↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
26/28

再び北へ

フランの目的と秘密を知ってから、俺は彼を手伝うと決めた。

水を向けるとすぐに相談が始まったので、彼もそのつもりだったようだ。

なにしろ途中で稼ぎながら旅する俺と違って、フランはいつも自腹だ。

俺に彼のような知識は無いが、目的さえ分かっていれば少しは調べものも出来る。


フランが今一番気になっているのは、旅の途中で聞いたドワーフの事らしい。

気まぐれに人間と交流しにやって来るが、北東の山のどこかに住んでいる、という事しか分からないそうだ。

だが彼らの作る物は珍しいものばかりで、医療も独自のものがあるかも知れないという。

なかなか面白そうな連中だ。


それに加えて、北には妖精の噂があるそうだ。

妖精も昔はたくさん居たらしいが、今は全く見かけない。俺も見た事がない。

だが北のとある場所には、人を寄せ付けない妖精たちが住む森がある、と言われているそうだ。

運が良ければ彼らに出会えるかもしれない、と言うフランの顔には期待がこもっていた。


そんなわけで、また北への旅に出ることになった。

季節は夏の始めだ。今のうちに移動しないと、北の夏はすぐ終わる。


俺は必要な服を全て繕(つくろ)い、フランからは使えそうな薬草類や茶、それに連絡用の鳥を預かった。

街で携帯食を探していると、たまたまサフが見つかったので、それも買った。

旅というのは目的があると、準備すら楽しいものなのだ。

これも新しい発見だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。