鬱3
「わけワカメーとか懐かしいニュアンスの言葉言ってくれてもいいんですよー?」
ふと聴こえる聞き覚えのある声。声の主はというと、俺の肩の上にいたのだ。
「え、何!?なんで縮んでんのさアンタ!」
てへぺろ。そんな言葉が似合う感じで自称神様は言ったのだ。
「一度に神力をいっぱい使い過ぎてしまいました!」
神の癖にというのはアレだが力は無限ではないのか?とか心の中でツッコミながら、俺は問う。
「ところで質問というかなんというか…性別、変わってるよな?」
「間違えちゃいました!」
どこをどう間違えたら男から女になるんだ!そう俺が言う前に先手を打たれ、俺は納得せざるをえない訳なんだが…
「ほら、神様って性別ないんですよ!だからそこんとこ間違えちゃって…ごめんね?」
と言う事はこいつは見た目は女だが男の要素もあるということか…深く考えるのはよそう。
深くひとつため息をつき、これから先の事を考える。この大平原をどちらに向かって歩くべきか。
「どちらへ向かうかはあなた次第です!あ、でもまず持ち物とか確認して下さいね!」
促されて現実に戻り、肩にかけてあった鞄の中身を確認する。
瓶に入った液体
短剣
パンらしきもの
なんの肉かわからない干し肉
なんかよくわからない草(少しかじってみたが苦い)
いい匂いのキノコ
地図っぽいもの
綺麗な鉱石
通貨なのか?硬貨の入った袋
わぁ…凄くサバイバル臭。
というか、なんかよくあるRPGゲームの持ち物まんまじゃねーか。
「もしかしなくてもさ、この場所モンスター的なもの出たり?」
ご名答ですと言う神様の言葉に、よく見ていたアニメの台詞を呟いてしまう俺であった。
「うつうつします。」




