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目が覚めた。
『目が覚めたか。起きたばかりで悪いが仕事だ』
仕事か。仕方ない。
外に出る。
今日の仕事はとある場所にある物を運搬するという事だ。
周りを見ると同じような者達がゾロゾロと歩いている。
暫く歩くと目的の物が見えてくる。
アレか。
確かに巨大だ。
皆で力を合わせないと動かす事すら難しいだろう。
他の作業員と協力して運ぶ。
私は運搬する者達を誘導する作業に着いている。
やはり物事は分担して作業する方が効率がいい。
荷を運ぶ者。運搬者の補助をする者。運搬の誘導を行う者。作業全体の監督をする者。
ふと影が差した。
上を見る。
大きな衝撃が身体全体を襲った。
痛い。
全身が悲鳴を上げる。
痛い。
痛い。
痛い。
辺りには私と同じように全身を痙攣させている者。
難を逃れた者は散り散りに逃げ出して行く。
再度暗くなる。
圧迫。




