表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金貨の娘  作者: 之#u4e4b
断章 絶海の孤

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/163

断章 第3節 大塊の罪

(きん)(そく)()(ちか)(かわ)(ぶん)()(てん)

()(すい)(ぶん)(すい)(がい)(のう)()()くとも(さか)えた。



この(まち)(とう)()するメーニェの()(ぞく)に、

()(すい)(けん)(のう)(あた)えられた。



(みず)(ほう)()にあり、(たい)(りく)()(みん)(あふ)れ、

()(れい)(ざい)(にん)(はこ)ばれ、()(らく)()んでいた。



西(にし)のカヴァで(つく)られたオル(どう)()(ひろ)まって、

(あか)(つち)(おか)では()()ちるまで

(しょ)(けい)(おこな)われる。



()()(しょう)(かん)(ひる)(よる)もなく(いとな)まれると、

(こう)(がく)(ぜい)(ちょう)(しゅう)された。



(まち)(きた)にある(とう)()(じょう)では(まい)(にち)

()(ほう)(もの)(たち)(あば)れ、(やす)(いのち)()けあった。



(しょう)()した()(れい)には()(ゆう)を、

(はい)(ぼく)には(ひと)しく()(あた)えられる。



()(へん)(はたら)き、(ぼう)(りょく)(よく)(ぼう)(まち)()(はい)した。



()(ほう)(もの)(たち)ばかりの(まち)であっても、

ソーマの()によって(ほう)ができた。



()(かい)(まち)より(みなみ)(きん)(そく)()(さだ)め、

(きょ)()のない(かい)(たく)(きょ)(じゅう)(きん)()した。



この(ほう)で、(とう)()(りょう)(どう)(くつ)(こう)

(きん)(そく)()への()()(しん)(じょう)(やく)(てい)(けつ)した。



(ほん)()ち、(ほう)(つかさど)るソーマの(ぞう)

この(ころ)になって(つく)られたもの。



(ほう)(まち)(しゅう)()()(こく)する(もく)(てき)があった。



(ほう)(りつ)(つく)(もの)がいれば、(ほう)(りつ)(まも)らせ、

(ほう)(りつ)(さば)き、(ほう)(りつ)(したが)(もの)(あらわ)れる。



(ほう)(りつ)()(みち)()つけ、(こう)(ぜん)(ある)(もの)

(ほう)(りつ)(やぶ)(もの)も、(まち)には(おお)()た。



(しょう)(ばい)(がたき)(さつ)(がい)()(らい)する()(ぞく)



()(ぞく)(おか)されたと(うそ)をつく(がい)(しょう)



()(ども)(ゆう)(かい)し、(みの)(しろ)(きん)(よう)(きゅう)する(とう)(ぞく)



(とう)()(じょう)では、(こう)(ぎょう)(しゅ)による

()(せい)()(ばく)(おう)(こう)していた。



(おお)くの(はん)(ざい)(なか)に、

(ほう)(りつ)(かか)わる()(いん)(とく)(しょく)していた。



ネルタの(みずうみ)(しゅう)(へん)()()(ほう)(もの)(たち)(あらわ)れ、

(ぎょ)()まで(こう)(えき)(おこな)われた。



(じょう)(すい)(じょう)(ろう)(どう)(しゃ)が、

(とう)(ぞく)(おそ)われる()(けん)()きた。



(つか)まえた(とう)(ぞく)(みずか)らをネルタ(ぞく)()()った。



その(とう)(もく)()(ぶん)(せい)(とう)(かみ)()(しょう)し、

(えい)(ゆう)()(ざい)(こん)(とん)()(だい)にあって

ソーマの()(そん)()(しょう)する。



()()(くに)にしたカヴァの()(ぞく)真似(まね)て、

ネルタの(みずうみ)(しゅう)(へん)(せん)(りょう)して(くに)とした()(ほう)(もの)



(みなみ)(てん)(がい)(さん)(とう)西(ざい)はオーブと

カヴァの(さん)(みゃく)(かこ)われた(ほそ)(せま)()()



挿絵(By みてみん)



ネルタ(ぞく)(ふく)(すう)(みん)(ぞく)(あつ)まりで

その(きょう)(かい)(あい)(まい)だった。



ネルタの()(はん)()()いた()(ほう)(もの)

(ゆた)かな()(りゅう)(まち)(ぶん)(すい)(がい)との(へい)(どん)(たくら)んだ。



(じょう)(やく)()()して

()()(みず)(せん)(りょう)する()(ほう)(もの)(おう)(ぼう)は、

(しゅう)(へん)()(いき)(あつ)(れき)()んだ。



(ぶん)(すい)(がい)()(ほう)(もの)(しん)(りゃく)()()すべく、

(まち)(みなみ)(がわ)から(えん)(けい)(かこ)(ぼう)(へき)(きず)く。



(とう)()のエルテル(りょう)(みず)()(げん)(かく)()する(ため)

(ぶん)(すい)(がい)()(えん)して(ひがし)(がわ)への()(りゅう)()やした。



この(こう)()(えい)(きょう)で、

西(にし)(がわ)のカヴァは(かん)(がい)()う。



(ぶん)(すい)(がい)から(なが)れてくるはずの(かわ)()れ、

カヴァの(おう)()(まち)(てい)(さつ)(おこな)った。



(てい)(さつ)(さい)(ちゅう)、その(おう)()(けい)(きょ)(げん)(いん)

ネルタ(がわ)(にん)(げん)(つか)まってしまった。



(かれ)はこの()(けん)

()(りょ)(おう)()()ばれることになる。



この(おう)()には(はら)(ちが)いの(いもうと)()た。



カヴァの(おう)(しょう)()のあいだに()まれた(むすめ)で、

(かれ)()わりに()(ほう)(もの)()()()された。



(おう)(じょ)()(まえ)をサンスァラという。



(てん)(がい)(さん)()かる(ゆき)よりも(じゅん)(しん)で、

 (ぎん)(ぱつ)(よう)(こう)よりも(つよ)(かがや)き、

 (ぜっ)(せい)()(じょ)であった。』



カヴァの(こう)(ぶん)(しょ)にまで(しる)されている、

(しょう)(しゅつ)(おう)(じょ)でも()(ちょう)()(だい)(ふく)まれる。



サンスァラの(けん)(しん)により(おう)()(かい)(ほう)され、

(かれ)異母妹(いもうと)(たい)(せつ)(ゆび)()(あず)けた。



ネルタに(おく)られたサンスァラは、

(せい)(りゃく)(こん)(いん)(むす)ぶと(おも)われていた。



サンスァラは()(うん)にも、

(ぼう)(ぎゃく)なネルタの(おう)()によって

(ころ)されてしまう。



(とう)()のネルタ(しゅう)(へん)(かく)(めい)()き、

(こっ)()()()(とう)(いつ)(はか)られた。



(かの)(じょ)(かく)(めい)()()えにあったとされる。



カヴァには()(りょ)(おう)()(あず)けた(ゆび)()(とも)に、

(かの)(じょ)(みぎ)(うで)だけが(くに)(かえ)ってきた。



それがおよそ20(ねん)(まえ)




 ◆




(けん)(しん)(おう)(じょ)()



カヴァの(おう)(むすめ)()(いた)み、

(しょく)(にん)(はっ)(きん)(ぞう)(つく)らせた。



ネルタとカヴァとの(かん)(けい)(あっ)()する。



(こく)()(さん)(みゃく)(へだ)てられ、山間(やまあい)のカヴァには

ネルタを(ちょく)(せつ)()める(しゅ)(だん)()たなかった。



(ぶん)(すい)(がい)(けん)(ろう)(ぼう)(へき)(きず)かれ、

(かい)(どう)(けい)()することも()()ず、

カヴァの(こう)(ぐん)(やま)()える(ほか)(みち)がない。



ネルタの()()きた(だい)()(かく)(めい)では、

(いち)()(みん)(ぞく)(しゅく)(せい)され、

(ぶん)(すい)(がい)(なん)(みん)()やした。



(ぼう)(へき)(そと)にあった(きん)(こう)(しゅう)(らく)()かれ、

(かい)(どう)(とお)()(しゃ)(おそ)われ、

(かく)()(りゃく)(だつ)(ひろ)まる。



(ぶん)(すい)(がい)では()えた(なん)(みん)と、

かれらに()(そう)したネルタの(へい)()との(はん)(べつ)

(こん)(なん)とされた。



ネルタ(ぞく)(ちか)(あか)(がみ)というだけで

()(かん)(けい)(みん)(しゅう)(ぼう)(りょく)()るわれ、

(きん)(ぴん)(うば)われ、(いえ)()かれるなどの

(はん)(ざい)(まち)(ぞう)()した。



(しゃ)(かい)()(へい)し、(みん)(しゅう)(かん)(じょう)(はつ)()(さき)

(ひつ)(ぜん)(てき)()(りゅう)へと()かった。



(まち)には(たい)(りょう)()(しゃ)()て、

()(のこ)った()(ども)()()いされた。



こうして(たい)(せき)した()()(じん)(だい)(しょう)(たか)く、

(せき)(にん)(しゃ)である(そう)(とく)()(はら)うことになる。



――(ぶん)(すい)(がい)(そう)(とく)(ころ)された。



(そう)(とく)()(ぞく)(とう)(ぞく)(おそ)われ、

(せい)(とう)(こう)(けい)(しゃ)(うしな)った。



()()えられた(あら)たな(そう)(とく)(ほう)(かか)げ、

(みん)(しゅう)にさらなる(こん)(らん)(あた)えた。



この(しん)(そう)(とく)(あく)(せい)で、

ネルタを(いきお)()かせる()(たい)へと(はっ)(てん)する。



それから()もなく

ネルタに(だい)()(かく)(めい)()き、

(れき)()()(かえ)された。



(かく)()(はん)(ざい)(えき)(びょう)

()(たい)(あふ)れるこの(ころ)には、

(あか)(つち)(おか)での(しょ)(けい)()(らく)(すい)退(たい)し、

(あら)たな(こう)(きゅう)(しょう)(かん)()てられていた。



(なん)西(せい)()のカヴァとネルタが

(にら)()っているあいだに、

(とう)()では(えき)(びょう)(ひろ)まっていく。



ペタは(えき)(びょう)(はっ)(せい)()(とく)し、

エルテル風邪(かぜ)()ばれたこの(やまい)

(かく)()(きょう)(こう)()()こす。



(さい)(しょ)の1(ねん)()(すう)(びょう)()(しゃ)()し、

(さく)(もつ)(しゅう)(かく)(おく)れるだけでは()まずに、

(えき)(びょう)(しゅう)(へん)(りょう)()にも(えい)(きょう)(およ)ぼした。



()(ぞく)()(りょく)(あつ)めて(しゅう)(だつ)(おこな)い、

(みん)(しゅう)()(しき)(つく)って(りゃく)(だつ)(はし)り、

(どろ)(みず)(もと)めて(ころ)()いが()きた。



()べる(もの)(うしな)い、(おんな)()(ども)()られ、

(とう)(ぞく)()え、(みち)()(たい)(ころ)がった。



この(きょう)(こう)(げん)(いん)で、エルテル(りょう)

メーニェの()(ぞく)との(れん)(らく)()たれる。



()(ぞく)からの()(えん)(うしな)いつつあったところに

エルテル(りょう)(しゅ)(びょう)()し、(あら)たな(りょう)(しゅ)(もと)

(みなみ)のオーブ(りょう)(べつ)(えき)(びょう)()()こした。



(きょう)(こう)にあっても、

ネルタは(みずうみ)(しゅう)(へん)()(はい)(せい)(とう)(せい)

(しゅ)(ちょう)(つづ)ける。



サンスァラ(おう)(じょ)(ころ)されたカヴァは

ネルタに(たい)する(ほう)(ふく)(しゅう)(ちゃく)し、

()わらず(てき)(たい)()()(しめ)(つづ)けた。



エルテル、オーブ、ペタの(とう)()(りょう)は、

(えき)(びょう)(まん)(えん)により(かい)(にゅう)もしない。




(ぶん)(すい)(がい)(ぼう)(へき)(なか)(きょう)(らく)(ふけ)り、

(あら)たな(そう)(とく)(ほう)(かげ)

ネルタを()(えん)していた。



カヴァとネルタの(いが)()いは(つづ)き、

(ちょう)()()した(たい)(りつ)(りょう)(こく)(ひん)(きゅう)していく。



カヴァでは()(りょ)(おう)()(ふく)(しゅう)(ため)

ネルタを()(じゅん)()(すす)めていた。



(おう)()(なが)(ねん)(げつ)()けて

ネルタを(へだ)てる(さん)(みゃく)(けず)り、

(ぐん)(すす)(みち)(つく)った。



(やま)をも穿(うが)つ、カヴァの(しゅう)(ねん)。』



こう(うた)われたカヴァは、

西(にし)(はし)から(みずうみ)までを(つな)(さん)(どう)(しん)(ぐん)し、

(ふゆ)(わず)(じゅう)(すう)(にち)でネルタを(やぶ)った。



20(ねん)(わた)(せん)(そう)は、カヴァが(しょう)()(おさ)める。



(せん)(そう)(しゅう)(けつ)しても、

(うしな)った(せい)(かつ)(もと)(もど)ることはない。



(せん)(そう)(きず)(あと)(かく)()(ふか)(のこ)り、

(けっ)(そん)したものは(しゅう)(ふく)さえできない。



(せん)(そう)(えき)(びょう)(こん)(らん)(おさ)まりつつあると、

(しま)(なが)らく(かん)(しょう)して()なかった

メーニェの()(ぞく)()()った。



(あか)(つち)(おか)()てられた(こう)(きゅう)(しょう)(かん)の、

()(ぼう)(えい)()(すぐ)れたドレイプの(もと)に、

(あか)(がみ)()()一人(ひとり)やってくる。



(しま)にはまだ、(のこ)()(くすぶ)(つづ)ける。



挿絵(By みてみん)




 ◆ (だん)(しょう) 『(ぜっ)(かい)(みなしご)』 おわり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ