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怠惰は罪ーやる気無しのやり直しー  作者: 味ノ素 味格
10/11

ゲームで眠いの通り越すとハイになるよね?それと一緒。

「じゃあさっそく魔術を教えてくれ。」


拠点に戻ったアキトは早速魔術を習得しようとソフィアに質問した。


「この世界エルマグナは豊富な魔法力「マナ」が満ち溢れていて、大気中・大地・海・あらゆる生物にマナは宿っており、そのマナを制御し操る事を魔術と言い………」


「ちょっと待った!ストップ!ストップ!」


「かしこまりました。再開する際はお声かけください。」


アキトはうんざりしながら

「すまん。違くて魔術の説明じゃなくて魔術の使い方を教えてくれ。短く完結に頼む。」


「………魔術は魔力を練りイメージしながら発動キーを唱えると発動します。」


「いやそうなんだけどね!その発動キーがよくわからないんですよ!呪文みたいなもんなんだろうけど、その呪文がわからないんだよ!」


「基本初級魔術書の閲覧が可能です。いかがいたしますか?」


「頼む。」


やっと魔術がつかえるのかと思っていたら


「閲覧できる魔術書が236冊ございます。どれを閲覧しますか?」


頭の中にずらっと本のタイトルが並んでいく


「多!!てか気持ち悪っ!これ全部初級魔術書かよ!」

一気に大量の魔術書のタイトルが頭の中に入っていき情報処理が追いつかなく気分が悪くなってくる。


「うぇー気持ち悪ー。なになに?基本攻撃魔術書、基本防衛魔術書、基本補助魔術書、なんか全種類に基本付けたやつばっかだな。てかそんだけならこんな数ないだろ。ん?」


メルル先生直伝愛の攻撃魔術


メルル先生の刺激的な結界術


メルル先生の情熱補助魔術

なんだこれ?


「なんだよこのメルル先生シリーズは!こんなうさんくせぇのいらねぇだろ!てかメルル先生シリーズの次はなんだこれ!簡単な攻撃魔術の料理本て!これ基本じゃなくてもはや応用だろ!」


よく見たらよくわからん内容の本が大量にある。


「この中でまともな本探さなきゃかよ…とりあえず基本魔術の入門書ってのと基本攻撃魔術書、基本防衛魔術書を読むか。」


「かしこまりました。可視化するのとアキト様にインストールするのはどちらがよろしいでしょうか?」


インストール?何それ怖い。


「とりあえず基本魔術の入門書から可視化してくれ。」


ブォン


目の前に本のタイトルが現れる。


「へースマホの本読む感じでできるのかー。しかも空中にあるから楽だな。」


そう言いながらめくっていくと目次が出てきて、アキトが下の方を見ると。


「せせせせせんにひゃくはちじゅう!?」


入門書で1280ページ!?しかも基本だぞ!

確かに基本は大事だが………


「いや待て待て、入門書で1280ページだぞ。しっかりとイメージしながら読み終えるのに最低でも1日はかかるぞ。ソフィア、攻撃魔術書と防衛魔術書も見せてくれ。」


「かしこまりました。」


ブォン


攻撃魔術書と防衛魔術書のタイトルが空中に現れた。

アキトはすかさずページをめくる。


攻撃魔術書763ページ

防衛魔術書814ページ


「はぁー良かったぁー。流石に1000ページ以上は無いかーって良くねぇよ!1種類だけで700ページ超えてぇぇぇ!!」


こんなの覚えるのに何日かかるんだよ。ただ読むだけでも最低でも2日かかるぞ。

いやいや本のページ数が多いのは仕方ない。むしろ普通なのか?

日本の参考書とかもこんな感じで時間をかけて理解していくのが普通だけど、俺は異世界で絶賛サバイバルnowなわけですよ。

時間かけてる余裕はねーな。


アキトが悩み唸っていると


「可視化はやめ、インストールいたしますか?」


「あぁなんか言ってたな。インストールってなんだ?」


「アキト様に直接情報を流し込むことです。普通に読解するよりは早いですが、理解力と熟練度に関しては可視化して自身で読んだ方が上がります。」


なるほど、インストールって言葉通りってわけか。

ただ理解力と熟練度はあまり上がらないと………

いや、今はそんな事言ってらんないな。

読むのなんて時間が空いた時にすればいい、今は一刻も早く魔術を覚えて備えないと。


「ソフィア、入門書からインストールしてくれ。」


「かしこまりました。これよりインストール開始致します。アキト様の脳に負荷がかかりますのでお気をつけください。」


「は!?負荷ってなんだそ」


アキトの視界が歪む。


急激に頭が痛くなる。


「うぎぎっ…あぁぁぁぁ!」


痛い、頭が割れそうだ。

だけど文字が…文章が…魔術の使用法が入ってくる感覚がある!


アキトは地面に倒れ込む。


「インストールを完了致しました。」


アキトはゆっくり起き上がり、右手を出す。


「マナよ。礫となりて放たれよ。マジックショット!」


拳大の魔力の塊が掌から飛び出て木に激突する。

アキトは鼻血を出しながら笑う。


「魔術使えたぜ。」


アキトはまた倒れた。



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