常戦闘に使うジャスティスフォースが30%程不足し、運動能力の低下、若干の活動時間の短縮というデメリットが生まれました、ですが……これはソリッドブレイカーと併用し戦闘の組み立て方を変える事で解消できると思います」
その時、1人の女性が静かに語り出す……
「ドミニクさん…いつまで斎藤を使うんですか?これから中央の侵略は一層強力になる事が予想されますよ」
「………………川嶋さん、何が言いたいんですか?」
「佐藤カズタカですよ」
「…………………状況しだいです」
「あまり私情は持ち込まないで下さいね、ドミニクさん」
「わかってます」
……………………
その頃斎藤は、なれない義手のせいでウォシュレットを破壊してしまい、半ケツのままトイレで1人立ち尽くしていた………
(やっちまった………凛さんに怒られる………)




