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幻想国家郷  作者: ぐっち
30/62

第28話 最後の戦い5

今回はいつもより少し長いです


皇帝から神帝へと変更しました

ここはデッドブラックフォートの国内の平野だ、その平野に八雲西行寺軍の軍旗が高々と立てていた

八雲西行寺軍はデッドブラックフォートの首都エンペダークを包囲していた、首都には約数十万の首都防衛軍が待ち構えていた


エンペダーク包囲初日


ボンっボンっボンっ


榴弾砲が空気を激しく振動させる

撃ち出された砲弾は放物線を描くように飛んでいきエンペダークの民家に直撃した


八雲西行寺軍は三日目に総攻撃を仕掛けることにした


二日目


八雲西行寺軍の榴弾砲は珍しく砲弾を撃ち出していなかった、それは首都防衛軍も何も動きは無かった


三日目


八雲西行寺軍の陣営は慌ただしく動いていた、そう今日は首都の総攻撃の日だったからだ


八雲西行寺軍の陣形は前衛に戦車及び装甲車といった装甲が高いものがくる

中衛は歩兵戦闘車や歩兵輸送車両といった歩兵を中心に構成されている

後衛は自走砲やロケット砲で構成されている

空は輸送ヘリを中心に戦闘ヘリが主に前衛に配置してあった


こうして八雲西行寺軍は総攻撃を開始した


バラバラバラバラ

ゴゴゴゴゴッ


ヘリのローター音と戦車のエンジン音が静かだった平野の平穏をかき乱す


デッドブラックフォート側


兵士1「ついに来たか」


兵士2「これは追い返せないぞ」


デッドブラックフォートの兵士たちは遠くにいる八雲西行寺軍に恐怖した


首都防衛司令部


ここは首都防衛の中心だ、中はヘッド音のような通信機器を装着した通信兵数名と士官服を着込み勲章をぶら下げている士官が3名いる、士官たちは地図をガン見しながら戦略を練っていた


通信兵「司令!敵が動き出しました!」


?「数は?!」


彼は首都防衛軍の司令官である


通信兵「約数千万!」


?「ほう、だが、それは目測であろう?実際は数百億くらいが参加しているという情報を掴んだ」


彼は軍専属の対外諜報組織DD5の情報士官である


?「それでこれほどの強大な敵から神帝陛下は守れるのかね?」


彼はデッドブラックフォートの頂点である皇帝を守るデッドガード護帝隊の第1護衛師団の師団長である


司令「うーん、難しいですな、ですが、神帝陛下が逃走できるほどの時間は稼げるでしょう」


情報士官「そうですね、それくらいは稼げましょう、それならば隠れ家と逃走経路や資金などは我々が用意しましょう」


師団長「そうか、隠れ家が用意でき次第我々の部隊が隠れ家で待機、逃走経路にもデッドガードたちを派遣しよう」


3人は神帝陛下を中心に防衛を計画を進めていった


八雲西行寺軍側


前衛の先頭の戦車隊


戦車の上部ハッチから二人の兵士が双眼鏡を覗いていた


戦車兵1「隊長、これは簡単には行かないですぜ」


デッドブラックフォートの首都エンペダークは要塞化されており、対空、対戦車、対歩兵と万能型だった


隊長「ああ、これは大勢死ぬぞ」


ヒュルルル


隊長「!?あれは、クソッ避けろ!」


ドカーン


前方から金属の物体が高速で戦車隊の元へと向かい爆発した、それによって先頭の戦車隊の隊長車が大破した


隊長「クソッ全車撃ちかえせ!」


ボンっボンっボンっボンっ


隊長は戦死した戦車隊隊長に代わり、戦車隊に攻撃命令を出した


エンペダーク前線基地


司令部


通信兵「司令!先頭に立っていた、戦車隊が先制攻撃を受け、戦闘開始!」


司令「始まったか」


通信兵が戦闘開始ということばを叫ぶと司令と呼ばれた男は何かを悟ったような表情をした


司令「よし、後衛の部隊は前、中衛の支援に付け!前、中衛はそのまま前進せよ!」


前線


すでに先頭に立っていた戦車隊は全滅していた、前衛の隊長は戦車と装甲車に回避行動+射撃命令を出していた


前衛隊長「もうそろそろ、後衛からの支援攻撃が来るはずだ」


後衛がいると思われる方向を双眼鏡で見ていた前衛隊長はある光を認識していた、それは見える限りの地平線にその光は光っていた

その光が光った後、砲弾かロケットが白い雲を上空に作りながら放物線を描くのが見えた


前衛隊長「よし、来たか」


砲弾とロケットはあの光が光った後から約15秒後にエンペダークに着弾した


ドカーンドカーンドカーンドカーン


前衛隊長は比較的、エンペダーク寄りだったので爆発の光を認識してから約数秒後に爆音が前衛隊長のまわりに響いた


前衛隊長「敵の攻撃が止んだな」


前衛隊長が言ったとおり、エンペダークからの砲撃や銃撃は電話が切れるように途切れた


前衛隊長「全車、回避行動を止めて、全速前進せよ、射撃も敵とコンタクトした時以外は禁止だ」


前衛隊長は以上のことを無線で言った


後衛の支援攻撃により、エンペダークの防御施設からの攻撃が止み、八雲西行寺軍は真っ直ぐエンペダークへと向かった


戦車兵2「こいつあ、ひでぇな」


戦車兵3「ああ、全くだ」


戦車兵の二人はデジタルカメラ越しにエンペダークを守っていた要塞を見た、いや、要塞だったものを見たと言った方が正しいだろう、要塞は酷く損傷していた、黒焦げになり、要塞の外壁は破壊され、要塞の中で我々と戦っていた敵兵士だったものは黒焦げになっていたり、体の一部が欠損していたものが多数だった


前衛隊長「中衛隊長、応答せよ」


無線「こちら中衛隊長だ」


前衛隊長「中衛隊長、ある程度の場所は確保した、兵士を下ろしエンペダークを占拠せよ!」 


無線「了解、前衛隊長、今から歩兵を展開させる」


前衛の戦車、装甲車はある程度の安全確保をしていた

そこに中衛は輸送してきた歩兵を下ろしエンペダークの占拠に乗り出した

次回はエンペダークの攻防戦です

そろそろこの戦争にも終止符が打たれようとしています

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