盗賊の頼み
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「さて、行くぞ」
トーヤは二人にそう言い歩き始めた。
ゴーキは従い、セイナは戸惑いながらも歩き始めた。
「ま、待つのだ!なぜ行くのだ!ここは普通話を聞いて受け入れるのだ!」
「知らん、お前の常識を押し付けるな」
「トーヤさん、話くらい聞いてあげてもーーー」
「どうせ、自分達よりも強い盗賊、もしくは討伐隊にアジトを取られ、潰されたから取り返して欲しい、とかなんだろ?」
トーヤがそうきくと、盗賊は目をそらした。
「前者なのだ...」
「ほらな?」
「それだったら、俺達が介入する話じゃなさそうだ」
「そうですね、少し可哀想ですけど」
「どこがだ。こいつが弱いのが悪い」
「ち、違うのだ!いや、そうだけど違うのだ!」
盗賊は何かを否定した。
「なにが言いたい?」
「あいつは、強すぎるのだ!」
「知らんわ」
「なんせ、『雷帝』らしいのだ」
「...なんでこうも帝王にあうのかね」
「え?なんなのだ?」
トーヤ達が元炎帝に会ったという事実を知らない盗賊はキョトンとしている。
「あいつは、前は別の場所をアジトにしていたのだ。なのに最近になって急にこっちに来たのだ。こっちはまだ先代からうけついだばかりなのだ。そこを狙うなんて卑怯なのだ」
「知らんわ」
「雷帝とかいうだけあって魔法が強力なのだ。手も足もでなかったのだ。いくらなんでもあれは強すぎるのだ」
「それに俺たちが勝てると?」
「そうなのだ!」
「つーかお前のアジトって雷帝の山にあるのか?」
「そうなのだ!」
「じゃあ、山には詳しいか?」
「勿論なのだ!」
「俺たちは山を越えたいんだ。案内を頼む」
「まかせるのだ!」
この時、盗賊は取引だと思っていたが実際には違った。
(言質はとったし、大丈夫だろう)
「おい、トーヤ。まさかお前...」
「ん?気づいたか?なに、心配するな。言質はとった。証人はお前でいい」
「お前な...」
そう、代わりにとは言ってないため、盗賊が一方的に案内するだけなのだ。
「ぼくはコウなのだ!よろしくなのだ!」
「トーヤだ。こっちがゴーキで、こっちがセイナだ」
「よろしくな」
「よろしくお願いしますね」
そして、盗賊のコウを含めた四人は雷帝の山に向かって歩き始めた。
更新についてですが
私の仕事が休みの次の日にしたいと考えてます
だいたい、4日行ったら1日休み
みたいな感じなので更新はそんな感じで
これからもよろしくお願いします




