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目が覚めた。
目の前には八ツ目の化物。
思わず悲鳴を上げそうになった。
微細な振動が身体を伝う。
周囲には目の前の化物と同じような存在が我先にと逃げ出している。
本能で理解した。
早く逃げないとあの化物に喰われる。
足を縺れかけながらも懸命に走る。
逃げ切れた…か?
安堵した事によって全身を弛緩させる。
否、油断してはいけなかった。
脅威はまだ去ってはいない。
寧ろ、アレから逃げきれたところから本番なのだ。
この世には安息の地は無い。
せいぜい足掻き、しぶとく生き残るしかない。
この地に平和は無い。
この世界が滅ぶまでは。
目が増えたところで何の役にも立たないのだ。
私が感じたのは死、そのもの。
次こそは…次はもっと上手くやろう………………次?
私の意識はそこで途絶した。




