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おまけ——ドイツ帝国海軍1941——

設定集的なものです。

もしかしたら、どこかで使うかもしれません。

ドイツ帝国海軍

【前史】

 欧州大戦において勝者となったドイツであったが、終戦から10年は軍拡は行われなかった。特に海軍は、艦艇の建造に莫大なコストがかかるとされ、新規の艦艇建造は(大戦中に起工したものを除き)行われず、既存艦艇の改修によってお茶を濁すこととなった。


カイザー級戦艦(近代化改装後)

基準排水量:25,400トン

満載排水量:28,000トン

全長:175.8メートル

全幅:29.0メートル

速力:24.8ノット

兵装:30.5センチ連装砲3基

   15センチ単装砲10門

   10.5センチ連装高角砲4基

   20ミリ四連装機銃4基

   単装機銃4挺

   カタパルト1基

   水上機2機

同型艦:「カイザー」「カイゼリン」「フリードリヒ・デア・グローセ」

    「ケーニヒ・アルベルト」「プリンツレゲント・ルイトポルト」

 1910年代前半に就役、1920年代に大規模改装が行われた弩級戦艦。船体を延長し、艦中央部の主砲2基と8.8センチ砲全てを撤去、機関を換装し速力は21ノットから24.8ノットに向上した。また、1930年代には15センチ砲の一部を撤去し高角砲、機銃を増備、航空機艤装が装備され、最新の射撃管制装置が設置された。改装後、「カイザー」「フリードリヒ・デア・グローゼ」は東洋艦隊に、「カイゼリン」は黒海艦隊に配備された。


ケーニヒ級戦艦

基準排水量:25,400トン

満載排水量:28,000トン

全長:175.4メートル

全幅:29.5メートル

速力:25.0ノット

兵装:30.5センチ連装砲4基

   15センチ単装砲10門

   10.5センチ連装高角砲4基

   20ミリ四連装機銃4基

   同単装機銃4挺

   カタパルト1基

   水上機2機

同型艦:「ケーニヒ」「グローサー・クルフュルスト」

    「マルクグラーフ」「クローンプリンツ・ヴィルヘルム」

 カイザー級同様、1910年代前半に就役し1920年代に大規模改装が行われた弩級戦艦。中央部の主砲と8.8センチ砲は撤去、機関が換装・拡充されており、速力は25ノットまで向上している。「ケーニヒ」「グローサー・クルフュルスト」は地中海艦隊に、「マルクグラーフ」「クローンプリンツ・ヴィルヘルム」は東洋艦隊に配備されている。


バイエルン級戦艦

基準排水量:28,800トン

満載排水量:32,200トン

全長:180.0メートル

全幅:30.0メートル

速力:22.0ノット

兵装:38センチ連装砲4基

   15センチ単装砲16門

   8.8センチ単装高角砲10門

   60センチ水中魚雷発射管5門

   20ミリ単装機銃4挺

同型艦:「バイエルン」「バーデン」「ザクセン」「ヴュルテンベルク」

 欧州大戦期末から戦後に就役したドイツ海軍初の超弩級戦艦。当時としては世界最高水準の戦艦であるが、建造から20年以上経過した現在は旧式化が進み性能不足が指摘されている。改装計画も存在したが、実行されることのないまま太平洋艦隊主力として開戦を迎えた。


デアフリンガー級巡洋戦艦

基準排水量:27,800トン

満載排水量:33,000トン

全長:212.0メートル

全幅:29.0メートル

速力:28.0ノット

兵装:30.5センチ連装砲4基

   15センチ単装砲10門

   10.5センチ連装高角砲4基

   20ミリ四連装機銃6基

   同単装機銃4挺

   カタパルト1基

   水上機3機

同型艦:「デアフリンガー」「ヒンデンブルク」

 欧州大戦期に就役した巡洋戦艦。2番艦「リュッツオウ」は戦没したが、生き残った2隻は近代化改装を施され、東洋艦隊に配備された。


マッケンゼン級巡洋戦艦

基準排水量:29,800トン

満載排水量:35,000トン

全長:223.0メートル

全幅:30.4メートル

速力:28.8ノット

兵装:35センチ連装砲4基

   15センチ単装砲14門

   8.8センチ単装高角砲8門

   60センチ水中魚雷発射管5門

   20ミリ単装機銃4挺

同型艦:「マッケンゼン」「グラーフ・シュペー」

 大戦末に起工した巡洋戦艦。当初は7隻の建造が計画されていたが、大戦終結に伴い計画中止、すでに船体が完成していた2隻のみが竣工した。現在は、大洋艦隊に配備されており「マッケンゼン」は旗艦を務めている。


巡洋戦艦「ヤーコブ・フォン・カイト」

基準排水量:42,200トン

満載排水量:49,500トン

全長:262.3メートル

全幅:32.0メートル

速力:32.0ノット

兵装:38センチ連装砲4基

   15センチ単装砲12門

   10.5センチ連装高角砲4基

   20ミリ四連装機銃4基

 イギリス海軍が建造中であったアドミラル級戦艦1番艦(予定艦名「フッド」)を接収、ドイツ海軍が完成させた巡洋戦艦。建造当初は世界最大級の艦艇であり30ノットを越える俊足を誇ったが、当のドイツ海軍は(改装を施してもなお)持て余し、一部では「戦勝記念艦」と揶揄されている。艦名「ヤーコブ・フォン・カイト」は、スコットランドの貴族出身でありプロイセン王国の将軍となった「ジェームズ・キース」に由来する。


【Z計画】

 1933年、海軍戦力の一新を図るためドイツは「Z計画」を作成、海軍拡張を始めた。本計画は、戦艦12隻、空母4隻、重巡8隻の建造を含む大規模なものである。


シャルンホルスト級戦艦

基準排水量:42,000トン

満載排水量:50,000トン

全長:251.0メートル

全幅:36.0メートル

速力:30.8ノット

兵装:38センチ連装砲4基

   15センチ連装砲6基

   10.5センチ連装高角砲8基

   37ミリ連装機関砲8基

   20ミリ四連装機銃2基

   同単装機銃12挺

   カタパルト1基

   水上機4機

同型艦:「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」「ブリュッヒャー」「モルトケ」

 Z計画で建造された最初の戦艦。その設計は唯一の超弩級戦艦であったバイエルン級を踏襲しており、良く言えば堅実、悪く言えば保守的。装甲は舷側最大330ミリ、甲板最大120ミリであり、全体をくまなく覆っている。緊迫する極東情勢に対処すべく、「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」は東洋艦隊に、「ブリュッヒャー」「モルトケ」は太平洋艦隊に配備された。


改シャルンホルスト級戦艦

基準排水量:44,200トン

満載排水量:53,000トン

全長:256.4メートル

全幅:36.8メートル

速力:33.0ノット

兵装:38センチ連装砲4基

   15センチ連装砲4基

   10.5センチ連装高角砲10基

   37ミリ連装機関砲8基

   20ミリ四連装機銃4基

   同単装機銃16挺

   カタパルト1基

   水上機6機

同型艦:「ローン」「ヨルク」(他2隻建造中)

 シャルンホルスト級の拡大発展型。主兵装、装甲配置などは変化がないが、巡洋艦に匹敵する33ノットの速力を誇る。また、近年増加しつつある航空機に対処するため対空兵装の増備もなされている。1番艦「ローン」は就役後すぐに太平洋艦隊に送られたが、2番艦「ヨルク」は1942年1月まで習熟訓練が行われる予定である。


ビスマルク級戦艦

基準排水量:64,000トン

満載排水量:72,000トン

全長:282.0メートル

全幅:39.0メートル

速力:28.8ノット

兵装:42センチ連装砲4基

   15センチ連装砲8基

   10.5センチ連装高角砲8基

   37ミリ連装機関砲10基

   20ミリ四連装機銃4基

   同単装機銃20挺

   カタパルト1基

   水上機4機

同型艦:「ビスマルク」「ティルピッツ」(他2隻建造中)

 ドイツ海軍の新鋭戦艦。従来の堅実な設計を踏襲しつつ、攻撃力・防御力・速力ともに世界最高峰。主兵装である42センチ砲の貫徹力は非常に高く、20,000メートル先の厚さ400ミリの装甲を貫徹可能。装甲は舷側最大400ミリ、水平最大135ミリであり、従来のドイツ戦艦同様艦全体に配置されている。速力も、この巨体にも関わらず29ノットに迫りシャルンホルスト級とも問題なく戦隊を組める。世界最強の戦艦であると大々的に喧伝された本級は、日米ともに最大級の脅威であると意識されている。2番艦「ティルピッツ」は大西洋に展開し訓練も兼ねてアメリカへのけん制行動をとっている一方、1番艦「ビスマルク」は日本に対する抑止力を期待され東洋艦隊に配備された。


アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦

基準排水量:14,500トン

満載排水量:18,800トン

全長:204.0メートル

全幅:21.7メートル

速力:32.5ノット

兵装:20.3センチ連装砲4基

   10.5センチ連装高角砲6基

   37ミリ連装機関砲6基

   20ミリ単装機銃8挺

   53.3センチ三連装魚雷発射管4基

   カタパルト1基

   水上機3機

同型艦:「アドミラル・ヒッパー」「ブリュッヒャー」「プリンツ・オイゲン」

    「リュッツオウ」(「サイドリッツ」以下3隻建造中)

 日本の一万トン級巡洋艦(重巡洋艦)に対抗すべく建造されたドイツ海軍初の重巡。コストを抑えるために小さな船体に武装を詰め込んだ日本海軍とは異なり、本級は装甲を充実させつつ、居住性も高い設計となっている。


グラーフ・ツェッペリン級航空母艦

基準排水量:33,500トン

満載排水量:36,000トン

全長:262.5メートル

全幅:31.5メートル

速力:35.0ノット

兵装:10.5センチ連装高角砲8基

   37ミリ連装機関砲11基

   20ミリ単装機銃7挺

   艦上機82機(予備含む)

同型艦:「グラーフ・ツェッペリン」(「ペーター・シュトラッサー」他2隻建造中)

 ドイツ海軍初の正規空母。当初は15センチ連装砲を備えた航空巡洋艦案もあったが、複数の艦艇での運用を前提とした純粋な空母として建造された。しかし、Z計画においては建造の優先度は低く、1941年4月にようやく1番艦「グラーフ・ツェッペリン」が竣工した。


ヤーデ級航空母艦

基準排水量:18,800トン

満載排水量:23,200トン

全長:203.5メートル

全幅:27.0メートル

速力:25.0ノット

兵装:10.5センチ連装高角砲6基

   37ミリ連装機関砲4基

   20ミリ単装機銃7挺

   艦上機52機(予備含む)

同型艦:「ヤーデ」「エルベ」

 グラーフ・ツェッペリン級の補助艦艇として建造された軽空母。本来は、グラーフ・ツェッペリン級と航空戦隊を組んでの運用を想定していたが、極東情勢の緊迫に伴い「ヤーデ」は東洋艦隊へ、「エルベ」は太平洋艦隊へ配備された。

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