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詩全集4

スターター

作者: 那須茄子
掲載日:2026/08/09

はじまりはいつも

胸の奥でかすかに震えてる

見えないスイッチの音

押したのが誰なのか

わからないまま

光だけが先に走り出していく


昨日の曖昧さに目を細め

小さな影を踏まないように

そっと息を吸い込む

するとそよ風が

「大丈夫だよ」と言うみたいに

頬を撫でてくれた

私が私であるということを

誰にもほしょうはされない、数え切れないほどの

同じ日々が続いていく

けれど

この胸の高鳴りはきっと偶然じゃない

遠い未来のどこかで

私が拾い上げた願いの欠片が

時間を越えて

今の私に触れたんだ

奇跡はすぐ傍でいつも見守ってる

そう感じ合えれば、信じ切れば

ときめく予感は必ず的中するのさ


ひとつ、またひとつ

叶わない夢はなくなり

流れ星の

あの光もこの光も

選ばれた道にあるんじゃなくて

選んだ瞬間に生まれるものへと変わる

途が路に成った、軌跡の上に奇跡が重なり

辿り着いた先で

たったひとつを愛せる時間が育つ

逆算で導ける答えなんて

とうに果てた一方通行

歩き出さなければ何も始まらない


踏み込んだ未来はまだ

ぼんやりとした輪郭しかなくて

すぐに遠ざかる

それでも追いかけたいと魅せられるのは

あの日

心から好きだと思えるものに

巡り合えたから


このスタートの音は

誰にも聞こえなくていい

私だけが知っていれば

それでいい

それで充分





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― 新着の感想 ―
眩し過ぎて涙が溢れるほど  (^_^。)  〉遠い未来のどこかで 〉私が拾い上げた願いの欠片が 〉時間を越えて 〉今の私に触れたんだ 〉奇跡はすぐ傍でいつも見守ってる   うふふ♪ イイねぇ〜♪…
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