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「あの〜、福田先生居ますか?」

 サッカー部の顧問でもある社会の先生に、職員室まで連行された挙句……。

「は……はい……」

 担任の福田の声……あれ?

 何だ?

 いつもと……明らかに……。

 地獄の底から響くような……。

「あ……あの……先生のクラスの生徒がイジメを受けてるみたいなんで……え……?」

 のそり……。

 福田は自分の机から立ち上がり……。

 何だ、おい、どうした?

 目が座ってる。

 ガンギマリとは、この事か……。

「ああ……池田君か……そうか……この前も……」

「あ……あの……気付いていたなら……」

「すいません……もう僕は心を入れ替えました。これからは、教師としてやるべき事をやります」

「あ……あの……ふ……福田……先生……?」

 サッカー部の顧問の声が震えてる。

 何か……おかしい。

 何か……マズい。

「じゃあ、ちょっと2人で話をしようか?」

 福田は、俺の方を見て、そう言った。

「えっ?」

「いじめを受けてるんなら、正直に言うんだよ。僕が君を職を賭してでも守るから……」

 え?

 いや、待って……。

 サッカー部の顧問に……視線で助けを求め……。

「あ……あの……福田先生……」

「大丈夫です……僕は心を入れ替えました。生徒を守る教師になります、はい……」

 たすけて……たすけて……たすけて……。

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