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神界転生  作者: テープ
6/9

6話 人間味

神兵試験・最終ステージ。


それは――


「チーム戦だ」


試験官の声が、会場に響く。


「これより“迷宮攻略試験”を開始する!」



◆ 動く迷宮


神界の空間が歪む。


ゴゴゴゴゴ……


現れたのは、巨大な迷宮。


壁が動き、構造が変化する“生きたダンジョン”。


「チームはランダムで4人。制限時間内にボス部屋へ到達しろ」


「到達できたチームのみ――合格だ」


ざわめく受験者たち。


真「チーム戦……か」


(まともな奴と組めればいいけど……)



◆ チーム決定


名前が呼ばれる。


「市川真」


「牛田モー太郎」


「チカ・マナミ」


「ルオーん」


真「……嫌な予感しかしない」



◆ 集合


迷宮入口前。


まず現れたのは――


牛田「おおおおッ!!よろしくなァ!!」


筋骨隆々のミノタウロス系神族。


巨大な斧を担いでいる。


牛田「オレは強化型!!パワーなら任せろォ!!」


真「その声の大きさでいいと思ってる!?」



次に――


チカ「は?アンタが“しゃもじ”?」


小柄な少女。


だが目つきは完全にヤバい。


チカ「足引っ張ったらブッ飛ばすからな」


拳に炎が灯る。


チカ「変質型。殴るのが一番早い」


真 変質型?


チカ はあ?あんた変質型も知らないの


真 なんだよそれ


チカ強化型 武装型 操作型がスタンダードで変質型は他と比べたらすごーくすごーくすごーく珍しいのよわかった?


真 よく分かりました。



そして――


ルオーん「ふふ……よろしくねぇ」


中性的な少年。


どこか掴めない笑み。


真「……お前、型は?」


ルオーん「んー……内緒」


真「一番怖いタイプだこれ!!」



◆ 試験開始


「スタート!」


ドンッ!!


一斉に迷宮へ突入。



◆ 早速カオス


牛田「うおおおおおッ!!」


ドゴォォン!!


本来はギミック解除が必要な扉を――


破壊。


真「いや待て待て待て!!」


チカ「バカかテメェ!!音で敵来るだろうが!!」


ガアアアアッ!!


案の定、魔物出現。


鋼牙ワイバーン。



◆ 各自の戦い


チカ「邪魔なんだよォ!!」


ドゴォ!!


炎を纏った拳で殴り飛ばす。


牛田「任せろォ!!」


ドンッ!!


強化された腕で押し潰す。


つえぇ……


ルオーん「ふふ……」


いつの間にか敵の背後に回り、軽く触れる。


次の瞬間――


ズバッ


ワイバーンが静かに崩れた。


真「今なにした!?!?」


ルオーん「さあねぇ」


真「怖ぇって!!」



◆ 真の立場


気づけば――


真だけやることがない。


真「……あれ?俺いらなくね?」


チカ「何ボーっとしてんだ!働け!」


その瞬間――


ドンッ!!


背後から尻尾攻撃。


真「ぐはっ!?」


吹き飛ばされる。


牛田「大丈夫かァ!?」


真「全然大丈夫じゃねぇ!!」



◆ それでも


地面に転がる。


その時、目に入ったのは――


壁の破片。


ただのレンガ。


真「……これでいい」


握る。


キィィィィン!!


レンガが変形し、鈍器のような神器へ。


チカ「またゴミかよ!!」


真「うるせぇ!!」



◆ 反撃


真「いくぞォ!!」


駆ける。


タイミングを合わせる。


ワイバーンの隙を見て――


ドゴォ!!


頭部に直撃。


ワイバーンが崩れ落ちる。



◆ 変化


一瞬の沈黙。


牛田「……すげぇな兄ちゃん!」


チカ「……ちょっとはやるじゃん」


ルオーん「ふふ、面白いねぇ」


真「だから普通だって言ってんだろ!!」


でも――


さっきまでと違う。


“仲間”として見られている。



◆ ラスト


迷宮の奥へ進む4人。


まだ連携はバラバラ。


だが――


確実に、一つのチームになり始めていた。


真(……悪くないかもな)


クセだらけの仲間と共に。


迷宮攻略が、本格的に始まる――。

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