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死なない魔女の日常譚  作者: 夕張時雨
一章 彼女の日常
2/45

森の中で不思議な少女に出会いました

はい、1ー2ですね

では、どうぞ

その頃、音の発生源では

15歳ぐらいの少女が人の形をした黒い影の怪物(・・・・・・)の前に倒れていた。

影の怪物はその少女の頭めがけて、その腕を振り下ろした…が、

―その腕が倒れている少女に突き刺さることは無かった。

ウガァァァァァァァァ!

異形の咆哮が響く。そこには、宙を舞う怪物の黒い腕があった。

「ふぅ、間一髪だったかな」

藍色のローブを纏い、つば付きの三角帽子を被った魔女(・・)はニヤリと笑い、そして…



「うぅ……ここは……?」

彼女が目を覚ますとそこには凄惨な光景が広がっていた。

彼女の周りの地面は黒く染まり、その中心に誰かが立っていた。

「あ、あなたは…だれ?」

「やっと起きたようだね。初めまして、私のことは魔女とでも呼んでくれればいいよ。君の名前は?」

私の……名前?名前は……名前は……

「名前、名前……うっ、思い出せない……」

「そっか、記憶がないのかぁ……」

私は、少し思案するように黙り込んだ。

「あの貴女はいったい」

彼女は戸惑いながらも聞いてきた。

「私は近くにすんでいるただの魔女だよ。それより君は早く逃げるんだ、ここは危険だからね。真っ直ぐ走れば村が見える……と思うから」

私は、曖昧にそう促すと森の奥へ進もうとした。

すると彼女は、

「わ、私も連れて行ってください」

「なんで、ついてきたいの?もしかしたら死ぬかもしれないんだよ?」

「それでも、行きたいんです。連れていってください」

私がどんなに避難を促しても、彼女は「連れていってください」の一点張りだった。

「わかったわかった、連れて行くよ。ただし、命の保証はしないから」

「大丈夫です、きっと魔女さんが護ってくれると信じてますから」

彼女は笑顔でそう言った。

まったくこの子は……絶対に守らなきゃいけなくなるじゃん……。

「じゃあ、行こうか。私の後ろに乗って」

彼女は私の乗る箒の後ろに乗った。

「しっかり捕まっててね!」

むにゅと彼女の胸が私の背中に当たった。

「何でこんなに大きいんだろう……」

と、私は自分の薄い胸元を見て呟いた。

「何か言いましたか?」

「あ、なんでもない。それより落ちないようにね」

そう言うと、私はかけていた片眼鏡モノクルに魔力を送り、効果を発動させた。

「南西方向、距離300ってとこかな。飛ばして行くよ!」

私たちは、恐らく首謀者がいるであろう所へ向かって行った。

ここも、何書こうかなぁ…


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