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1の世界:生死の境界

こんにちは、春鮫枢賦ハルサメスープです!


先にこの作品の注意点を説明しておきます。

・主人公が何度も死亡する描写があります

・苦戦や失敗、理不尽な出来事が多く描かれる場合があります

・複数の異なる世界を舞台にするため、世界ごとに雰囲気や設定が大きく変化します

・一部、残酷な描写や流血等のグロ表現があります

以上の内容が苦手な方はご注意ください。

それでも、この物語を楽しんでいただければ幸いです。

「はぁ、夏休みだって言うのに学校か」


僕の名前は鮫島 港(サメジマミナト)。高校1年生である。


「期末テストが終わって、夏休みに入ると思ったらすぐこれだ。」


うちの学校は私立で、夏休み中にも授業があるのだ。

支度を終えて、家を出る。今日は、親が仕事で朝からいない日だ。


家の前の交差点を曲がり、昼食を買うのに目の前のコンビニへ入る。


自動ドアが開き、前へ進むと大柄な男にぶつかってしまった

ぶつかった男が声を張り上げる


「あぁん!?なんだお前!さっさと出てけ!」

「え、は?えぇぇえええぇ!」


こ、コンビニ強盗!?し、しかも拳銃(ピストル)持ってるし


なんでこんな事になったんだと思いながら、手を上げて外へ出る。


「(け、警察に.....連絡しなきゃ)」


お客さんの1人が小さな声でつぶやいた時自動ドアが閉まる。

その瞬間、ようやく張り詰めていた息を吐いた。


「はぁ……怖かった……」


足が少し震えている。


当たり前だ。

むしろ冷静でいられる方がおかしい。


「……早く警察呼ばないと」


ポケットからスマホを取り出す。


その時だった。


「きゃっ!」


店内から、悲鳴が聞こえた。

反射的に振り返る。

ガラス越しに見えたのは、さっきの男が店員の腕を掴んでいる姿だった。


「おい!お前なにしてる……」


男が拳銃を向ける。


その先にいたのは、まだ小さな子供だった。


「……っ」


頭では分かっていた。


関わるな。

逃げろ。

警察を呼べ。


でも――


「やめろ……」


気づけば、口から声が漏れていた。


自分でも驚いた。

怖い。

足も震えている。



それでも、体が動いた。目の前の子供を見捨てる自分が許せなかった。


「おい!」


勢いよく店内へ戻る。


「てめぇ……戻ってきたのか?」


男がこちらを見る。


「その子もその人も、関係ないだろ」


「は?」


男の顔が歪む。


「かっこつけてんじゃねぇよ」


次の瞬間、男がこちらへ向けて拳銃を構えた。


時間が止まったように感じた。


怖い。


逃げたい。


「……その店員さんを離せ!」


自分でも何を言っているのか分からなかった。


「そうかよ....じゃあ、死ね」


男が引き金に指をかける。


――乾いた音が響いた。


──────────


「……あれ?」


目を開ける。


痛みはない。


聞こえるのは、風の音。


周囲を見る。


そこは、見たこともない森の中だった。


「……どこだ、ここ」


ゆっくりと体を起こす。


さっきまでコンビニにいたはずなのに。


「僕……」


そこまで呟いて、思い出す。


あの瞬間。


あの音。


あの一瞬の痛み。


すべてが走馬灯のように蘇ってくる。


未練なんて山ほどある。

あの子は無事なのか?事件は終わったのか?


そして――


「僕は......死んだのか.....」


その言葉を口にした瞬間。







背後からやってきた狼に噛み砕かれた







肉に鋭い歯が食い込み、抉る。

激しい痛みと共に、もう一度走馬灯が流れてくる。


鋭い痛みが全身を駆け巡り、悲鳴を上げることすらできなかった。


───僕は、もう一度死んだ

ここまで読んでいただきありがとうございます!

港くんはこの先どうなってしまうのでしょうか?

次回更新は7/9です!

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