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聖女召喚されたけどハロウィンの仮装をしてたので魔女と間違えられました  作者: 葉月秋子


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聖女 42 脱出

42


「ふん、おかしな手応えだ。

 『幻惑』は発動しているはずなのに」


「腕が落ちたか、トルマリン。

 どけ。私がこの上から『魅了(チャーム)』をかけてみよう」


「えー、魅了されたこれに迫られてもいいの?

 豪傑だね、チャーミング」

 巻き毛のアンジェロが笑った。


「ロリコンのお前に言われたくないわっ」


 と、目の前に迫って来た、金髪王子。


「アルカ」

 

 やけに甘ったるい声を出す。


【『魅了(チャーム)』発動感知】


「君は素敵な人だ、アルカ。

 その黒い衣装も、きつい化粧も、なんと君によく似あっている事か。

 さあ、僕を受け入れて。

 僕たちと一緒に、世界を回ろう」


 うーん・・・どうしよう・・・。

 

 体は少し治ってきたようだけど、ちゃんと動けないし・・・ここは魔法にかかったふりして様子見しようか・・・。


 しかしこの金髪王子の、どアップが・・・。


「アルカ。僕の素敵な人・・・」


 ・・・ちょっと・・・生理的に・・・。


「絶対に君を大切にするよ。

 さあ、約束の印の口づけを」


 うわーーーだめーーーっ!


「断るーーーっ!」


 私は叫んで、金髪を思い切り突き飛ばした。


 


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