↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/28

フランの帰国

ハラドには着いたが、フランが探している防寒着はなかなか見つからなかった。

到着してから三日になるが、目的の物がないという。

俺に至っては、そもそも着られる大きさのものが揃わない。

オークは他種族に比べて体が大きいせいだろう。


やはり来年まで予定を伸ばそうか、とフランは言い出した。

だがここまで来て、今さら引き返すのは気が乗らない。

組合に行ってみると、北への護衛の仕事は余るくらいあるという。

何とかならないか、と毎日のように街を回った。


だが今日の昼になって、一羽の鳥がフランの所にやって来た。

手紙を運ぶ鳥で、足に細い筒があり、中に丸めた手紙が入っていた。


学者たちは大陸中を旅して研究するため、「翼と爪」と呼ばれる組合と同じような組織があるらしい。

だが基本はどこかの国に属していて、資金はそこから出るそうだ。

その国から呼び出されたので、戻らなければならないという。


頭を抱えるフランに、「俺は俺でどうにかするから戻れ」と言った。

金を絶たれると困るのは彼だ。俺は護衛で稼げる。

フランの探しているものは見つからないようだが、防寒着そのものはあるのだ。

それにまだ暑い今の内なら、行ってすぐ戻ればいいだろう。


「これ以上はあまり北に行かないようにね。すぐ戻るから」

と言ってフランは南東へと戻って行った。

一応頷(うなず)いて別れたが、そのまま北へ向かう仕事を受けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。