9話 これ持ち武器になります今後
◆ 扉の先
ギィィィィ……
重く、鈍い音を立てて扉が開く。
中は――
ポタポタと水が滴る音がよく響いている。
真っ暗だった。
真「……何も見えねぇ」
チカ「気をつけなさいよ」
牛田「なんか来そうな空気だなァ……!」
ルオーん「……もう来てるよ」
真「は?」
その瞬間――
ズン……ズンズンズン(ง ˙˘˙ )วズン
地面が揺れた。
⸻
◆ 顕現
ボッ……ボボボボ……
空間のあちこちに、青白い炎が灯る。
そして、その中心に“それ”はいた。
巨大。
異形。
黒く歪んだ肉体に、神のような紋様。
だが――どこか壊れている。
真「……なんだよ、あれ」
チカ「……冗談でしょ」
牛田「デカすぎだろォ!!」
ルオーん「ふふ……“残滓”って感じだねぇ」
それはゆっくりと顔を上げた。
「――侵入者……排除……」
⸻
◆ 試験の外側
その時、空中にノイズが走る。
《……こちら試験管制。応答しろ……》
《……そこにいる個体は……配置データに存在しない……!》
真「は?」
チカ「は!?どういうこと!?」
《直ちに離脱――》
ブツッ
通信が途切れる。
沈黙。
真「……いや待てよ」
「これ、“試験”じゃねぇのか?」
ルオーん「うん。もう違うねぇ」
ニヤリと笑う。
⸻
◆ 圧倒
ドォン!!
異形が腕を振るう。
衝撃波。
牛田「ぐああああッ!!」
吹き飛ばされる。
チカ「チッ!!」
炎の拳で突っ込む。
だが――
ガンッ!!
弾かれる。
チカ「効いてない……!?」
真「くそっ……!」
近くの瓦礫を掴む。
「神器真型……!」
光る。
だが――
バキィン!!
一瞬で砕かれる。
真「は……?」
(通じねぇ……!?)
⸻
◆ 崩れる余裕
ズシン……ズシン……
ゆっくりと迫ってくる。
真
(今までの敵と、レベルが違う)
チカ「下がれ!!」
牛田「くっ……まだやれるッ!!」
だが、押されている。
完全に。
⸻
◆ 一言
ルオーん「……鍵、使えば?」
真「は?」
ルオーん「それ、“開けるだけのもの”だと思ってる?」
真「……何言ってんだ」
ルオーん「それ、“選ばれたやつにしか来ない”やつだよ?」
⸻
◆ 選択
ドクン
黒き鍵が脈打つ。
真の手の中で、強く。
真「……これでいい」
握る。
足元には、砕けた金属片。
それと――黒き鍵。
キィィィィン!!
融合するように光が走る。
⸻
◆ 新たな神器
現れたのは――
黒と金が混じる、異形の刃。
鍵の意匠を持つ剣。
真「……これが」
ルオーん「ほらね」
チカ「なにそれ……」
牛田「かっけぇ……!!」
真「神器真型――」
「《黒鍵刃》!!」
⸻
◆ 通用
ドンッ!!
踏み込む。
振り抜く。
ズバァッ!!
初めて――
異形の体に“傷”が入る。
「……!?」
チカ「今の効いた!!」
牛田「いけるぞォ!!」
真(いける……!)
⸻
◆ もう一つの視線
その様子を見ながら、
ルオーんは小さく呟く。
ルオーん「……やっぱりね」
「“黒き鍵”の適合者」
⸻
◆ 終わらない
異形が咆哮する。
空間が歪む。
まだ終わらない。
真「くるぞ!!」
構える。
だが――
⸻
◆ 強制終了
ピキッ……
空間に亀裂が走る。
次の瞬間――
ドンッ!!
白い光が全てを飲み込んだ。
⸻
◆ ラスト
気づけば、真たちは外にいた。
試験フィールド。
チカ「……は?」
牛田「戻ってる……?」
真は、手を見つめる。
黒鍵刃は消えている。
だが――
黒き鍵だけは、残っていた。
真「……なんなんだよ、これ」
???
ルオーんがいない
真 おいあいつどこいった?
チカ ルオーン?って誰?
牛太俺らは最初から3人ダッタモウ
その時ダラー真の額から冷や汗が止まらない目の前がシャットアウトし真は倒れた。
⸻
神兵試験は、まだ終わっていない。
だが――
“何か”は、すでに動き出していた。




