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一分で分かるTensorFlow

 テンソルなんて関係ない、と思っていると意外なところで利用されていたりする。


 実はテンソルは人工知能(AI)で利用されている。

 よくいわれるディープラーニングである。機械学習とも呼ばれる。


 機械学習とはいわゆるニューラルネットワークのことだ。昔からあった手法だが、最近の技術革新で多段のニューラルネットワークが可能になったのを、ただ名前を変えただけのものである。


 ニューラルネットワークはその名のとおり、ニューロンのネットワークをモデル化したものだ。ネットワークを数学ではグラフと呼ぶ。グラフは隣接行列という行列で記述できる。行列はテンソルの一種だから、ここでテンソルとつながる。


 ニューロン、つまり脳の神経細胞のネットワークはテンソルで書けるのだ。



 機械学習といえば、TensorFlowだろう。 言わずと知れたGoogleの機械学習ライブラリである。なんせ一分なのでこの辺で終わりなのだが、ここから少し飛躍する。


 つまり、相対性理論も人工知能もテンソルを計算しているだけなのだ。

 「一分で分かる相対性理論」で書いたように、この宇宙はテンソルで記述できる。そして、人工知能もテンソルで記述できる。


 さらに飛躍すると脳の神経細胞地図であるコネクトームもテンソルで記述できるなら、宇宙もコネクトームもテンソルで計算できることになる。


 これは宇宙シミュレーション仮説の根拠となるのではないか?


 というのがこの章の結論だ。


 まとめると、


 「この宇宙はテンソルで記述できる」


 「コネクトームはテンソルで記述できる」


 この二つが成り立つなら、宇宙=コネクトームであり、この宇宙はどこかにあるデータセンターの仮想現実ゲームではないか、ということだ。映画「マトリックス」の世界である。


 ただし、宇宙がテンソルでない何かで記述できるなら、当然上の仮説は破棄される。そして相対性理論で宇宙の全てが説明できるかというと、その答えはまだ出ていない。




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