表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女召喚されたけどハロウィンの仮装をしてたので魔女と間違えられました  作者: 葉月秋子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/138

聖女 28 ナンドール南教会 その2

28


 少し通りを進むと、あたりの様子が変わった。


 建物は中世風の、同じ二階建ての木造だが、古びて手入れが悪くなってきた。

 人々の服装も地味になり、その表情も、暗い。

 ヨミが一緒で良かった、と思うような、眼付きの悪い男たちも目立つ。

 ぼろを着た痩せた子供たちが、通りを走っていく。


 古着を着たヨミは良いけど、子爵の軍服と私の黒いローブが、場違いで目立つようになってきた。

 そっと帽子に言って、帽子とローブの色をくすませ、目立たないようにさせる。


 あたりはだんだんスラムっぽくなってきた。


「王都ナンドールには、中央の大聖堂の他に、東西南北に四つの教会があります。

 姉が属していたのは、この先の南教会。

 都でも、一番貧しい地域にあります」


 なるほど。


 ここらは聖女様御一行の観光ルートから、外れているのね。


 美形四人組と一緒だったら、案内されなかっただろう。


 豊かなドア・ナンドールの恩恵を受けていない部分だ。



 投げ捨てられたごみ。得体の知れない臭い、うずくまる老人たち。


 そんな間を過ぎていき、水の涸れた噴水のある広場に出ると、こぢんまりした教会があった。

 池の水は涸れているけれど、あたりはごみもなく、頻繁に手入れされていることがわかる。


 アンドレアはとんとん、と扉につけられたノッカーを叩いた。


「教母様、アンドレアです」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ